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~全高3.4cmの超小型ロボットが自律動作する!
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通りすがりのロボットウォッチャー
脳とロボットを直接つなぐBMI
[00:10]
武器はないのか武器は!
~バンダイ「エアショックバトル 1/12 ビームサーベル」発売開始
Reported by 森山和道
株式会社バンダイから「機動戦士ガンダム」の「ビームサーベル」が2008年9月27日(土)より発売された。価格は4,980円。1/12サイズ、つまり等身大で、握りしめてぶんぶん振って遊べるトイだ。
「ビームサーベル」とは「錐状に形成されたビームの刃で敵を溶断する」という設定の「ガンダム」を代表する格闘用武器である。作品中では宇宙戦艦を貫きモビルスーツをまっぷたつにしていた。それを傾斜センサーと赤外線センサーを使うことで人間のアクションと連動した音や振動で体感できるという。2008年6月に東京おもちゃショーで発表されてから楽しみにしていたので、どんなオモチャなのか早速購入してみた。
パッケージにはビームサーベルを背部のランドセルから抜き放って(おそらくザクを切り裂いて)着地したガンダムのイラストがあしらわれている。キャッチコピーは「未知なる衝撃!! 君もガンダムになれ!!」。 もちろん製品説明には「この商品は、ビームが出ません」と注意書きが書かれている。対象年齢は8歳以上で、単4アルカリ乾電池3本が必要だ。連続動作時間は約90分とされている。
パッケージ。正面と右側面
パッケージ背面
パッケージ左側面
「1/12ビームサーベル」は全長274mm、幅40mm程度。ということは、実寸台のビームサーベルは3,288mm、つまり3m30cmくらいということになる。このような脳内補完作業をしながらパッケージを開封していく。ちなみに1/1ガンダムのビームサーベルの画像は
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にあるので合わせてご覧頂きたい。
パッケージされているパーツはシンプルで、本体とディスプレイパーツ、滑り止め用のゴムリングとリセットパーツ。そして既に発売されている「1/12ガンダム」に取り付けるためのジョイントパーツが付属している。本体には、Wiiリモコンのようなストラップがあらかじめ取り付けられている。遊ぶときにはゴムリングを本体に取り付け、このストラップで手首を締めて使う。
ブリスターパックの中身はシンプル
ビームサーベル本体
赤外線センサーのある正面。ビームは出ない
底面
付属ディスプレイベース
電源スイッチとモード切替ボタン
「1/12ビームサーベル」は、パッと見ただけではどこに電池カバーがあるのか分からない。外観デザインを崩さないための工夫だろう。単4乾電池をセットするための電池カバーの取り外しには付属のリセットパーツで、本体の小さなボタンを押しながら、カバーをずらす作業が必要になる。単4電池3本をセットし、ゴムリングをつけてストラップを通したら、早速電源ボタンを押す。
電源を押すとすぐさま「ギュイイーン」と起動音が鳴り、振動が伝わる。そして、先端部のビームサーベルをイメージさせるピンク色のLEDが点灯し、「ブン、ブン、ブン」と待機音が鳴り続ける。ビームサーベル本体の前面にはセンサーが付けられている。これを壁など何かしらの対象物に向けて斬ったり突いたりすると、音と振動が出る仕組みだ。センサーの反応距離は取り扱い説明書によれば80cmとあるので、音が出ない場合は近寄って振ってみるといいようだ。オフのときにももちろん効果音が鳴る。残念ながら刃はないので、頭の中で刃を出したり引っ込めたりするしかない。
どうも全身動作よりも手首のスナップを利かせたほうが効果音は出やすいようだ。音が地味だなと思ったので、取りあえず「格闘モード」ボタンを押してみた。すると演出音が少し派手になる。あれこれ試していると、だんだんコツが分かってくる。たとえばビームサーベルで敵を貫く音は、連続して振って静止すると「ドドーン、ドドーン」と連続爆発音のような効果音が出る。これが取り扱い説明書の表現でいう「タメ音」で、この状態のまましばらく敵を貫いたイメージで維持すると、やがて(アムロがザクのコクピットを貫いたときのように)「シュオオーッ」というビームサーベル独特の音がする。そのままビームサーベルを引き抜くようなアクションをすると、爆発音エフェクトが出る。
また、「シナリオモード」という遊び方もある。これは「機動戦士ガンダム」のシチュエーションをビームサーベルのアクションで楽しむというもの。ボタンを押すとレベル1からゲームが始まる。まず最初にガンダムの主役アムロの作中での台詞が流れ、続けて敵の攻撃音が流れる。そしてキュルルーンという警告音が流れたら即座にアクションをする。攻撃に成功して「ニュータイプ音」がなったら次のレベルに上がれるというものだ。ちなみに警告音のあとにすぐにアクションせずに攻撃に失敗するとギレンの台詞「あえて言おう。カスであると!」で怒られる。ステージは7つ用意されており、プレイヤーはドムやズゴックやジオングなどと闘うことになる。といってもゲームはごく簡単なもので、あくまでオマケのような印象だ。
リセットパーツでボタンを押す
すると電池カバーを外せる
遊ぶときにはゴムリングを滑り止めにつける
スイッチオン
【動画】
ぶんぶん振り回すと効果音と振動が出る
【動画】
シナリオモード。劇中の台詞を楽しむ
【動画】
タメ音からビームサーベルの貫き音へ。頭の中ではザクを貫いている
振り回して遊ばないときは、ディスプレイベース上に飾って楽しめる。握るにはちょうどいい大きさなので、テレビリモコンにでもなれば楽しいのになあと思ったりもする。
この手のオモチャとしてよく知られているのは米Masterreplica製の
「FXライトセーバー」
だ。大きさもほぼ同じである。「FXライトセーバー」は筆者個人も所有しており、素晴らしい「ライトセーバー」トイである。定価で2万円以上する「FXライトセーバー」と比べるのは少々気の毒なのだが、「1/12ビームサーベル」本体はABS樹脂製で、刃の部分はなく、ビーム部分は脳内補完するしかない。
最初から分かっていたものの、実際に遊んでみるとやはり少々残念だな、価格的に無理をしても刃を付けて欲しかったな、と思わざるを得なかった。やはり実際に刃部分がついているのといないのとでは、振り回したときの重さの感覚も違うのは当然だが、そもそも刃の長さの感覚が分からないため、振り回し方が違ってしまうのである。これではなかなか「ガンダムになりきる」のは難しい。そもそも自分が「ガンダムになりたい」のか、それとも「ガンダムを操縦したい」のかはまた微妙な問題だが、もしガンダムになりたいのであれば背面にランドセルを背負って引き抜くところから始めたいような気もする。
とはいうものの、ビームサーベルってこういう感じなのかなーと、頭のなかで妄想するには楽しい商品である。「HYPER HYBRID MODEL 1/12 RX-78-2 GUNDAM」を自宅に飾っている人ならば、そのガンダムにこのビームサーベルを取り付けることもできる。
公式サイト
ではミニドラマ形式のPVも楽しめる。
ディスプレイベースに載せて鑑賞できる
1/12ガンダムに付けるためのジョイントパーツを先端に付けたところ
米Masterreplica製「FXライトセーバー」と「1/12 ビームサーベル」の比較。大きさはほぼ同じ
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URL
バンダイ
http://www.bandai.co.jp/top.html
バンダイ エアショックバトル 1/12 ビームサーベル
http://bandai-hobby.net/beamsaber/index2.html
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2008/10/03 00:08
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