茨城県つくば市は、独立法人産業技術総合研究所が開発した、アザラシ型セラピー用ロボット「メンタルコミットロボット・パロ」の補助金制度を制定した。セラピー用ロボット導入に対しての補助制度としては世界初という。
パロはタテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルに作られたコミュニケーションロボットで、価格は本体のみで35万円。3年間のサポートが付いた「メンテナンスパック」が42万円。今回の制度は、パロの購入を希望する高齢者向け福祉施設や、幼稚園、保育園など児童福祉施設向けの補助金制度となる。2007年4月より公募を開始し、パロ導入費用の50%を補助する予定。
つくば市では、パロのセラピー効果が、要介護の度合いを低減させ、介護保険等の社会的コスト低減にも繋がることから、同制度の導入を決めたとしている。
■URL
つくば市
http://cms.city.tsukuba.ibaraki.jp/
産業技術総合研究所
http://www.aist.go.jp/
ニュースリリース
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2007/pr20070315_2/pr20070315_2.html
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( 清宮信志 )
2007/03/16 16:56
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