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「夢のロボット大集合」
~福岡県久留米市でロボットイベント開催中


 福岡県久留米市の福岡県青少年科学館で、2月17日から「夢のロボット大集合~ロボットと暮らす生活~」展が開催された(4月8日まで)。筆者は初日の17日に取材に行ったので、その様子を紹介する。


からくり儀右衛門を生んだ街・久留米

 福岡県久留米市は「からくり儀右衛門」こと田中久重の生まれた土地だ。田中久重は、久留米絣の発明者・井上伝を助けて久留米絣の織機を製作、また民間初の機械製造会社を創立し、それが現在の東芝につながったことはよく知られている。

 それだけでなく、弓曳き童子や文字書き人形などのからくり人形の最高傑作を製作し、佐賀藩が設立した技術研究所「精錬方」のメンバーの1人として、佐賀藩を幕末最高の科学技術を持つ雄藩に押し上げてもいる。幕末から明治にかけて、物づくりで日本を動かした人物だと言っていいだろう。

 その伝統もあり、久留米市は物づくりに対する意識の高いところだ(世界的なタイヤメーカー・ブリヂストンは久留米が発祥の地であり、教育機関としては国立久留米高専もある)。

 久留米市は田中久重に関するモニュメントも多い。それを写真で紹介しよう。


JR久留米駅前にあるからくり時計。田中久重が製作した「太鼓時計」を模している 定時になると、からくり儀右衛門ロボ(?)が現れて、自分の発明品の説明をしてくれる 発明品は、左上から「蒸気車雛形」「無尽灯」「万年時計」「童子盃台」「万年回転独楽」「弓ひき童子」の六つで、それぞれが動く(さすがに弓ひき童子は矢を飛ばさないが)

田中久重が水からくり興行を行なった五穀神社。福岡県青少年科学館の割と近くにある 五穀神社に設置してある田中久重の説明版 五穀神社にある田中久重と井上伝(久留米絣の発明者)の銅像。久留米絣の基礎を作り上げた、久留米の偉人コンビである

福岡県青少年科学館に「夢のロボット大集合」

 福岡県青少年科学館は平成2年5月に開館した福岡県立の科学館で、「子供たちに、触って科学を体験してもらう」をテーマとしている。

 この福岡県青少年科学館の春休みのイベントとして、「夢のロボット大集合~ロボットと暮らす生活~」展が開催された(主催は福岡県教育委員会、福岡県青少年科学館、西日本新聞)。科学館の人の話によると「最近、ロボットが生活に入ってくるようになったので、子供たちにもより身近にロボットを体験してもらいたい」との趣旨で企画したのだそうである。

 「夢のロボット大集合」展には福岡県の主なロボットが集合した他、三菱重工のwakamaruなども参加。土曜日は高校生以下が入場無料になることもあって、会場は大勢の子供たちで賑わっていた(こども会で青少年科学館を訪れた子供たちも多かったようである)。

 どんなロボットが登場していたかは写真でごらんいただきたい。


福岡県青少年科学館の全景。プラネタリウムでも有名な科学館だ 会場内の田中久重コーナー。ただし、からくり人形は市販のもので、「以前に開催したからくり人形中心の博物展とできるだけかぶらないようにした」とのことだった 入り口にいたロボット産業振興会議のRIDC-01。人と会話する能力を持っていて、福岡県内のイベントにも登場する。機体自体はテムザックが製作し、音声認識機構および会話のプログラムは、九州工業大学および九州工業大学発のベンチャー「キットヒット」が担当

三菱重工の「wakamaru」。2台参加していた ロボットと共に暮らすコンセプトの部屋。ここにもwakamaruがいた 同じ部屋のベッドルーム部分。iBot社のルンバが掃除をしていた

ツカサ重工の腕立て伏せロボットとロボットアーム。自社の製品でデモ用のロボットを作っている テムザックファミリーのロボット。TMSUK04の向かって左奥にあるのは、TMSUK04用のマスタースレイブシステム 2006年ロボカップ・ジャパンオープン大会中型ロボットリーグ部門で優勝した「Hibikino-Musashi」のサッカーロボット

福岡県内の高専ブース 映画『ロボコン』にも登場した、北九州高専の「ニョロ」。北九州市を中心としたイベントにもよく登場しているため、だいぶ疲れが見える 地元久留米高専の高専ロボコン用「Crescent」

人気のマノイショー

 中でも人気を博していたのは、京商のマノイショーだった。

 福岡県はロボスクエアの存在もあって、二足歩行ロボットのイベントが数多く行なわれている。しかし、それは福岡市周辺にとどまる傾向があった(基本的にロボスクエアが福岡市の施設であるため)。今回のマノイショーは、福岡県筑後地方で初めて行なわれた二足歩行ロボットの本格的なイベントだ。

 マノイショーはデモや操縦体験の他に、一般向けには初公開となるマノイPF01のデモも実施された。また第1回 KYOSHO アスレチクスヒューマノイドカップ無線部門優勝ロボットのAutomoNICOが招待され(オーナーの堀ノ内氏が福岡県の人だったため)、空手モーションとサッカーモーションを披露し、観客たちを驚かせていた。

 しかし、一番人気だったのは、なんといってもソフトバンクホークス仕様マノイによるラジオ体操だろう。マノイの動きに合わせて、ラジオ体操をする子供たちもいたし、大人からも「あれ、欲しい!」との声が上がっていた。ソフトバンクホークス仕様は急遽決まったらしいが、評判がよかったので、もしかしたら実際に販売されることになるのかもしれない。

 「夢のロボット大集合」のマノイ体験ショーは、4月7日、8日にも行なわれる予定である。


京商のマノイショー うさぎ跳びをしているマノイ。サーボが壊れるのを防ぐため、数ミリ程度のジャンプに止めている 観客によるマノイ操縦体験も行なわれた

一般向けには初公開のマノイPF01 マノイPF01のデモ。足を伸ばした歩行と簡単なモーションを披露していた 空手モーションを見せるAutomoNICO。京商アスレチクスヒューマノイドカップの時と全く外装が違うが、こっちの方が本来の姿らしい。道着はテディベア用のもの

サッカーモーションも披露。AutomoNICOは、2月12日に開催されたKONDO-CUPにも、ロボスクエアーズの一員として参加している 一番ウケていたソフトバンクホークス仕様のマノイ ラジオ体操をするソフトバンクホークス仕様マノイ

会期中の予定

 「夢のロボット大集合」の期間中、マノイ体験ショーの他にもロボットイベントが行なわれる。

・AIBOダンスショー:3月11日・3月21日・4月1日
・テムザックショー:3月18日・4月8日
・パペロ体験ショー:3月25日

 また、二足歩行ロボットバトルデモが3月10日に開催され、イーケイジャパンの教育用ロボットキットを使った工作教室も期間中に実施される。


URL
  福岡県青少年科学館
  http://www.science.pref.fukuoka.jp/


( 大林憲司 )
2007/02/21 00:01

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