独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研) 知能システム研究部門とロボットサービスイニシアチブ(RSi)は29日、両者のロボット向け標準化技術の相互利用を推進する発表した。
産総研のロボット開発用ソフトウェア「RTミドルウェア」とRSiのネットワークロボット向けサービス仕様「RSiプロトコル仕様」の相互接続を可能にするもの。技術の共通化を図ることで、パーソナルロボットのコストパフォーマンスを高め、次世代ロボット市場を開拓することが狙い。
今回開発されたのは、RSiが提供する「お天気情報サービス」をRTミドルウェアから利用するシステム。同サービスは、三菱重工の「wakamaru」などで利用されていた。RTミドルウェア側でRSiプロトコル仕様サーバーにアクセスする機能を持たせてサービスを利用する仕組み。
今後は実証実験を重ねながら、新たなサービスロボットの実現を目指し、プロトコルスウィートを共同開発していくという。
■URL
産業技術総合研究所
http://www.aist.go.jp/
ニュースリリース
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2007/pr20070829/pr20070829.html
ロボットサービスイニシアチブ
http://robotservices.org/
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( 清宮信志 )
2007/08/31 16:15
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