日本SGI株式会社は20日、株式会社横浜国際平和会議場がパシフィコ横浜展示ホール内での警備パトロール用途として、国内のコンベンション施設で初めて「セグウェイ」を正式採用すると発表した。また、11月27日(木)より横浜市の施設「臨港パーク」において、セグウェイ導入の実証実験を両社共同で2カ月間行なう。
パシフィコ横浜の展示ホールへは年間300万人の来場者が訪れるという。セグウェイは乗車位置が高いことから広範囲を見渡せるほか、電動式で環境に優しい点などが導入のメリットになっているという。また、小回りが利き機動性に優れることから、日中混み合う展示ホールでの警備をはじめ、夜間の施設周辺での巡回警備などに利用していく。
実証実験ではパトロールライトやAED、救急箱、消化器を搭載した特別仕様のセグウェイを採用。2カ月間の実証実験により、警備や巡回時での効果だけでなく、公共スペースでの運用時における周囲への影響など検証する。
今回の導入は、横浜市が推進する環境モデル都市提案書「CO2の大幅な削減と脱温暖化な暮らしが魅力となる街づくり」における取り組み「魅力的なモビリティのシェアシステム」構想に協調するもの。みなとみらい地区における将来の観光・集客手段としても期待されているという。
■URL
日本SGI
http://www.sgi.co.jp/
プレスリリース
http://www.sgi.co.jp/company_info/press_releases/archives/20081120.html
パシフィコ横浜
http://www.pacifico.co.jp/
■ 関連記事
・ 日本SGIとセントラル警備保障、セグウェイの共同実証実験を開始 ~国営ひたち海浜公園にてAED・消化器などを搭載した車両を運用(2008/10/27)
・ 日本SGI、国営ひたち海浜公園でセグウェイの実証実験を開始(2008/05/21)
( 小林 隆 )
2008/11/20 20:08
- ページの先頭へ-
|