株式会社エルエルパレスのホビーロボット事業部ロボットフォースは、スタンダードクラス競技会のネットワーク「JSRC~ジェイサーク~(仮)」の発足を10月31日に発表した。
このネットワークは、同社が主催している二足歩行ロボット競技会「ロボファイト」「ロボゴング」で採用しているSRC(STANDARD REGULATION CLASS)と呼ばれる機体規格を、全国各地で行なわれているロボット大会で統一ルールとして採用しようというもの。SRCは市販のロボットキットでも参加可能なクラスとなっている。
統一ルールとして採用することで、より多くのロボットユーザーに門戸を開き、新しいロボット界のステータスシンボルを想像し、単に機械的、技術的に最強のロボットを決めるのではなく、最高のロボットマン、ビルダーを選ぶ大会にしたいとロボットフォースでは考えている。
なお、現在ネットワークに賛同している団体(カッコ内は大会名)は九州ロボット練習会 (YOKAロボまつり)、香川ヒューマノイドロボット研究会 (Robo Country IV)、中部ロボット推進委員会(RoBo☆CHAMP)、姫路ロボ・チャレンジ実行委員会(姫路ロボ・チャレンジ)、ROBO-PRO(ロボプロチャレンジカップ、ロボプロステーション)、ロボットフォース(ロボファイト、ロボゴング)の6団体。2008年11月から2009年1月までに、上記の団体が主催する大会で選抜・または選考によって代表を決定し、2009年1月11日(日)に開催予定の「ロボゴング9」にてJSRC暫定全国大会を行なう予定になっている。
SRCの主な機体レギュレーションについては以下の通り。
●重量
2.9kg以下
●サイズ
高さ40cm以内、前後左右60cm以内
●足裏サイズ
市販機(KHR-1&2、ROBONOVA-I、RB-1000等)及びその改造機の場合、純正品あるいはその同等品、至近のROBO-ONE 軽量級(2kg以下)のいずれか大きい方とする。また自作機の場合は至近のROBO-ONE 軽量級(2kg以下)と同等とし、資格審査は行なわない
●サーボ
9個以上30個以下。8軸以下のロボットは市販機であっても出場できない。但し8軸以下の市販機をオプションパーツなどで9軸以上に増やした場合は自作機扱いとなり、参加可能となる。また市販機、改造機、自作機のいずれの場合も13kg・cm以上のトルクのサーボは5個以下とする
■URL
ロボットフォース
http://www.robot-force.jp/
九州ロボット練習会
http://robo9ren.web.fc2.com/
香川ヒューマノイドロボット研究会
http://www.robocountry4.com/
姫路ロボ・チャレンジ実行委員会
http://www.city.himeji.lg.jp/atom/robo/robo_challenge/index.html
ROBO-PRO
http://www.robo-pro.net/
( 小林 隆 )
2008/11/04 15:47
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