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近藤科学、秋葉原にユーザー交流スペース「ロボスポット」をオープン

〜KHR-2HV用新外装パーツも発表

 ホビー用小型二足歩行ロボットキット「KHR-2HV」などを展開する近藤科学株式会社は、秋葉原にホビーロボットのユーザー交流と情報発信を目的とした「KONDO ROBOSPOT(ロボスポット)」を10月14日から開設すると発表し、オープン前日の13日に同所で記者発表を行なった。

 同時に、「KHR-2HV」用のアタッチメントとして販売を予定する新しい外装パーツ「TYPE A-621」も発表された。合わせてレポートする。


KONDO ROBOSPOT

 「ロボスポット」の住所は東京都千代田区外神田3-6-13 清田商会ビル 1F。秋葉原駅から徒歩10分、地下鉄「末広町」駅からは徒歩3分程度の場所だ。路地の奥にあるが、1Fはガラス張りで中の様子が見えるようになっているので、近くまで行けば辿り着けないことはないだろう。


ロボスポット 関係各社の花のなかに混ざって、ROBO-ONE常連組からの花も

この地域防災用地図のすぐそばで写真を撮ると 路地の奥に「ロボスポット」が見える

 なかには作業用テーブルとイスのほか、二足歩行ロボットによる格闘大会「ROBO-ONE」の公式リングに加え、オリジナルのロボット用サッカーコートを常設し、練習会や独自イベントを開催する。デジタルテスターやシンクロスコープなど測定器も常備されており、訪問者は自由に使うことができる。近藤科学製品の修理受付や引渡しも行なう。

 利用条件は、「ロボットのサーボモーター全てがKONDO製品であること」。近藤科学以外のサーボモーターを使用している場合には利用できない。なお、コントロールボードやフレームなど、サーボモーター以外の部品への制限はない。

 利用料金は個人の場合は2時間まで1,000円、4時間までなら1,800円。1日料金は2,500円となる。法人・団体料金は、半日午前は20,000円、午後18時までは30,000円。終日 9時〜18時までの利用は50,000円。

 近藤科学のスタッフが一人常駐する。営業時間は平日14時〜20時、土日祝日は11時〜20時。毎週水曜日が定休日となる。

 「遊ぶ、学ぶ、夢がかなう」がスローガンで、ユーザー交流によるホビーロボット技術におけるイノベーション、情報発信がねらい。近藤科学代表取締役の近藤博俊氏は「我々はユーザーのスキル向上を願っている。日本のものづくり、学校教育の支援をしていきたい」と述べた。

 そのためにロボットキット「KHR」シリーズを教材とし、組み立て・モーション作成講習を中心とした「ロボコンスクール」を実施する。またサーボやコントローラーの使い方のセミナーも行なう。各団体へのスペース貸し出しも考えており、広くロボット情報発信のスペースとして活用していきたいという。


メンテナンススペース。機材は自由に使える ロボットサッカーのフィールド ROBO-ONE公式リングが常設されており、デモ試合が行なわれた

【動画】デモ試合の様子。レフェリーはKORKS代表・浅野克久氏 【動画】デモ試合の様子。両者の攻撃

ロボットのサッカー「KONDO CUP」

 ロボットのサッカー「KONDO CUP」は90cm角のパネルを3×5枚敷き詰めたコート上で行なわれるオリジナル競技。このコートを使ってKHR-2によるワンメイククラスや、オリジナルのロボットによるオープンクラスなどを行なっていくという。

 ルールは検討中だが、1チーム3体の3対3で行なわれ、前半5分、後半5分の競技の予定。本物のサッカー同様、手を使うことは禁止される。

 なおこのコートは11月3日〜5日まで秋葉原UDXで開催される「アキバロボット運動会」でも使用される。サッカー競技は5日に行なわれる予定。それまでは常設されているのでKONDO ROBOSPOTに来場すれば練習ができる。将来的には学校対抗競技なども行ないたいという。教育市場をターゲットにすえた競技だ。


近藤科学社員たちによってロボットサッカーのデモンストレーションが行なわれた 【動画】サッカーの様子。黄色チーム vs 青色チーム。「全然練習していなくてもこの程度は動かせる」と解説されていた 解説していたのはROBO-ONE委員会副代表の先川原正浩氏と近藤科学常務の中園勝久氏

KHR-2の新外装「TYPE A-621」

 当日最後に紹介されたのがKHR-2専用の外装「TYPE A-621」。ラジコンカーのボディにも使われている丈夫で軽いポリカーボネート製で、塗装は裏面から行なわれている。重量は全体で100g程度。各部関節には干渉しないようになっており、腕立て伏せや側転などKHR-2の基本モーションを行なうことができる。また外装によって転倒時の衝撃をある程度吸収できるという。

 販売価格は現在検討中だが「1万円台」の予定。おそらく塗装された状態での出荷となるだろうとのことだ。当日紹介されたものは銀色だったが、今後、表面色のバリエーションやデザインの多様化を充実させていくそうだ。


KHR-2専用の外装「TYPE A-621」 LEDが光る頭部 頭部は「ヘルメット」のイメージ

正面 背面 側面

足先はラージソールに装着されていたが通常の足裏にも取り付けられる 外装付きとノーマルKHRの3ショット

【動画】側転もできる 【動画】起きあがりも問題ない

 記者会見には秋葉原でロボット専門店「ロボット王国」を展開する九十九電機 代表取締役 鈴木淳一氏も出席した。鈴木氏は「ロボット王国」を7年間やって分かってきたことがあると述べ、次のように語った。

 「我々は小売業だが、ロボットは買って所有するだけではない。組み立てる楽しさ、動かす楽しさ、競技して勝ち負けを競う楽しさ、改造させて進化させる楽しさがあり、いろんな楽しさがあってはじめて文化になっていくと強く思っている。今回、ロボットを楽しむための環境が整うのはロボットファンにとっては素晴らしいこと。単に買って所有するだけの楽しさではないものをお客様にエンジョイしてもらいたい。ロボットはまだまだ未熟だが、少しでも進化に協力できれば、ここがスタートになればいいと思っている」

 近藤社長は「アキバに設けた拠点を、各地に展開していきたい」と今後について抱負を語った。

 記者会見終了後にはKHR-2を記者達が実際に操縦する時間が設けられ、多くの記者たちが実際にロボットサッカーをプレイした。かなり熱中していた記者もいた。

 また会見には秋葉原を案内する「秋葉マップ」を無料配布しツアーを行なっている「秋葉でガイド」のメイドさんも取材に訪れていた。ツクモ「ロボット王国」もツアーの一部に入っているそうだ。「ロボスポット」も新たな秋葉原名所となるだろうか。


九十九電機 代表取締役 鈴木淳一氏(左)と近藤科学代表取締役の近藤博俊氏 KHR-2を操縦しロボットサッカーに興じる記者たち 取材に訪れていた「秋葉でガイド」のメイドさん

URL
  近藤科学
  http://www.kopropo.co.jp/
  KONDO ROBOSPOT
  http://www.kondo-robot.com/html/robospot_information.html
  ツクモロボット王国
  http://www.rakuten.co.jp/tsukumo/
  秋葉でガイド
  http://akiba-guide.com/

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( 森山和道 )
2006/10/13 20:47

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