年明け早々の1月3日、4日の両日、福岡市早良区百道浜のロボスクエアで「お正月イベント・ロボスクエアワクワクイベント」が行なわれた。これはロボスクエアが行なうお正月イベントで、今回はヴイストンのロボットショーの他に、AIBOレースも行なわれた。
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ロボスクエアが入っているTNC放送会館と福岡タワー(左)
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ロボスクエアの正月用ディスプレイ
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ロボットショーの行なわれているステージ
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● ヴイストンのロボットデモンストレーション
例年、ロボスクエアではお正月イベントを開催しているが、今年はヴイストンによるロボットデモンストレーションが実施された。
まず最初は、ヴイストンが関西から持ってきたお正月仕様のRobovie-R2の挨拶と鏡割りから始まった。Robovie-R2が合成音声で「新年あけましておめでとうございます」と新年の挨拶をした後、木槌で酒樽(中は空)の鏡割りを行なった。ただし、安全上、Robovie-R2は人が怪我するようなスピードで腕を動かせないため、ほとんどは人間の木槌で酒樽の天板を落としていた。
続いてRB2000によるダンスショーや獅子舞が行なわれた後、2月に発売が決定しているRobovie-Xが登場。コントローラーで自由に動かせる歩行や、頭を着いての側転を披露。その運動性能の高さを見せた。
また直立した状態から正座してのエア三味線を聞かせて(三味線の音は音声ボードからの出力)、観客を驚かせていた。
最後に別のRobovie-Xが餅つきモーションを披露してデモンストレーションは終わりとなった。
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ショーの最初はRobovie-R2による鏡割り(樽の中は空)
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鏡割りの天板は、ほとんど人の手で落としていた
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マスコミ用の記念撮影。中には関東から正月休みで九州に来ていた子も
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踊るRB2000軍団
008 ダイナミックな動きを見せるRB2000
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ダイナミックな動きを見せるRB2000
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RB2000による獅子舞
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しっかり足を上げて歩行するRobovie-X
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Robovie-Xによる側転
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正座をしてのエア三味線
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正座した状態から立ち上がることもできる
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Robovie-Xによる餅つき(臼の内部は空)
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結構豪快な餅つきモーション
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● 新春AIBOレース
ヴイストンのロボットデモンストレーションの他には、AIBOによるレースも行なわれた。これは以前からロボスクエアで行なわれていたもので、パソコンから無線LANを通じてAIBOを操作してコースを半周し、ゴールを目指すものだ。申し込めば誰でもレースに参加でき、AIBOを操縦することができる。
操作は「左旋回」「左斜め前進」「前進」「右斜め前進」「右旋回」「後退」のボタンをマウスでクリックするだけの簡単なもので、さまざまな年代の来場者がチャレンジしていた。なお、上位のタイムを出した3名には、福岡市地下鉄のロボスクエアオリジナルfカードがプレゼントされた。
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AIBOレースの会場
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コーナーを回るAIBO。レースは2台で行なわれた
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AIBOを操縦するソフト。基本的にパソコンのマウスのみで操作
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● ロボスクエアの物品販売担当が変更
2007年の後半、ロボスクエア内の物品販売はロボッチャが担当していた。しかし、2007年12月に急にロボッチャが福岡から撤退し(ロボスクエア内だけでなく、ロボッチャ博多半道橋店も閉店)、代わりにヴイストンがロボスクエア内の物品販売を「ROBO-PROショップ」として担当することになった。
ロボッチャが担当していた時はロボット雑貨が多かったが、これからはロボット自体の販売およびサポートに力を入れていきたいとのことで、さっそくRB2000の部品などが置かれていた。
しかし、「市の施設なので幅広く商品を扱う」との方針で、将来は近藤科学のKHRシリーズのサポートなどもできるようにしたいとのことだった。
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ロボスクエア内部のROBO-PROショップ
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RB2000の部品が増えていた
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■URL
ロボスクエア
http://www.robosquare.org/
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( 大林憲司 )
2008/01/07 14:27
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