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「姫路ロボ・チャレンジ第7回大会“2008年冬の陣”」スタンダードクラスレポート
~第15回ROBO-ONE大会出場認定権はガルーとエクセリオンType-EFに決定


 「姫路ロボ・チャレンジ第7回大会“2008年冬の陣”」エントリークラスのレポートに続き、本稿ではスタンダードクラスの模様をお伝えする。2日目のスタンダードクラスには、広島、四国、名古屋、神奈川、関東と、第15回ROBO-ONE出場権を目指して、各地区から25体のロボットがエントリーした。第15回ROBO-ONE大会は予選がないため、地区大会で出場権を得なければ、参加できない。そのため、姫路ロボ・チャレンジに初参加する機体も増えている。

 スタンダードクラスの競技は2分間の「デモンストレーション」、自律競技の「さがしてポン」、5mの走行タイムを競う「ロボカーナ」、トーナメント形式の「ロボットバトルゲーム」の4種目がある。「デモンストレーション」と「さがしてポン」の競技後には観客の優勝予想投票もある。


自律競技「さがしてポン」は、大中小3つのボールを落とすタイムを競う 5mコースの「ロボカーナ」は、直線やカーブ、坂道があって攻略が難しい 「ロボットバトルゲーム」では、子ども達の声援がひときわ大きい

スタンダードクラス参加者達 競技の合間には、子ども達がロボットの製作者を取り囲んで操縦体験を行なう 解説者・岩気氏(ロボットフォース)のファイブも人気者

 スタンダードクラスも「デモンストレーション」で、「チャレンジステージ」を実施した。ゴールまでの距離は1.5mになる。スタンダードクラスは大きな機体が多いため、幅30cmの板は狭くて少しでも操縦ミスすると落ちてしまう。そういう面で難しくなっている。成功したのは、ヨゴローザ(だうと氏)、VRX-0(マサ吉氏)、エクセリオンType-EF(はっし~氏)、の3体だけだった。

 ヨゴローザは、特徴あるハンドでボールを掴み赤いラインまで歩いていった。ゴールに届けばボールが落ちてもOKなのだが、だうと氏は律儀に狭いエリア内で器用に旋回して位置を調整し、ボールを置いた。操縦技術の巧みさがみごとだった。

 VRX-0はRobovie-Xにセンサーをつけた機体だ。バトルはあまり得意ではないため、チャレンジステージで確実にポイントを上げておきたいと、モーションを作り込んできたという。両手でボールを持ち上げて歩いてゴールまで運んだ。

 エクセリオンType-EFは、しゃがみこんで手でボールを少しずつ押しやりながら運ぶというユニークな方法をとっていた。キックだと威力がありすぎて方向や距離を制御しきれないからだろうか? ゴール手前で、ロボットが板から落ちそうになりひやりとするシーンもあったが、冷静に操縦して成功した。


【動画】ヨゴローザ(だうと氏)は、片手でボールを掴んで運んだ。最後の位置調整がおみごと! 【動画】VRX-0(マサ吉氏)が両手でボールを抱えて歩くようすがかわいらしい 【動画】エクセリオンType-EF(はっし~氏)はしゃがんでボールを少しずつ押した。製作者のはっし~氏は「バトルより緊張しました!!」という

 スタンダードクラスの出場者は、個性的なロボットが多くデモンストレーションも多彩だった。

 Gator(ゲイター)は製作者のけんじ氏が、「システムチェ~ンジ!」と叫ぶと、人型から車両型に変形するロボットだ。流線型のカッコイイ車体に子ども達が興奮していた。司会者から「誰が叫んでも変身しますか?」と聞かれ、子どもに「システムチェ~ンジ!」と叫ばせて何度も変身をさせていた。

 丸ファミリー製作のグレートキングカイザーは、第14回ROBO-ONE大会予選のダンスを披露した。今回は、羞恥心の曲に合わせて、3体のキングカイザーがネットワークでコミュニケーションを取り合いながら、シンクロした演技を見せた。途中で3体が違う演技をしても、最後の決めポーズはぴったりタイミングが合うみごとなダンスだ。


【動画】けんじ氏が製作したトランスフォーマーGatorの変形シーン 流線型のカッコイイ車になる 車型Gatorを下から見たところ

【動画】グレートキングカイザーが指令をだし、3体のロボットが通信で同期を取りながらダンスを披露 【動画】レグホーン(NAKAYAN氏)は、二足歩行ロボットの玩具をリングに上げて、倒して見せた

 2種目目の自律競技「さがしてポン」は、リング上に置かれた大中小計3個のボールを、3分以内にロボットが落とす競技だ。成功すると大1点、中2点、小3点のポイントが付き、全ボールを落としたタイムによって、1位~5位までに5点~1点のポイントが付く。2007年夏に開催された第4回大会から実施されている競技で、二足歩行ロボット自律競技の先駆けとなった種目だ。

 結果は、ガルー(くまま氏)が45秒で3つのボールを落として1位。で・か~る(道楽、氏)が50秒39で2位だった。


【動画】ガルー(くまま氏)は膝につけた赤外線センサーでボールとリング際を検知していた 【動画】で・か~る(道楽、氏)は、正面にあるボールは両手払い。左側は左手、右手側にあれば右手と的確なモーションでボールを落とした 【動画】ヨゴローザ(だうと氏)も手堅くポイントを重ねた

 1年半前に初めて「さがしてポン」を実施した時は、レグホーンが2個のボールを落とすのが最高記録だった。それがこの短期間で、参加ロボットの自律性能が格段にアップしたことに驚かされる。その中でも、高校生の頑張りを評価したい。


【動画】エクセリオンType-EFのチャレンジ
 エクセリオンType-EFは、正面にある大ボールに向かって進んだが、左にそれてしまった。リング際までいって時計まわりに歩きながら、パンチを出している。大ボールにパンチがヒットしボールの設置台から落としたものの、リング外へ転がりきらない。もう一度パンチを出してポイントゲット。そのまま時計方向に歩き、中ボールもクリア。「落ちまセンサー」でリング端を検出しながら、小ボールを目指したが残念ながらタイムアウトとなってしまった。


【動画】あすらのチャレンジ
 あすらは、両膝と胸の下に赤外線センサーを搭載し、旋回してボールを発見したら、近づいてキックする自律プログラムを作成した。スタート地点から前進してスキャンを開始。大ボールを見つけて近づくと、ちゃんとキックで落とした。次のターゲットを発見しようと、スキャンを始めるロボットに製作者のあらしば君が、リング際から身振り手振りで「こっちこっち」と誘導(?)ボールの位置を指示していた。もちろん、自律ロボットに製作者の声は届かないのだが、気持ちはよく分かる。念が通じたのか、続いて中ボールもキックでクリアした。小ボールも発見して、向かったのだが時間が足りずにミッションコンプリートはならなかった。

 二人の高校生が、自律プログラムをここまで仕上げてきたことに感嘆した。


 「ロボカーナ」は、幅30cmの5mコースを走るタイムを競う。パンチカーペット上に直線、クランク、カーブで構成されたコースが描かれ、ゴール手前にはゴム製のスロープが設置されている。

 この競技は、エクセリオンType-EFが優勝した。休憩時間にも練習をしていたのが効をなしたのだろう。みごとな操縦でコーナーを曲がり記録23秒87を出した。動画を見ていると、スピード感はヨゴローザや不知火の方があるような気がするが、「ロボカーナ」では1度でも転倒するとロスが大きい。エクセリオンType-EFは終始安定した歩行をみせていた。最終コーナーを曲がったあとは、そのまま横移動でスロープを攻略するという作戦も効いていた。2位にダイガックが29秒20で入賞した。


【動画】優勝したエクセリオンType-EF。かなり練習を積んだと思われるみごとな操縦だった 巨体のダイガックも狭いコースの中でいい走りをしていた 【動画】不知火とヨゴローザの「ロボカーナ」。両者ともに記録を持っているロボットなのだが、今回は苦戦。サイドステップで歩行するヨゴローザと、前進する不知火。コースの攻略方法が違うことに注目

 メイン競技となる「ロボットバトルゲーム」は、第15回ROBO-ONE大会認定権を巡って各地から強豪ロボットが集結しただけあって、おおいに盛り上がった。特に準々決勝以降はROBO-ONE本戦レベルのバトルが展開された。

 準々決勝第1試合は、ヨゴローザ(だうと氏) VS レグホーン(NAKAYAN氏)の関西地区を代表するロボット同士の対戦だ。レグホーンは姫路ロボチャレンジでは優勝経験があり、“派手なアロハシャツのニワトリ”というキャラクタが受けて子ども達に大人気だ。固定ファンもいる姫路ロボ・チャレンジのアイドルロボットなのだ。

 試合開始早々にヨゴローザがレグホーンからダウンを奪い、起き上がろうとしたレグホーンはリングアウト。互いに間合いを取り合いパンチの応酬が続く。ヨゴローザがスリップした後、続けてダウンをくらってリングアウト。テンポの速い攻撃は続く。互いにダウンを取り合い、後がない状態になった。ヨゴローザの左はらいでレグホーンが大きく横転したが、これはスリップの判定。首の皮一枚繋がった。しかし、試合終了間際にヨゴローザがレグホーンの背後から大きなパンチを放ち、これがヒットして試合を決めた。


スタンダードクラスの「ロボットバトルゲーム」トーナメント表 【動画】準々決勝第1試合、ヨゴローザ(だうと氏、左) VS レグホーン(NAKAYAN氏)。関西を代表する強豪ロボットの対戦

【動画】準々決勝第2試合は、ダイガック(アキツカ氏、左) VS ヨコズナグレート不知火二代目(Dr.GIY氏)。ダイガックがROBO-ONE GP選手からみごとに金星をもぎ取った
 準々決勝第2試合は、ダイガック(アキツカ氏) VS ヨコズナグレート不知火二代目(Dr.GIY氏)の対戦。最近、めきめきと実力をつけている大同工業大学ロボット研究部のアキツカ氏が、ROBO-ONE GP選手の不知火に果敢に挑んだ。

 両者軽くステップを踏みながら動き周りパンチを繰り出す。直進する不知火に対し、ダイガックは斜めに構え下からすくい上げるようなパンチで試合開始早々1ダウンを奪った。しかし、その後の不知火の猛攻からサイドステップで逃げたダイガックは勢い余ってリングアウト。試合再開、不知火がダイガックのパンチを紙一重でかわしながらダイガックを引き倒したが、これはスリップ。この後、パンチの応酬でリング際に追い詰められた不知火は堪らずに後退してリングアウトした。しかし、すぐに正拳突きでダウンを奪い返す。向かいあってパンチを繰り出していた時、勢い余った不知火が背を向けてしまった。すかさずダイガックがパンチを放ってダウンを奪い3カウントダウンで堂々と勝利した。攻守が次々切り替わる激しい展開のバトルだった。


【動画】準々決勝第3試合は、ガルー(くまま氏、左) VS グレートキングカイザー(MARU Family氏)。小柄なガルーに子ども達の声援が集まった
 準々決勝第3試合は、ガルー(くまま氏) VS グレートキングカイザー(MARU Family氏)。次回のROBO-ONEレギュレーションに合わせて3kgに減量してきたガルーと、巨体のキングカイザーのバトルだ。

 ガルーは、小柄ながらもリーチが長く遠くからでも攻撃できる。身軽さを武器にキングカイザーの周囲を軽やかに動き回りながら、パンチを出した。キングカイザーの長い足の間にパンチをしたり、両手を広げて大きく上半身をひねるガルーは何かを狙っているようす。キングカイザーの背後からパンチをヒットさせて倒し、まず1ダウン先取。その後、キングカイザーの左足を両手で抱え込んで引きずり倒した。ガルーは、キングカイザーの猛攻をかわしきって準決勝に歩を進めた。


【動画】準々決勝第4試合はエクセリオンType-EF(はっし~氏、左) VS クロムキッド(くぱぱ氏)。クロムキッドにマシントラブル発生
 準々決勝第4試合はエクセリオンType-EF(はっし~氏) VS クロムキッド(くぱぱ氏)の対戦。地元高校生で唯一勝ち上がったはっし~氏がROBO-ONEでも勇名をなすくぱぱ氏に挑む。

 開始早々、クロムキッドがエクセリオンType-EFを抱え込んで豪快に投げ技を決めた。すぐに起き上がったエクセリオンType-EFが放ったパンチが、重心を落としかけたクロムキッドの膝に命中。仰向けに倒れたクロムキッド。すぐに起き上がるかと思えば、手足をバタバタさせてもがいている。どうやら機体トラブルのようだ。子ども達から必死の声援も届かず10カウントダウン。エクセリオンType-EFが大きな勝ち星を拾った。


【動画】準決勝第1試合、ヨゴローザ(だうと氏、奥) VS ダイガック(アキツカ氏)。集中力の差がでたのか? 一方的な展開となった
 準決勝第1試合はヨゴローザ(だうと氏) VS ダイガック(アキツカ氏)の対戦。大きなハンドを持ちどことなく妖怪っぽい雰囲気のヨゴローザも、姫路ロボ・チャレンジ常連の人気ロボットだ。

 ダイガックは準々決勝で不知火を倒して勢いに乗ったか? と思ったが、前試合の集中力がとぎれてしまったのか、無防備にヨゴローザに近づいてパンチを喰らい立て続けに3ダウンをくらうという意外な試合展開。あっさりと勝負が決まってしまった。


【動画】準決勝第2試合、ガルー(くまま氏、手前) VS エクセリオンType-EF(はっし~氏)。ガルーの投げ技がみごとに決まった
 準決勝第2試合はガルー(くまま氏) VS エクセリオンType-EF(はっし~氏)。

 地元の子ども達の声援を浴びながらエクセリオンType-EFがガルーに立ち向かう。真っ向勝負で互いにパンチを放ち合った。ガルーが大きく両手を広げて、エクセリオンType-EFを豪快に投げ飛ばしてダウンを奪う。5kgの巨体を引きずり倒すパワーがあるガルーだ。3kg級のロボットはみごとに投げられてしまう。エクセリオンType-EFは、警戒したのか少し距離をおいてガルーの周囲を動きまわるが、スリップダウンでポイントを失ってしまう。残り30秒、飛び込んできたガルーを振り払うようなパンチを出し、これがクリーンヒットになりダウンを取り返した。子ども達の応援が一段とヒートアップした時、エクセリオンType-EFは痛恨のスリップダウン。自ら勝利を逃してしまった。


【動画】決勝戦、ヨゴローザ(だうと氏、右) VS ガルー(くまま氏)。決勝戦に相応しい激しいバトルだった
 いよいよ決勝。激戦を勝ち上がってきたヨゴローザ(だうと氏) VS ガルー(くまま氏)の対戦だ。

 試合開始早々、ガルーがヨゴローザを捕まえて、投げ飛ばした。ガルーが両手を大きく広げたら要注意だ。その後も2回ガルーが投げ技をしかけるシーンがあったが、不発。大技を喰らわないように、細かくステップを踏んで動き回るヨゴローザはスリップダウンを繰り返し、2ダウン。後がなくなったヨゴローザが積極的に攻め込む。裏拳1発でガルーを倒し、続いて背後から横パンチで倒す。残り30秒でカウントが並び、緊迫した試合に子ども達の声援もひときわ大きくなった。両者が至近距離でパンチを打ち合ってるなか、ヨゴローザが立て続けにスリップダウンをし、ガルーが優勝を決めた。


総合優勝はヨゴローザが獲得!

 スタンダードクラスの総合優勝は、ヨゴローザが受賞した。製作者のだうと氏は、「総合優勝を獲るために、ロボットを調整してきた」という。秘策は、1種目に特化したロボットではなく、各競技でそこそこの成績をとって総合ポイントで勝つことだそうだ。

 今回は大会1週間前に、デモンストレーションに課題を達成すれば3ポイントを得られる「チャレンジステージ」が追加された。だうと氏は、これを知ったときに、「優勝を狙うのなら、このポイントは必ず押さえなければ」とモーションを作りこんだという。各競技の1位に与えられるポイントは5点だから、自分の努力で確実に取れる3点はアドバンテージが大きい。こうした作戦をとれるのは、姫路ロボチャレンジの常連で競技会の特性を熟知しているためだろう。

 しかし、参加者の中にはデモンストレーションで「知りませんでした」「今朝聞いて、モーション作りました」という選手が多かった。公開が直前だったとはいえ、メーリングリストで全員に通達されている。せっかく遠征してくるのだから、参加者も観戦者も100%楽しめるように準備してほしかったなぁ……と、残念に思った。

 また各地方大会には、それぞれの特徴がある。ほとんどの大会は、バトルに関してはROBO-ONEルールに準じているが、独自ルールがある。たとえば姫路ロボ・チャレンジでは、バトル中にしゃがみこんだ姿勢で防御していると、警告を受けてしまう。試合中に突然いわれたらあせってしまうだろう。上位入賞を目指すのなら、レギュレーションのチェックは必須だ。

 全体的には、出場ロボットのレベルが大きくアップしている。各地から強豪ロボットが集まっているだけでなく、地元高校生のロボットたちが大きく成長しているのが嬉しい。

 総合優勝したヨゴローザは、昨年11月に開催されたロボファイト8ですでに第15回ROBO-ONEの出場権を獲得済みなので、姫路ロボ・チャレンジ代表は、総合2位のくまま氏のガルーと、はっし~氏のエクセリオンTypeーEFが選ばれた。

 エクセリオンTypeーEFの製作者であるはっし~氏は、中学時代から姫路ロボ・チャレンジに個人で参加。姫路工業高校に入学後、仲間を募って活動を始めた。「競技会で成績をあげて学校に働きかけ、同好会として正式活動を認めてもらえるようにしたい」と語っていた。

 なお、JSRC代表には春風弐式(ハルカゼニシキ、有紀ハル氏)が選出された。


総合優勝のだうと氏 「ロボットバトルゲーム」「さがしてポン」で優勝したくまま氏 姫路工業高校のはっし~氏

URL
  姫路科学館
  http://www.city.himeji.lg.jp/atom/index.html
  姫路ロボ・チャレンジ
  http://www.city.himeji.lg.jp/atom/robo/robo_challenge/index.html

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~JSRC代表にシャボザック、タケザック、あすらが選出(2009/01/14)



( 三月兎 )
2009/01/14 17:41

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