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石井英男のロボットキットレビュー
~近藤科学「KHR-2HV」(第2回)

ハードウェア組み立て(後編)
Reported by 石井英男

 少し間が空いてしまったが、KHR-2HVレビューの第2回をお届けする。今回は、ハードウェア組み立ての後編ということで、KHR-2HVを一通り組み立て、サンプルモーションを動かすところまで紹介する。


組み立て作業の続き

・サーボモーターの位置出しを行なう

 前編に続いてKHR-2HVの組み立て作業を行なうが、ここからの組み立てで重要になるのが、サーボモーターの位置出し(原点設定)だ。KHR-2HVで使われているサーボモーター「KRS-788HV」は、最大約180度の動作角度を備えており、電源投入時に中央の角度(ニュートラル位置)に移動する。このニュートラル位置と、サーボホーンの装着する向きを正しく位置を合わせておかないと、ロボットが正常に動作しない。

 サーボモーターの位置出しを行なうには、コントロールボードとバッテリを利用して、サーボモーターに通電する必要がある。その前準備として、付属のバッテリ(ROBOパワーセルHV Cタイプ)の充電を行なう。

 付属のバッテリは、9セルのニッケル水素バッテリで、10.8V/300mAhという仕様だ。ACアダプタータイプのバッテリ充電器が付属しているが、フル充電には約12時間かかるので、一気に組み立てるつもりなら、組み立てをはじめる前に充電を開始しておくとよい。なお、充電が完了しても、充電器のLEDは消えないので(やや暗くなる)、12時間経過したら充電器をコンセントから外すこと。

 バッテリの充電が完了したら、コントロールボードの電源コネクタにバッテリを繋ぎ、PCとコントロールボードの高速シリアル端子を付属のシリアルUSBアダプター経由で接続する。


 次に、モーション作成ソフトの「Heart To Heart 3J」(以下HTH3J)を起動する。前モデルのKHR-1では、PCとの接続用ケーブルがシリアル(RS-232C)対応であり、シリアルポートを装備していないことが多い最近のPCでは、シリアル-USB変換アダプターが必要であったが、KHR-2HVでは標準でUSBに対応しており(コントロールボードがネイティブでUSBに対応しているわけではなく、あくまでシリアルへの変換だが)、シリアル-USB変換アダプターを用意する必要がないのは嬉しい。ちなみに、このシリアル-USB変換アダプターは、単体販売されており、KHR-1でも利用できる。

 HTH3Jを起動したら、最初に通信ポート(COMポート)の番号を指定する。通信ポートの番号は、「コントロールパネル」にある「システム」を開き、「デバイスマネージャ」から確認できる。通信ポートを指定し、その左の「SYNC」チェックボックスにチェックを入れると、HTH3Jとサーボモーターの同期が行なわれ、HTH3J上でサーボモーターの角度を指定すると、サーボモーターに即反映されるようになる。

 HTH3Jの使い方については、次回の記事で詳しく紹介する予定だが、KHR-1で使われていたHeart To Heartとはユーザーインターフェイスが全く異なり、ポジションや分岐などのブロックをフローチャートのように並べてモーションを作ることができる。

 サーボモーターの位置出しを行なうには、ポジションを1つ配置する必要がある。「POS」(ポジションツール)をクリックして、データシート上にマウスカーソルを移動し、再びクリックすることで、データシート上にポジションが配置される。データシート上のポジションをダブルクリックして、ポジションウィンドウを開き、CH1を右クリックしてメニューを開いて「SERVO」を選択すれば、準備は完了だ。

 位置出しを行なうサーボモーターのコネクタをコントロールボードのCH1に接続し(コネクタの向きを間違えないようにすること)、ポジションウィンドウのCH1のスライドバーを動かし、サーボモーターの出力軸が回転することを確認する。

 次に、マニュアルに指定されているチャンネル別の原点設定値にスライドバーを移動すれば、サーボモーターの位置出しは完了だ。出力軸を動かさないように、サーボアームを装着するといった、組み立て作業を行なえばよい。なお、ほとんどのサーボモーターの原点設定値は0だが、CH13とCH19のサーボモーターのみ、原点設定値が異なるので(CH13は-90、CH19は90)、注意すること。


KHR-2HVに付属するバッテリ(ROBOパワーセルHV Cタイプ)。9セルのニッケル水素バッテリで、10.8V/300mAhという仕様だ バッテリを上から見たところ。9本のセルが4本+5本という形でパックされている

付属のバッテリ充電器。出力は13.5V、30mAなので、標準バッテリのフル充電には約12時間かかる HVバッテリ充電コード。丸形プラグをROBOパワーセルHVのコネクタに変換する

このように、バッテリ充電器の出力プラグにHVバッテリ充電コードを接続し、その先にバッテリを接続して充電を行なう USBとシリアルを変換するシリアルUSBアダプターが付属。コンパクトで持ち歩きにも便利

付属のシリアル延長ケーブル。長さは1.5mで、シリアルUSBアダプタとコントロールボードの接続に利用する PCのUSBポートにシリアルUSBアダプターを装着し、シリアル延長ケーブル経由でコントロールボードと接続。コントロールボードの電源コネクタにバッテリも接続する

システムのデバイスマネージャを開いて、シリアルUSBアダプターが割り当てられているCOMポートを確認する。この例では、COM9に割り当てられている HTH3Jを起動し、通信ポートの番号を指定する

通信ポートの左側にある「SYNC」チェックボックスにチェックを入れ、「POS」をクリックして、データシート(画面上の白いところ)をクリックし、ポジションを配置する 配置したポジションをダブルクリックして、ポジションウィンドウを開く。CH1を右クリックして「SERVO」を選択する

位置出しを行なうサーボモーターをコントロールボードのCH1に接続する CH1のスライドバーを動かして、サーボの出力軸が回転するかを確認し、マニュアルで指定されている原点設定値に設定する

・サーボアームの取り付け

 今度は、サーボアームの取り付けを行なう。KHR-2HVは、ボディにサーボアームを多用していることが特徴だ。サーボアームは、ポリカーボネート(ガラス混入)製で、アッパーアーム、ボトムアーム、アームベースの3つのパーツから構成されている。

 サーボーモーターの出力軸に装着するアッパーアームには、セレーションが切られており、サーボホーンの役割も兼ねている。アッパーアームを出力軸に、ボトムアームを反対軸に固定し、その両者をアームベースで繋ぐことで、サーボアームが完成する。アームベースは、フレームに装着されていることも多く、サーボアームは、フレーム同士を結合する役割も果たしているのだ。

 サーボアームの取り付けの際に、特に注意したいのが、アッパーアームの取り付け位置だ。アッパーアームを取り付ける部位によっても異なるが、アッパーアームは、サーボケースの長辺に平行(一部の部位では垂直)に取り付けるのが基本だ。

 サーボモーターの位置出しをしたら、その状態のままアッパーアームのセレーションを出力軸にあわせて、できるだけサーボケースの長辺と平行になるように取り付け、フラットヘッドホーン止めビスで固定する。

 ビスでの固定が完了したら、サーボモーターのコネクタをコントロールボードから抜いて、サーボアームの可動範囲を確認すること。サーボアームの取り付け位置が正しくないと、モーションが正常に動作しなくなる。

 サーボアームの取り付けは、腕、腿、すね、膝、足首、胴体の順に行なっていく。足首部分については、アッパーアームとボトムアームの取り付け後、アームベースをはめ込むのだが、アームベースをうまくはめ込むにはかなりの力が必要だ。特に後半の組み立てでは、力が入れにくい場所もある。

 組立説明書には、はめ込みが固い場合はドライヤーなどで温めるとよいと書かれているが、筆者は手っ取り早く、ラジオペンチを使ってはめ込んでしまった。筆者は、通常のラジオペンチを利用したが、注意しないとアームを傷つけてしまう。そこでお勧めしたいのが、タミヤから発売されている「ノンスクラッチラジオペンチ」だ。ノンスクラッチラジオペンチは、モノをつかむ部分が樹脂ができているので、つかむモノに傷がつきにくくなっている。


腕や腿部分を構成するブラケットBユニットにサーボアームを取り付けるのに必要なパーツ一式(1個分) サーボアーム700Aのアッパーアーム(左)とボトムアーム(右)

サーボアーム700Aのアッパーアームのアップ。こちらをサーボモーターの出力軸にはめ込む。セレーション(歯車のギザギザ)があることに注意 サーボアーム700Aのボトムアームのアップ。こちらはサーボモーターの反対軸にはめ込むため、セレーションはない

サーボモーターにアッパーアームを取り付けたところ。アームとサーボケースの長辺が平行になるように取り付ける アッパーアームの可動範囲を確認する。時計回りに回してここまで動けば正常

反対側はここまで動けば正常。アームはゆっくり動かして、無理な力を加えないようにすること 反対軸にボトムアームを取り付けたところ

アッパーアームとボトムアームを取り付けるとこのようになる 同様にして、6個のブラケットBユニットにアッパーアームとボトムアームを取り付ける

すねや膝部分を構成するレッグユニットにサーボアームを取り付けるのに必要なパーツ一式(1個分) レッグユニットにアッパーアームとボトムアームを装着したところ

同様にして、左右のレッグユニットにアッパーアームとボトムアームを装着する 足首部分のフットユニットにサーボアームを取り付けるのに必要なパーツ一式

アッパーアームをフットユニットRに装着したところ。サーボモーターの位置出しを行なった状態で、アッパーアームが足裏に対して垂直になるように取り付ける 反対軸にボトムアームを装着したところ

アッパーアームとボトムアームの位置を合わせ、アームベースをはめ込む。アームベースの向きに注意 アームベースを半分まではめ込んだところ

アームベースを完全にはめ込んだところ。はめ込むにはかなりの力が必要だが、最後まできっちりとはめ込むようにすること アームベースが正しくはめ込まれると、このようになる

タッピングビスでアームベースとアッパーアーム、ボトムアームのジョイント部分を固定する 同様にして、左右のフットユニットにサーボアームを装着する

胴体となるボディユニットにサーボアームを取り付けるのに必要なパーツ一式 ボディユニットにアッパーアームとボトムアームを装着したところ

アッパーアームとボトムアームの位置を合わせ、アームベースをはめ込む。固いときには、ラジオペンチなどを使うと楽にはめ込むことができるが、サーボアームを傷つけないように注意すること 左右の脚の付け根部分にアームベースをはめ込み、タッピングビスで固定する

・ケーブルガイドを利用してケーブルをまとめる

 胴体(ボディユニット)へのサーボアームの取り付けが終わったら、足首(フットユニット)、膝部分(レッグユニット)、腿部分(ブラケットユニット)を組み合わせて脚を作るのだが、このときにサーボケーブルをまとめる作業も行なう必要がある。

 KHR-1ではサーボケーブルをうまくとり回して、配線をまとめるのがなかなか難しかった。しかし、KHR-2HVでは、ケーブルガイドが用意されており、簡単にケーブルの整理ができるようになっている。これも地味だが、非常に嬉しい進化点だ。ケーブルの取り回しと整理は、ロボットのモーションを実行させる際に重要である。特に、ケーブルの余りが長すぎたりすると、バトルで相手にひっかけられたりして、トラブルの原因となる。

 両脚に続いて、両腕の組み立てを行なう。両腕の組み立ても、ケーブルガイドを利用して、ケーブルをまとめながら行なう。

 両腕の組み立てが終わったら、胴体となるボディユニットにサーボホーンを取り付ける。肩の部分には、アームサポーターが装着されており、側転などのフレームに負担がかかるモーションを行なっても、フレームや出力軸に負荷がかかって、フレームが歪んでしまうことを防いでいる。

 次に、トップカバーに頭となるサーボモーターや電源スイッチを取り付ける。


脚の組み立てに必要なパーツ一式。これまで組み立てたレッグユニットとフットユニット、ブラケットユニットを組み合わせて脚にする レッグユニット(左)のサーボアームにブラケットユニット(右)のアームベースをはめ込む

レッグユニットの反対側にフットユニットを組み合わせれば、脚が完成する 同様にして、両脚を組み立てる

サーボケーブルをまとめて整理するためのケーブルガイド。全部で12個あり、ランナーからニッパーなどで切り離して使う ケーブルガイドを切り離したところ。ケーブルガイドの固定は、M2-6の皿タッピングビスで行なう

右足首部分のサーボケーブルをケーブルガイドでまとめたところ 右脚部分のサーボケーブルは、このようにケーブルガイドでまとめればよい

同様にして、両脚のサーボケーブルをケーブルガイドでまとめる アームの組み立てに必要なパーツ一式

ブラケットBユニットにハンドRをタッピングビスで固定する もう1つのブラケットBユニットに先ほど組み立てたアームユニットRを組み合わせて、タッピングビスで固定すれば、右腕部分が完成する

同様にして、両腕を組み立てる 腕のサーボケーブルもケーブルガイドを利用して、このようにまとめる。サーボモーターの可動範囲を妨げないように、余裕を持ってケーブルガイドに固定すること

同様にして、両腕のサーボケーブルをケーブルガイドでまとめる ボディユニットにサーボホーンを取り付けるのに必要なパーツ一式

ボディユニットにアームサポーターとサーボホーンを取り付ける サーボホーンを固定したら、その上にアームベースを固定する。アームベースの向きに注意すること。アームベースの下側にマジックなどで目印を付けておくと、センターがわかりやすくなる

同様にして、両肩にアームサポーターとサーボホーン、アームベースを取り付ける ヘッドの組み立てに必要なパーツ一式

サーボモーターにサーボホーンを取り付け、トップカバーとサーボホーンをビスで固定する 電源スイッチをトップカバーに圧入する

・ボディの最終組み立てを行なう

 両脚と両腕、ボディユニットが完成したら、いよいよ最終組み立てだ。両腕と両脚、コントロールユニット、ヘッドユニットをボディユニットに取り付けることで、KHR-2HVの全身が姿を現す。各ユニットをボディユニットに取り付けたら、コントロールボードにサーボケーブルのコネクタを差し込む。サーボケーブルのコネクタを差す位置と向き(黒いケーブルが基板の外側にくる向きが正しい)に注意して、間違えないようにすること。

 サーボケーブルのコネクタを全て差し込んだら、ナイロンストラップを利用して、余分なケーブルをまとめる。


ボディの組み立てに必要なパーツ一式。ようやくKHR-2HVの全体像が見えてくる ボディユニットに両腕(アームユニットLとアームユニットR)を取り付けたところ

さらに、ボディユニットに両脚(レッグLとレッグR)を取り付ける ボディユニットの背面に、コントロールユニットを取り付けたところ

ボディユニットに、ヘッドユニットを取り付けたところ コントロールボードにサーボケーブルのコネクタを差し込んでいく

黒いケーブルが基板の外側に来るようにコネクタを差し込めばよい。逆に差さないように注意すること サーボケーブルのコネクタを全て差し込んだら、ケーブルガイドを利用して、ケーブルをまとめる

ケーブルをまとめるために使われるナイロンストラップ(タイラップ)が付属 余分なサーボケーブルは折り返して、ナイロンストラップでまとめる

同様にして、サーボケーブルを全てまとめる

・フロントカウルとボードカバーの加工と塗装を行なう

 最後の作業が、フロントカウルとボードカバーの加工および塗装である。フロントカウルやボードカバーはポリカーボネートでできているが、余計な部分があるので、ハサミやカッターなどを使って、その部分をカットする必要がある。

 また、カラーが透明なので、そのままでは中身が見えてしまい、あまり格好がよくない。市販のスプレー塗料(ポリカーボネート用、タミヤや京商などから発売されている)を利用して、塗装を行なうことをお勧めする。

 塗装する場合は、不要部分をカットする前に行なうこと。塗装は、カウルの内側(裏面)に行なう。塗料がよく乾いたら、フロントカウルとボードカバーのカットを行なう。カウルはかなり固いので、普通のハサミだと切りにくい。

 筆者は、タミヤの曲線バサミ(プラスチック用)を利用したが、こうしたプラスチック用ハサミなら、かなり簡単に切ることができる。筆者の場合も、ザクザク切っていったところ、数分程度で不要部分のカットが終了した。ただし、ハサミでカットしたままだと、断面がギザギザになってしまうので、気になる人はヤスリを使って仕上げればよい。

 フロントカウルとボードカバーのカットが完了したら、ボードカバーを本体背面に取り付け、フロントカウル内側にバッテリを収納して、フロントカウルをボディピンで固定すれば、KHR-2HVの組み立てが一通り完了する。


フロントカウルとボードカバーに色を塗るには、ポリカーボネート用のスプレー塗料を使う 塗装は、フロントカウルとボードカバーの内側に行なう

フロントカウルやボードカバーの切り取りに便利なタミヤの曲線バサミ(プラスチック用) 曲線バサミの先端はこのように湾曲しており、スムースに曲線を切ることができる

このように、フロントカウルの不要部分をハサミで切り取っていく 不要部分の切り取りが完了したフロントカウル。表面の保護用フィルムを剥がせば、きれいな表面が露出する

こちらは、切り取りが完了したボードカバー。断面がギザギザなので、ヤスリなどで仕上げればよりきれいになる ボードカバーの4箇所に穴を開け、タッピングビスを利用して本体背面に取り付ける

バッテリの取り付けに必要なパーツ一式 スポンジを半分に切って、ボディフレームのビスの頭を覆うように貼り付ける

バッテリコネクタを接続する これでハードウェアの組み立ては一通り完了

・ホームポジションの設定を行なう

 組み立てが完了したら、次はホームポジションの設定だ。ホームポジションは、モーション実行時に基本となる大事なポジションである。ホームポジションを正確に設定して、左右や前後のバランスをきちんと取っておかないと、モーションも正しく実行できなくなる。サンプルの歩行モーションを実行させても、うまく歩かずに倒れたりする場合や、左右に曲がっていってしまう場合は、ホームポジションをもう一度確認してみよう。

 KHR-2HVでは、ホームポジション設定の目安となるニュートラルゲージがフレームに設けられているので、KHR-1に比べてホームポジションの設定もやりやすくなった。ニュートラルゲージの穴とサーボアームの突起部分を合わせることで、ホームポジションの姿勢をとることができる。

 ホームポジションの中でも、特に重要なのが足裏の位置だ。左右がきちんと揃っていないと、安定した歩行はできない。KHR-2HVをしばらく動かしていると、ホームポジションがずれてくることがあるので、こまめにホームポジションを見直すことが重要だ。

 ホームポジションが正しく設定できれば、付属CD-ROMに収録されているサンプルモーションが問題なく実行できるはずだ。いくつかのサンプルモーションを実行さた様子を、動画で撮影したので、参考にして欲しい。

 KHR-2HVは、KHR-1に比べて、ネジの本数が減っており、組み立てもしやすくなっている。二足歩行ロボットキットの組み立てが初めてだという人でも、組立説明書にしたがって組み立てていけば、半日程度で完成させることができるだろう。

 次回は、オリジナルモーションの作り方について説明する予定だ。


PCと接続して、Heart To Heart 3Jを起動し、ホームポジションの設定を行なう HTH3Jの調整ウィンドウを開いて、ホームポジションを設定する

フレームの穴(ニュートラルゲージ)にサーボアームの突起部分をあわせるようにすれば、ホームポジションの設定が短時間ですむ こちらは膝上の部分のニュートラルゲージ

ホームポジション設定が完了したKHR-2HVの全体写真(正面) ホームポジション設定が完了したKHR-2HVの全体写真(背面)

ホームポジション設定が完了したKHR-2HVの全体写真(側面) 【動画】CD-ROMに収録されているサンプルモーションの1つ「前進」。きれいな歩行だ

【動画】CD-ROMに収録されているサンプルモーションの1つ「キック」 【動画】CD-ROMに収録されているサンプルモーションの1つ「腕立て伏せ」

【動画】CD-ROMに収録されているサンプルモーションの1つ「前転」。なかなかダイナミックな動きだ

URL
  近藤科学
  http://www.kondo-robot.com/
  製品情報
  http://www.kondo-robot.com/html/KHR2HV_KIT.html

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石井英男のロボットキットレビュー~近藤科学「KHR-2HV」(第1回)(2006/10/10)


2006/12/08 00:20

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