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Googleが「Lunar X-PRIZE」のスポンサーに
~民間資本で月を目指せ!


 Googleは9月13日(現地時間)、民間資本での月面着陸を目指す「Lunar X-PRIZE」のスポンサーになったと発表した。トータルで3,000万ドルの賞金を出す。

 「Lunar X-PRIZE」は、民間資本での宇宙開発促進を目的として1995年に設立されたX-PRIZE財団と、Googleが共同開催するコンテスト。2012年12月31日までに民間所有のロボット探査機を月面に着陸させて、月面を500m以上探査し、動画、画像、データを地球に送信することに成功した優勝チームには2,000万ドルが贈られる。それ以降、2014年12月31日までだと賞金は1,500万ドルに減額される。その時点でコンテストは終了の予定。

 また、5,000m以上の距離を移動したり、アポロ探査機の残骸や氷の発見、14日半続く月の夜を過ごさせるなどの追加任務に成功した場合にはさらに特別賞として500万ドルが贈られる。また、探査機を月面に着陸させ、月面のデータを地球に送信できたチームには、500万ドルが贈られる。こちらも期限は2014年まで。

 撮影され、地球に送られるビデオ映像や静止画像は、Googleのサイトにて無料で公開される。同社が「Mooncast」と呼ぶこれらのデジタルデータは、以下の要件を満たす必要がある。

・月面で撮影された高解像度の360度パノラマ写真
・月面で撮影された探査機自体の画像
・宇宙探査機の月面探査を映したほぼリアルタイムの動画
・高解像度(HD)の動画
・発射前に宇宙探査機にロードされた一連のキャッシュデータの送信(月面からの最初のメールなど)

 参加各チームは、最初のMooncastで月面着陸の様子を送信。2回目のMooncastで月面探査の画像と動画を送信する必要がある。データの容量は、合計約1GBだという。

 参加チームの資金は、90%以上が民間出資である必要がある。政府や関係機関が参加することはできないが、民間資本のチームであれば、どの国からも参加が可能。「Google Lunar X PRIZE では、世界中のさまざまな国からの参加を期待しています」という。

 Google Lunar X-PRIZEでは「最初の打ち上げは3、4年以内に行なわれると予想」している。

 Googleでは、同社の公式ブログ上にて、Googleが宇宙を愛する理由を「それがクールだから」と語っている。宇宙探査はこれまでも目覚しい技術的ブレイクスルーの歴史を持っており、今後もロボットによる宇宙探査や正確な着地技術などをリードするからだという。「Lunar X-PRIZE」へのGoogleのスポンサーシップが、(アポロ11号のニール・アームストロング船長がかつて語ったように)大きな飛躍をもたらす「小さな一歩」となることを願うと同時に大きな飛躍の結果が待ち遠しいという。

 なお、同社ウェブサイトにて、キャンペーン用のイメージビデオが閲覧できる。


URL
  Google
  http://www.google.co.jp/
  Google Lunar X-PRIZE
  http://www.googlelunarxprize.org/
  ニュースリリース
  http://www.googlelunarxprize.org/lunar/intl/jpn

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( 編集部 )
2007/09/18 13:10

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