株式会社安川電機は、双腕産業用ロボット「MOTOMAN(モートマン)-SDA10」を発表、12月1日より受注を開始する。価格は980万円。2008年度で1,200台、2010年以降は年間3,000台の販売を目指す。
MOTOMAN-SDA10は、2005年12月に発売され、2006年のロボット大賞も受賞した「MOTOMAN-DIA10」の後継モデル。人間に近い形や動きをする新世代産業用ロボットとして開発され、人間との共存環境での作業を主眼としたもの。
SDA10は、モータ出力のアップや、減速機での動力伝達ロスなどを低減したことにより、より機敏な動作を実現。短い移動距離でも、各関節を短時間で加速させることが可能になり、従来比で作業時間が2/3に短縮されたという。
また、肩幅は従来比2/3の500mmに縮小されたほか、肩位置の高さは1,200mmと、従来モデルに比べて高い位置に設定。人間と同じ作業環境への順応性を向上した。腕の断面積も1/2に縮小され、作業時に発生しがちな腕同士の干渉を低減しているという。
腕1本の関節は7個。パソコン上で腕の姿勢や経路などをシミュレート可能な新ティーチングソフトも用意される。MOTOMAN-SDA10は、11月28日より開催される2007国際ロボット展の同社ブースにて展示される。
■URL
安川電機
http://www.yaskawa.co.jp/
ニュースリリース
http://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/2007/23.htm
■ 関連記事
・ 安川電機の双腕ロボット、小倉祇園太鼓で伝統のバチさばきを披露 ~ものづくりのまち・北九州発「伝統」と「最新技術」の競演(2007/07/23)
・ 今年のロボット大賞2006が決定(2006/12/22)
( 清宮信志 )
2007/11/27 20:46
- ページの先頭へ-
|