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大阪にて、次世代ロボット分野の社会人向け教育プログラムがスタート、受講生募集中


 ATR(国際電気通信基礎技術研究所)が、次世代ロボット分野のリーダーとなる人材を育成する教育プログラム「EPEER(Education Program for Engineers and Enterprisers in Robotics) Project」を開始する。現在、4月の開講に向けて、受講生を募集中。募集人員は30名。出願は2月末日まで受付。

 このプロジェクトは、平成19年度中小企業産学連携製造中核人材育成事業「次世代ロボット分野でのイノベーション型製造中核人材育成」として実施する。

 次世代ロボット分野は、21世紀の国内産業の牽引を期待されている。だが、その中核技術であるRT(ロボットテクノロジー)、UT(ユビキタステクノロジー)、IT(インフォメーションテクノロジー)などの技術を束ね、開発からフィールドマーケティングまで実践する現場のリーダーとなる人材の不足が課題となっている。

 EPEER Projectは、関西RT分野をリードする教育機関、関連機関が連携し、実践的なカリキュラムをで次世代ロボット分野のリーダーとなる人材を育成するのが目的。

 教育カリキュラムは、大阪大学と奈良先端科学技術大学院大学が中心となって開発。製品開発などのプロジェクトを実際に体験し、プロジェクト遂行に必要な技術を体得する実践的な学習方法になっている。

 期間は2年間で、1年目の前期は、EPEER特別講座を受講。後期には、それぞれの目指す分野をふまえて、技術者用プログラムと起業家用プログラムを選択する。2年目には、実際に3~4名のチームでシステム開発演習をし、ユニバーサル・シティウォーク大阪(TM)などで実証実験を行なう。

 ATRがプログラム全体の統括を行なうとともに、フィールドマーケティング演習をサポートする。

 また、事業化を最終目的としているので、プログラム修了後も取り組んだプロジェクトテーマを継続することが可能。その際、外部評価や販路開拓、資金調達などをロボットラボラトリーが中心となってサポートしていく。

 本プロジェクトは、2011年に完成が予定されている梅田北ヤードのナレッジ・キャピタル構想とも連動している。

 受講対象者は、中小企業若手・中堅技術者、次世代ロボット分野での起業を検討する起業家など。講座は、大学院の科目等履修生として受講でき、社会人が学習しやすくなっている。


URL
  EPEER
  http://www.epeer.jp/


( 編集部 )
2008/02/15 00:11

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