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「今年のロボット」大賞シンボルマーク
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経済産業省は、「今年のロボット」大賞2008優秀賞として、優秀賞8件のロボットを発表した。
「今年のロボット」大賞は、民間の研究開発とロボット技術活用を促進し、市場を創造していくことが目的の表彰制度。今年で3回目の開催となる。昨年のロボット大賞にはファナックの「高速ハンドリングロボット」が選ばれた。
今回選ばれた8件の優秀賞の中から、「今年のロボット」大賞(経済産業大臣賞)1件、最優秀中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞)1件、日本機械工業連合会会長賞1件、中小企業基盤整備機構理事長賞1件を選出し、12月18日に発表、表彰式を実施する予定。
ロボットは「サービスロボット」(44件)、「産業用ロボット」(5件)、「公共・フロンティアロボット」(4件)、「部品・ソフトウエア」(12件)の計4部門64件の応募があった。受賞した8件のロボットは下記の通り。
● サービスロボット部門
・Omnibot17μ i-sobot(オムニボットワンセブンミューアイソボット)
株式会社タカラトミー
・自動ページめくり器「ブックタイム」
株式会社西澤電機計器製作所
・食の安心・安全に貢献する田植えロボット
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター
・ロボットを活用したエンジニア育成ソリューションZMP e-nuvo シリーズ
株式会社ゼットエムピー
● 産業用ロボット部門
・組込型ロボットXR-G シリーズ
株式会社デンソーウェーブ
・第10世代液晶ガラス基板搬送ロボットMOTOMAN-CDL3000D
株式会社安川電機
● 公共・フロンティアロボット部門
・能動スコープカメラ
東北大学、国際レスキューシステム研究機構
● 部品・ソフトウェア部門
・超小型MEMS3軸触覚センサーチップ
東京大学、パナソニック株式会社
なお、今回優秀賞を受賞したロボットを展示する「今年のロボット」大賞展2008が12月19日(金)~12月21日(日)まで開催される。会場は東京港区のTEPIAプラザ。時間は10:00~17:00(21日のみ16:00終了)。会期中の19日、20日には「今年のロボット」大賞2008記念シンポジウム、20日、21日には小学校高学年を対象とした「CAMPクリケット」「レゴマインドストーム」のワークショップも実施される。いずれも無料だが、シンポジウムとワークショップは事前登録制。
■URL
「今年のロボット」大賞2008
http://www.robotaward.jp
ニュースリリース(PDF)
http://www.meti.go.jp/press/20081121001/20081121001.pdf
「今年のロボット」大賞展2008
http://www.robotaward.jp/for_general/
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( 清宮信志 )
2008/11/25 18:10
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