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「新型ASIMO」のフィギュアが登場!
〜フィギュアで実感、ASIMOの進化〜

Reported by 森山和道

ASIMOアクションフィギュア2。価格は2,100円
 「新型ASIMO」と呼ばれている通称「走るASIMO」の1/8フィギュア「ASIMOアクションフィギュアII」が登場している。ホンダの二足歩行ロボット「ASIMO」のフィギュアである。関節自由度を26から34に増やし、身長を10cm伸ばした「新型ASIMO」が発表されたのは2004年12月のこと。しかしながら、これまで長らく「ASIMO」のアクションフィギュアはリニューアルされる前のバージョンのもの(製品名は「ASIMOアクションフィギュア」)しかなかった。ASIMO好きにとっては待望のフィギュアである。

 企画・販売はこれまで同様、ホンダのグッズを取り扱っている株式会社ホンダコムテック。ホンダ関連グッズを扱っているショップや科学館のミュージアムショップなどで取り扱われている。筆者は日本科学未来館のミュージアムショップで購入したが、Webショップでの通信販売でも購入可能だ。旧来モデルはもう置き換えられていると思われるので、むしろ見つけられたらレアかもしれない。

 ASIMO運搬ケースをモチーフにしたというパッケージから、本体を取り出してみよう。フィギュア本体のサイズは56.3×46.3×162.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量84g。材質はABS、ATBC-PVC。オプションとして平手がついている。「新型ASIMO」を1/8サイズで忠実に再現しており、首や胴体、手首など新型ASIMOで追加された各軸が可動する。新型ASIMOは旧来のASIMOよりも全体が丸くデザインされているのがわかる。胴体のヨー軸を回転させたときにも胴体がずれて見えないように工夫が凝らされている。お尻部分もなめらかに丸くなっており、それらのカーブが実にうまく再現されている。

 もちろん、あの腰を深く落とした独特の走るポーズも取ることができる。各関節軸の保持力は極めて高い。ASIMOはカーブを曲がって走るとき体を大きくバンクさせるが、そのポーズのままで止めることもできる。素晴らしい。ダンスポーズも思いのままだ。実際にポーズを取らせるために改めて動画を見直しながらカチャカチャとフィギュアを動かしていると、ASIMOの動きは全身の関節の自由度を目一杯使って作られていることがよく分かる。


新型ASIMOの「ASIMOアクションフィギュアII」正面 側面。スリムになったランドセルからお尻までのカーブが美しい バストショット。細かいところまでよく再現されている

スピード感を表現したという頭部 握りこぶし。平手と差し替え可能 新型ASIMOの胴体は回転してもズレが目立たない

バンクさせても姿勢を保持して立てる 走行ポーズで側面から 腕と胴体側面

ASIMOダンスを再現してみた 国立科学博物館での「大ロボット博」で踊っていたときのポーズ 手を振るASIMO。鈴鹿サーキット「Hello! ASIMO Special」の動きを再現

2台のフィギュアで協調作業ごっこ遊び
 1/8フィギュアを見ると、「新型ASIMO」がずいぶんスリムになっていることが分かる。実物やテレビで何度かASIMOを見ていても、新型と旧型の違いにあまり気がついていない人もいると思う。だが、フィギュアで見ると、誰が見ても違いは一目瞭然である。むしろフィギュアのほうが違いがはっきりと分かる。不思議だ。直方体型から円柱型になった胴体部分だけではない。薄くなったランドセルは言うに及ばず、腕や脚部、頭部の形状も大きく変わっていることがよく分かる。

 筆者自身もこんなに変わっていたのかと改めて驚いた。旧来のASIMOは新型に比べるとびっくりするくらい旧型に見える。そして、印象があまり変わらないように巧みにデザインされていることに気づいて、またまた驚くのである。ちなみにASIMOのデザインは本田技術研究所 研究員の輿石健氏が行なっている。そのデザインに関する話は過日アップルストアで公開録音された。それは2009年3月現在「SAKAI PODCASTS 2.0」で配信中である。

 小さいフィギュアなのでグルグルと手の上で回しながら、上から眺めたり下から眺めるのも自由自在だ。ASIMOの胴体下部に付けられている超音波や床面センサー類もよく分かる。またオプションの平手だが、これもまた忠実に再現されている。新型ASIMOの手は親指部分が少しごっつく、ちょっと違和感のある「がっ」とした開き方になっているのだが、その感じがよく出ている。細かいところだがこういう再現が実に嬉しい。


新型ASIMO(左)と旧来のASIMOのアクションフィギュア(右)を比較 2台の背面 側面

上から見ると厚みがまったく違う 脚部を後ろから。膝裏や足首そのほかの違いがよく分かる バストショット。誰も見ても違いは歴然

新型に追加された首の軸 ガッとした感じの平手 新型ASIMOの雰囲気がよく出ていると思う

【おまけ動画】コマ撮りアニメにしてみました
 このASIMOは受付やデリバリーサービスの実証実験を行なったモデルでもある。できればASIMO専用のお盆や専用充電台もオプションとして付けて欲しかったなあと思うが、贅沢を言い出すとキリがない。ちなみにASIMOには、これまで我々の目の前で発表されてきたモデルの外見だけ見ていっても、細かいバリエーションが他にもいくつかある。自作や改造の腕がある人ならば、それらを再現することもできるかもしれない。

 ASIMO本体を一般人が手に入れることはまだできない。身近な場所で見かけるようになる日も、相当先にならないと難しそうだ。しばらくはこのフィギュアを堪能しながら、いつか来るかもしれない「その日」を待とう。


取りあえず学研「大人の科学マガジン」付録の「茶運び人形」のお盆を持たせてみた お盆を持ってデリバリー中のイメージ 将来は冷蔵庫からドリンクを運んでくれるようになるのだろうか

URL
  ホンダASIMO
  http://www.honda.co.jp/ASIMO/
  【2005年12月14日】ホンダ、さらに速く走れるASIMO(PC)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1214/honda.htm
  【2004年12年16日】ホンダ、機動性が向上した“走る”ASIMOを公開(PC)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1216/honda.htm

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2009/03/24 02:00

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