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左からType M、Type S、Type L
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トヨタ自動車株式会社は1日、同社が展開する「トヨタ・パートナーロボット」の一環として、パーソナル移動支援ロボット「Winglet(ウィングレット)」を発表した。
Wingletは、倒立振子制御による二輪の立ち乗り式移動支援ロボット。「Type S」「Type M」「Type L」の3モデルが用意される。操縦者は立った状態で乗り、独自の平行リンク機構が搭載された本体の上で体重移動することによって前後左右への移動を行なう。駆動輪にはインホイールモーターを採用し、底面積はA3サイズ相当の投影面積に収まるサイズで、持ち運びも可能とされている。
Wingletについて同社では、安心して自由に移動を楽しめる社会の実現に貢献することを目的とし、誰でも簡単に扱える利便性と、ユーザーの行動範囲を拡大するような性能を、生活空間で使いやすいコンパクトなサイズで実現する次世代モビリティツールと定義づけている。
本体サイズは、いずれも底面積は共通で、464×265mm(幅×奥行き)。高さは、Type S、Type M、Type Lの順に、462/680/1,130mm。重量はType Sが9.9kg。Type MとType Lが12.3kg。最高巡航速度は6km/h。航続距離はType Sが5km、MおよびLが10km。充電時間は1時間。
同社では今後実証実験を通じ、実用化に向けた検証を行なっていく。具体的には2008年秋より中部国際空港セントレア(愛知県常滑市)、複合型マリンリゾート施設ラグーナ蒲郡(愛知県蒲郡市)において移動手段としての実用性検証、2009年にオートモール複合型商業施設トレッサ横浜(神奈川県横浜市)で、人混みなどでの利用性、他者にあたえる心理的な影響などを検証していくという。
なお、1日にはお台場・メガウェブにて記者会見も実施された。その模様は別途お伝えする。
■URL
トヨタ
http://www.toyota.co.jp/jp/
ニュースリリース
http://www.toyota.co.jp/jp/news/08/Aug/nt08_045.html
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( 清宮信志 )
2008/08/01 21:25
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