産学連携ロボット共同開発コンソーシアム「TeamOSAKA」は、7月16日より中国・蘇州にて開催されるロボカップ世界大会へ出場する新型自律型二足歩行ロボット「VisiON Vgos(ヴィジオン ヴィーゴス)」を発表した。
昨年ロボカップ世界大会4連覇を飾った自律型二足歩行ロボット「VisiON4G」をベースに強化された新型ロボット。サーボは「VS-SV410」をベースにハイパワー化を図った新型サーボを採用。また、今回からレギュレーションが変更され、従来は全方位カメラを搭載していた頭部は、前方カメラ1台のみの搭載となった。これに伴い、ロボ・ガレージの高橋智隆氏のデザインで頭部を一新している。
本体サイズは全高455mm、重量約3.2kg。自由度は21(足7自由度×2、腕3自由度×2、頭1自由度)。メインCPUはピノー社製PNM-SG3 500MHz、サブCPUはヴイストン製VS-RC003(ARM7 60MHz)、前方カメラは41万画素。加速度センサー×3、ジャイロセンサー×2、角度センサー×21個を備える。電源はリチウムポリマーバッテリ(7.2V、2,100mAh×2)を搭載。
また、TeamOSAKA新メンバーとして株式会社クロスエフェクトが加わった。クロスエフェクトは光造形や真空注型などにより開発試作モデルや小ロット生産などを手がけるメーカー。同社の参加によって、VisiON Vgosは、外観デザインを保ちながら軽量化・耐衝撃性の向上が実現できたという。
■URL
ヴイストン
http://www.vstone.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.vstone.co.jp/top/press/pdf/press080714.pdf
クロスエフェクト
http://www.xeffect.com/
ロボカップ
http://www.robocup.or.jp/
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( 清宮信志 )
2008/07/15 18:01
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