3月最後の週末の28日(土)、29日(日)に、ヴイストン旧社屋においてロボット競技会「第5回ロボプロステーションチャレンジカップ」が開催された。初日は、二足歩行ロボットの格闘競技の3クラスを実施。1.5kg以下のロボットによる「ライトウェイトクラス」、競技会で優勝・入賞経験が一度もない選手のみが無改造の市販キットで参加可能な「チャレンジクラス」、起動時以外はオペレーターの操作は一切なしでロボット自身の力だけで闘わせる「自律クラス」だ。
2日目は、新たに設けられたライントレース系競技の「Beautoロボコン」と、2日間のメインともいえる第15回ROBO-ONE認定大会の二足歩行ロボット競技「ヘビーウェイトクラス」を実施。初日を前編、2日目を後編として、2回に分けて今大会をレポートする。なお、今回は関西圏でモデルやタレント、歌手などなどマルチタレントとして活躍している愛須エリナさんがMCを担当し、前回までとは雰囲気の違う大会となっていた。
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初日の全参加選手とロボットで記念撮影
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MC担当の愛須エリナさん。ラウンドガールを、という要望も多かった
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● 製作者の技術者的センスが大いにものをいった自律クラス
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トーナメントの組み合わせ
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まずは、2日間で行なわれた5競技中、最も製作者の技術者的センスがポイントとなる自律クラスからお届けしよう。改めて説明するまでもないが、自律クラスは、オペレーターがスタート時以外は一切操作できず、ロボットがセンサーからの情報で対戦相手の位置を把握し、移動や攻撃を行なうというというもの。今回は、2kgまでのロボットが出場できる形だ。
基本ルールは3分1ラウンド、3ダウンを相手から先取した方が勝ちで、2スリップは1ダウンというお馴染みのルールが採用されている(チャレンジクラス、ライトウェイトクラスも同じ)。参加選手は1名の棄権があったため、計9選手。以下の通りとなっている(カッコ内は製作者名)。また、トーナメントは、1回戦の敗者が復活できる仕組みとなっており、変則ベスト16(正確には15枠)トーナメントで行なわれた。なお、エントリーしたが棄権した選手は掲載していない。
【エントリーリスト】
・Centurion(桃色兎さん)
・RB2000SF(zenoさん)
・RV-Sensor(桑久保貞行さん)
・VRX-0(マサ吉さん)
・Wild Dog(山口辰久さん)
・うさぎ(ヴィーさん)
・ギャーシャ(ガルマ仇討ち部隊・たくやくん)
・ザクとは違う(ガルマ仇討ち部隊・まさるくん)
・鎧丸(凶器屋本舗さん)
試合前に各選手が自らのロボットのセンサー数などを紹介するのだが、技術的に力が入っていたのが、関東からの遠征組の1人である桑久保さんのRV-Sensor。Robovie-Xベースの機体なのだが、ROBONOVA-Iなどで使用されている基板を追加しており、オリジナルの基板は機体制御、追加基板でセンサーのコントロールを行なっている。また、顔を左右に振ることで、擬似的に16方向センシングも行なっている(顔には前後と背の低い対戦相手用の3個のセンサーを搭載)。基板を追加した理由は、1枚だとセンサーをコントロールしている際は機体制御をストップしないとならないため。つまり、スキが生じてしまうのを防ぐのが狙いというわけだ。また、両ヒジにもセンサーを備えており、攻撃チャンスを逃さないようにしている。ただし、まだ調整不足のようで、今回は上位への進出は残念ながら叶わなかった。
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左がRobovie-XベースのRV-Sensor。センサーコントロール用に基板を追加し、センサーは5つ搭載
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基板のアップ。ROBONOVA-Iなどで使用されている基板を追加したそうである
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● 自律クラス準決勝戦レポート
準決勝戦まで勝ち上がったのは、RB2000SF、ザクとは違う、うさぎ、VRX-0。組み合わせは、第1試合が前の2体、第2試合が後ろの2体だ。RB2000SFは1回戦でCenturionを、ベスト8で鎧丸を破って準決勝戦に進出。ザクとは違うは、1回戦の第4試合でうさぎに敗北したが、敗者復活戦で第5試合の敗者であるWild Dogに勝ち、ベスト8でRV-sensorを破っての進出である。うさぎは前述したようにザクとは違うを破り、続いてギャーシャとガルマ仇討ち部隊親子を連覇しての進出。VRX-0はWild Dogを下した後、対戦相手が第3試合の敗者で、その選手が棄権であったため、一気に準決勝戦進出と運も味方につけた。
準決勝戦第1試合のRB2000SFはその名の通り、RB2000がベースで、頭部にPSD距離センサーを1つ搭載している。ヴイストン製の市販拡張キット「VS-PSD1」を使用しているということだ。一方のザクとは違うは、週刊ROBOZAKのROBONOVA-I相当のRZ-1をベースにした機体で、両腕にグリッパーを追加し、前後左右と両腕の計6個のセンサーを装備している。さらに、1/60ガンプラのザクの頭部を載せているという具合だ。
勝負は、開始早々にお互いに捕捉し、接近戦からスタート。まずザクとは違うが体当たりを浴びせてRB2000SFを押し倒し、1ダウンを先取した。センサーの調整が両者ともいいようで、正面に相手をとらえると、ほぼ確実に距離を詰めて攻撃を繰り出していく。2回目の接触ではRB2000SFが1ダウンを取り返し、イーブンとなった。その後、一見すると、ザクとは違うの捨て身の投げ技が決まったかに見えたが、審判の判断はザクとは違うのスリップで、RB2000SFが巻き込まれた、というもの(後ろへの投げのため、先にザクとは違うの背中がリングに着いたという判定のようだ)。それでお互いに調子が狂ったか、どちらも認識がうまくいかなくなってしまう。しかし、RB2000SFがうかつにザクとは違うの真横に並んでしまい、そこへザクとは違うの左パンチが入り、場外へ転落。これで1-2。タイムアップの可能性が見えてきたが、RB2000SFが起死回生の1ダウンを奪い、2-2に持ち込む。さらに攻撃はそこで止まらず、最後は前のめりに倒れながらの捨て身の攻撃でRB2000SFがザクとは違うを押し倒し、1秒あるかないかでタイムアップのブザー。今回の捨て身攻撃は仕掛けたRB2000SFよりも仕掛けられたザクとは違うの方が先にリングに着いたということで、有効な攻撃。2-3でRB2000SFが決勝戦に進出した。
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RB2000ベースのRB2000SF。頭部にPSDセンサーを1つ搭載している
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ROBONOBA-Iベースのザクとは違う。前後左右に加え、両腕にもセンサーを搭載
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【動画】自律クラス準決勝戦第1試合。RB2000SF(左) vs ザクとは違う
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準決勝戦第2試合は、うさぎ vs VRX-0。うさぎはRB2000ベースで、両腕にセンサーがつけられており、その場を旋回し続け、相手を見つけたらすぐ攻撃を繰り出すプログラムだという。ヴィーさんが関西圏で有名なオペレーターの1人であるCaptain PEKOさんに弟子入りをしたということで、ヌイグルミの顔を被った愛らしい姿にもかかわらず、アイパッチをしている(ただし、その愛パッチにも「兎」と漢字で刺繍があるのだが)。一方のVRX-0はアフロ頭のアフ・ロゥのオペレーターとしても知られているマサ吉さんの機体。Robovie-Xベースで、センサーは標準の頭部以外に、複数追加している。まず相手が横に来た時にすぐ攻撃できるよう、両足の外側にそれぞれ1つずつ用意。また左足先端には、背の低い相手を認識するためのものがある。そして両ヒジの前方にも追加されており、これでリング外周との距離を測り、「落ちまセンサー」として活用しているそうだ。
試合は、開始早々に接触するがVRX-0が離れていき、距離を取りすぎたのかリング外に落ちて自爆。しかし、試合を再開すると、積極的に距離を詰めて攻撃を繰り出し、1ダウンを奪取。イーブンとした。さらに追い打ちをかけようとVRX-0が攻撃を繰り出したところ、その腕自体をうさぎがカウンター気味に攻撃し、ダウンを奪う。うさぎがリードしたと思った矢先、突如不運に見舞われてしまう。センサーの設定がおかしいようで、ちゃんと立っているのにダウンしていると判断してしまい、起きあがりモーションを実施し、腕を着いてしまったために1スリップ。VRX-0にチャンス到来かと思いきや、認識できないようで、リング際に移動してそこで立ち止まってしまう。そこへうさぎがにじり寄ってきて、旋回してはパンチを繰り返す。VRX-0にとって不幸中の幸いだったのは、うさぎのパンチの空振りが続いたことか。そうこうしているうちに、うさぎがまたもや起きあがりモーションをしてしまう悪癖をだしてしまう。これで2-2。さらに、1スリップで絶体絶命となったうさぎに、リング際からとどめの一撃をVRX-0が繰り出し、うさぎダウン。VRX-0の勝ちとなった。
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RB2000ベースのうさぎ。センサーは両腕に1個ずつ。海賊風のアイパッチは、Captain PEKOに弟子入りしたから
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Robovie-XベースのVRX-0(右)。頭部、両足の外側、左足先端、両ヒジの計6個のセンサーを持つ
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【動画】自律クラス準決勝戦第2試合。うさぎ(左) vs VRX-0
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● 自律クラス3位決定戦&決勝戦レポート
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【動画】3位決定戦。ザクとは違う(左) vs うさぎ
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続いては、まず3位決定戦。ザクとは違う vs うさぎだ。実はうさぎ、準決勝戦から3位決定戦までの間に、調整を行なったのだが、その際、逆に設定ミスがあったようで、準決勝戦までは横に来た相手にはほぼ確実に攻撃を繰り出していたのだが、無反応となってしまう。しかも、あろうことか起きあがりモーションを削除してしまったようで、倒れたら起きられないという事態に。うさぎは、ザクとは違うの前のめりの捨て身攻撃で1ダウンを奪われると、早くも10カウントKOのピンチが訪れてしまう。ダウンした場所がよく、倒れていようがいまいがお構いなしにひたすら旋回し続けようとする足の動きのおかげでリング外に落下、無事復帰することができた。
試合再開となると、ザクとは違うが再び捨て身攻撃を繰り出すが、今度は不発で、逆に1スリップ。その後、うさぎは旋回するのみ、ザクとは違うは完全にうさぎを見失って背中を見せたままとなり、一定時間が経過したために仕切り直し。それでザクとは違うはうさぎを認識すると、一気に距離を詰め、両腕を突き出す攻撃。これでうさぎはダウン、今回は残念ながらリングアウトできず、KO負けとなった。準決勝戦まではいい動きをしていただけに、うさぎは残念な結果となってしまった。3位はザクとは違うに決定。
ギャーシャのたくやくんとは親子で出場したガルマ仇討ち部隊のお父さんのまさるくんは、インタビューで「3位になれるとは思いませんでした」と、うさぎが急に不調になったためのラッキーな勝利だったことを吐露した。一方のヴィーさんは、直前の調整でミスがあったという。ベストの状態で闘えなかったのは残念だろうが、また次をがんばってほしい。
そして、決勝戦。RB2000SF vs VRX-0だ。センサー数でいったら1対6でVRX-0が圧倒的に多いが、それだけでは必ずしも勝負が決まらないのが、このクラスの奥の深いところである。試合は、開始のゴングと同時に両者が前進し、射程内にお互いをとらえると打ち合いを開始した。開始10秒過ぎにはRB2000SFの前方への両腕パンチが決まり、0-1。さらに、RB2000SFの有利な展開が続く。VRX-0はセンシングがうまくいっていないようで、あらぬ方向を向いたまま。なおかつ、リング際へ向けて動き出したと思ったら、リングアウト。一気に0-2となってしまう。が、VRX-0も負けてはおらず、試合再開すると正面にRB2000SFをとらえて前進、パンチを繰り出してRB2000SFから1ダウンを奪取。一矢報いることに成功した。このあと、両者が正面衝突した衝撃でRB2000SFがスリップ。ここら辺からVRX-0が本気モードに入ったか、ポジショニングでRB2000SFを上回り、常に相手の側方をとらえていく。しかし、接触の反動で逆にVRX-0もスリップを奪われ、完全に後がない状態。それを待っていたかのようにRB2000SFがVRX-0に迫ると、とどめのパンチ。VRX-0はリング外に叩き出され、RB2000SFの勝利となった。
ちなみに、zenoさんはRobot Watchでもテクニカル記事を書いており、関西圏では(いじられキャラとしても)有名なロボットビルダー兼オペレーター。今回も、優勝を妬んだ(?)マサ吉さんに、RB2000SFを突き飛ばされるという受難の目に遭っていた。優勝インタビューでは、RB2000SFが第12回ROBO-ONEでボロ負けした機体であることを披露し、日の目を見せて上げることができてよかったと嬉しさを語った。2位のマサ吉さんは、調整があまりできなかったのが残念だったという。次はzenoさんを倒せるようにと、リベンジ宣言も行なっていた。
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【動画】決勝戦。RB2000SF(左) vs VRX-0
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自律クラスのトーナメントの結果(※は敗者復活の選手)
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自律クラスの試合を見ていて、感じたのは必ずしもセンサーが多ければいいというわけではないということ。センサーをどこにつけるか、どうロボットを動かすか、といった技術者としてのセンスを大いに発揮できるジャンルといえる。いうまでもないが、自律クラスは反射神経に自信がなかったり、人前では緊張してしまってうまく操作できないという人でも、事前の準備さえしっかりと行なえば闘えるし、上位への進出も狙える部門。数ある格闘系のロボット競技会の中でも、最も技術寄りの部門といえよう。興味がある人は、ぜひ挑戦してみてほしい。
● 初心者も参加可能な無改造市販機によるチャレンジクラス
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チャレンジクラスのトーナメント
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続いては、チャレンジクラスを紹介。ロボット競技も年月を重ね、ベテランといわれる選手も多くなり、初心者では太刀打ちできない状況が生まれつつある昨今。そこで、できるだけ経験数の少ない選手どうしが、あまり予算をかけずに済むようにノーマルの市販ロボットでのみ参加できるというルール(機体によっては純正品の拡張キットなどで性能アップするのはOK)なのが、同クラスだ。機体重量は、バッテリを含めて1.5kgまで(よって、かなり改造範囲も絞られる)。過去のチャレンジクラスの優勝者は参加できないし、そのほかの大会で優勝ほか表彰台経験など上位入賞者も基本的にはお断りというルール(100%ダメとはうたってはおらず、お断りいただく可能性があるという表記)だ。今回は以下の7体のロボットが参加した。カッコ内は選手名。
【エントリーリスト】
・NiKiRa(ナッキィーさん)
・NOVA-K(桑久保貞行さん)
・Sharem(大阪工業大学機械工学研究部・土井陽介さん)
・ヴァイラル(大阪産業大学テクノフリーク部・タクアン和尚さん)
・黒爪(大阪産業大学テクノフリーク部・srooさん)
・ザクとは違うマーク2(ガルマ仇討ち部隊・まさるくん)
・ねこ(ヴィーさん)
このクラスで目立ったのは、なんといっても大阪産業大学テクノフリーク部のタクアン和尚さんのヴァイラル。関西方面のライト級の大会で活躍しているテクノフリーク部の機体は、しゃべったり効果音に凝っていたりする機体が多いのだが、中でも一際強烈なのがヴァイラルである。何しろ、電源を入れて準備が整うと、ヒーローもの風の主題歌を長々と歌い出すというアピールぶり。オペレーターのタクアン和尚さんは、マジメそうな青年にしか見えないのだが、このセンスや人前で歌声を披露できる度胸には毎回感心させられる(ほかに、同部所属のやまぴー963の音声なども担当)。ただ、毎回登場する度に長々とフルコーラス(?)で熱唱するので、「長いよ、おい」とツッコミたくなるのが難点(笑)。そのほか、各種動作に対してさまざまな音声が用意されており、「今日の俺、絶好調!」とか「ギャラクティカ・ファントムーッ!」などとリングの上をにぎやかにしてくれる。
ちなみに、「ギャラクティカ・ファントムーッ!」というと、記者と同世代の方なら、当時大人気を博した荒唐無稽な超人的(笑)ボクシングマンガを思い出すのではないかと思うが、そこから取ったわけではない。それを元ネタとして使っている某格闘ゲームからの孫拝借(?)だそうで、オリジナルは知らないらしい。そのほか、バトルに勝利すると顔(口)をぱかっと開き、中から「勝訴」という文字を見せるなど、かなりネタを仕込んでいた。
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ヴァイラル。勝負と同時に笑いも重視している機体だ
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「勝訴」の文字。ぜひ今後もネタを仕込んで、会場を温め続けてほしい
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技術的な挑戦をしていた機体としては、自律クラスでRV-Sensorを出場させた、桑久保さんのNOVA-K(同機はライトウェイトクラスにも参戦。桑久保さんは初日の3部門すべてに参加した唯一の選手)。音声認識の仕組みを採用しているROBONOVA-Iベースの機体だ。ただし、残念ながら想定していた以上に会場はノイズが多かったようで、初戦のヴァイラル戦は反応せず。敗者復活に回っての対Sharem戦では、通常の自律モードで闘うが敗北。ぜひ次回は音声認識に磨きをかけ、車の交通量の多いところとか、鉄道の線路脇など、過酷な環境で実験して鍛えていただきたいところである。
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NOVA-K。ROBONOVA-Iベースの機体だ
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音声はFM無線で受信しており、右肩にあるのはそのレシーバー
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● チャレンジクラス準決勝戦レポート
チャレンジクラス準決勝戦の第1試合は、ザクとは違うマーク2(以下、ザク2) vs ヴァイラル。ザク2はROBONOVA-Iベースの機体(ジャイロを追加している)。胸部パーツの形状やカラーリングなどの差異はあるが、外見的にザクとは違うと大きな違いはない。ただし、こちらはザクの頭に羽飾り(一本角)が立っており、中隊長機のようだ。ヴァイラルは前述したようにネタを盛り込んだロボットで、外見もなんともいえない愛きょうがあるが、ベースはRB2000。お腹にも顔があるらしく、それを赤い布で覆い隠しているのが目立つポイントだ。なお、何かとしゃべりまくるヴァイラルのため、準決勝戦では特別にBGMなしで試合が行なわれることとなった。そのにぎやかさをぜひ動画で確認いただきたい。
試合は、ヴァイラルの独演会のためか(?)、開始25秒ほど過ぎてから両者の接触となる。後ろに回り込まれたザク2がヴァイラルに倒され、1ダウン。その後、ヴァイラルが後退する際にバランスを崩しやすいのを見切ると、ザク2がすかさず距離を詰めて攻撃、1ダウンを奪い返すことに成功した。とにかくヴァイラルはにぎやかで、倒れた際もそこから立ち上がる時は「お前のパンチで倒れたのは、俺が初めてだぜ!」(若干聞き取りづらく、言葉が微妙に違う可能性あり)などという。その後、ショートレンジでの打ち合いに入るがなかなかクリーンヒットが出ない。長いパンチの応酬の末、遂にザク2がヴァイラルからダウンを奪い、逆転に成功する。そこでタイムアップとなり、ザク2が決勝戦に進出した。しかし、試合後も勝敗に関係なく歌い出すヴァイラルであった。
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ザクとは違うマーク2。自律クラスでの3位に続き、上位進出を決めた
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ヴァイラル。こちらは後ろ姿
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【動画】BGMなしなのに、超にぎやかな一戦。よくお聞きいただきたい
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準決勝戦第2試合は、NiKiRa vs Sharem。NiKiRaはRobovie-Xベースの機体で、全身が金色に塗装されていること、頭には帽子を被っていることなど、オシャレ感を前面に出しているのが特徴だ。なお、前から見て金色の部分が少しでも多くなるようにと、腕パーツは左右を取り替え、逆にはめているという。一方のSharemの外見はノーマルのRB2000のままのようだ。
試合は、最初にSharemが2スリップを重ねて1ダウンしてしまうが、気にせず攻撃を続け、すぐに1ダウンを奪い、イーブンに持ち込む。その後、両者接近しての打ち合いに入るが、微妙に距離があり、なかなか倒せない。が、NiKiRaの浴びせ倒し攻撃が決まり、Sharemが2ダウンと追い込まれる。Sharemは立ち上がると、臆せずそのまま闘おうとするが、NiKiRaの真横につけてしまい、Robovie-Xが得意とする下から振り上げる真横へのパンチがクリーンヒットし、Sharemが3ダウンに。NiKiRaが決勝戦へ進出を果たした。
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NiKiRa。今回は複数の金色系の機体が集まったが、それぞれ微妙に色合いが異なり、こちらは結構ハデ
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Sharem。RB2000ベースの機体。胸にRB2000のロゴが貼られていないだけで、ほぼノーマルの外観
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【動画】準決勝戦第2試合。第1試合とは打って変わって、正統的なバトルが展開された
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● チャレンジクラス3位決定戦&決勝戦レポート
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【動画】3位決定戦。ヴァイラル(左) vs Sharem
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続いては、チャレンジクラスの3位決定戦。RB2000ベースの機体どうし、ヴァイラル vs Sharemの一戦だ。大阪産業大学テクノフリーク部vs大阪工業大学機械工学研究部と、大阪の大学のロボット系サークルどうしの闘いでもある。再び、BGMは音量を落とされ、ヴァイラル仕様となった。「ぶっつぶしてやる!」などといいつつ近づいていくヴァイラルだが、Sharemの攻撃が決まり、ダウンを先に奪われる。しかし、すぐにヴァイラルが奪い返し、1-1のイーブン。その後、攻撃は両者繰り出すが、なかなか決まらず、試合時間が減っていく。ヴァイラルは相変わらず威勢がいいのだが、前方へ両腕を下から振り上げる「ぶっつぶしてやる!」パンチを出した時、カウンターでSharemに腕にパンチをもらってしまう。それでバランスを崩して2ダウン目。そこで紙製の頭部が吹っ飛んでしまい、仕込んであるネタが少しバレてしまう。それでオペレーターのタクアン和尚が動揺。タイミングをつかんだらしいSharemに再びカウンターを腕に食らい、あえなく3ダウン。3位はSharemに決定した。
インタビューでオペレーターの土井さんは、3位になれるとは思っていなかったので、とても嬉しいということを語った。ヴァイラルのオペレーターのタクアン和尚は、敗因として「たぶん、敗訴を用意したのがいけなかったと思います」と、吹っ飛んだ顔の中に仕込んだネタが悪かったことを告白。受け狙いに走っている上に、闘う前から気持ち的に負け気味のネタだったことがまずかったようだ。次は、景気のいいネタで勝負してほしいところである。
そして決勝戦は、ザク2 vs NiKiRaの金色対決。チャレンジクラスでは、どちらも優勝すれば初の栄冠となる。試合を開始して、決勝戦のプレッシャーがあるのか両者慎重に距離を詰めていく中、どうも操作をミスしたようで、ザク2が至近距離で背中をさらしてしまう。そのチャンスをNiKiRaは逃さず、つかみかかると投げ。きっちりとそれが決まり、1ダウンとなった。試合が再開すると、両者ともに得意のパンチを決めるべく真横から接近。クリーンヒットが先に決まったのはNiKiRaで、左腕の下からの横パンチでザク2は2ダウン。それでも、立ち上がるとザク2は果敢に攻めにいく。しかし、2ダウンを奪っている余裕からか、どっしりと構えたNiKiRaは、接近してきたザク2を待ち構えると、ねらい澄ましたかのような左の下からの横パンチ一発で3ダウンを奪取。無傷の圧勝という形でNiKiRaが初戴冠となった。惜しくもザク2は優勝こそならなかったが、ザクとは違うに続き、表彰台をゲット。2クラスで好成績を収めた。
優勝インタビューでは、オペレーターのナッキィーさんは、嬉しさを表していた。NiKiRaは、実はマントを装着できる設計であることも披露し、ダンディーなデザインを心がけているようである。また、2位のガルマ仇討ち部隊のお父さんは、ノーマルのサーボで決勝戦に出られただけで満足ということを語っていた。
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【動画】決勝戦。ザク2(左) vs NiKiRa
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チャレンジクラスのトーナメントの結果(※は敗者復活の選手)
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チャレンジクラスを見ての感想は、初心者向けのクラスではあるが、結構レベルが高くなっているというもの。記者は関西圏の大会の取材は短くても数カ月に一度なので、以前取材した際の各選手の様子からすると、偉そうな言い方だが、随分と成長している感じがした。やってみたいけれど、どうせ勝負にならないし、などと諦めず、ロボットバトルに興味のある人は、こうしたチャレンジクラスに参加している選手を見本に、上を目指してみてはいかがだろうか。
● 強豪が激突のライトウェイトクラス
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ライトウェイトクラスのトーナメント
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初日のメインは、ライトウェイトクラス。ベテラン選手とその有名な機体が多く、見応えのある試合の多いトーナメントだ。機体重量はバッテリ搭載時で1.5kg以下、足裏の大きさや腕の長さなどには規定があるが、チャレンジクラス出場ロボットに限っては機体レギュレーションを満たしていなくても参加できるようになっている。そのため、NiKiRa、ギャーシャ、ザク2などがこちらにも参加している。そのほかCenturionやWild Dogは、自律部門と掛け持ちだ。参加は17体。こちらも1回戦で敗退した選手は敗者復活できるルールである。出場選手は以下の通り。カッコ内はオペレーター名。
【エントリーリスト】
・Centurion(桃色兎さん)
・GARO(大坂産業大学歩行ロボットプロジェクト・ZARUBAさん)
・GN(大阪産業大学テクノフリーク部・レイさん)
・NaBe(OCTロボ研・ワタナベさん)
・NeeBoMan(佐々機さん)
・NiKiRa(ナッキィーさん)
・NOVA-K(桑久保貞行さん)
・YaMaTo(大阪工業大学機械工学研究部・高田晶太さん)
・Wild Dog(山口辰久さん)
・青嵐(大阪工業大学・末澤佑一朗さん)
・ギャーシャ(ガルマ仇討ち部隊・たくやくん)
・ザクとは違うマーク2(ガルマ仇討ち部隊・まさるくん)
・つばめ(大阪産業大学テクノフリーク部・けーすけさん)
・剣姫(凶器屋本舗さん)
・ペケポン♪(大阪産業大学テクノフリーク部・motoぶちょうさん)
・メタル無流(OCTロボ研・帖佐真樹さん)
・やまぴー963(大阪産業大学テクノフリーク部・ぺーたーさん)
個人的に気に入ったのは、OCTロボ研のメタル無流。顔が昔懐かしいロボットのイメージで、かわいい。なぜ昔のデザインは決して洗練されているわけではないのに、こうして味があるというか、いい感じがするのだろう? 温かみがあるデザインなのだろうか? メタル無流は1回戦でNiKiRaに敗退すると、敗者復活でGAROと対戦し勝利。第2回ロボプロチャレンジカップで優勝しているつばめに敗退した。
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メタル無流
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メタル無流の顔のアップ
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● ライトウェイトクラス準決勝戦レポート
準決勝戦第1試合は、ペケポン♪ vs ギャーシャ。ペケポン♪は、Robovie-Xベースの機体だ。チャレンジカップの優勝経験を複数回持つジローちゃん♪のオペレーターとして知られる大阪産業大学テクノフリーク部のmotoぶちょうさんの新しい機体である。「おら!」、「左(右)、いくで~」などとよくしゃべるのが特徴だ。不戦勝で1回戦を勝ち上がった後、2回戦でYaMaTo、ベスト8では同門の強敵やまぴー963を下し、準決勝戦に到達した。一方のギャーシャは、親子で出場しているガルマ仇討ち部隊のたくやくんのRB2000ベースの機体で、自律クラスに続いての出場。1回戦でWild Dogを下し、2回戦で敗者復活のザク2との親子対決を制し、3回戦ではつばめに勝利。準決勝戦に進出した。対テクノフリーク部2連戦である。
試合は、両者距離を取りつつ慎重な展開。何でもないところでギャーシャが1スリップし、もったいないところ、ペケポン♪の攻撃が絡んで両者スリップ。ギャーシャの1ダウンとなった。その後、ペケポン♪が常に移動してヒット&アウェイ的な戦法を取るのに対し、ギャーシャはあまり動かず相手が寄ってくるのを待つ作戦。しかし、これまでの闘いよりもどうも精彩を欠いており、何でもないスリップをまたしてしまい、バッテリの問題が予想された。ギャーシャはさらにスリップして2ダウンとなり、チャンスと見たペケポン♪は一気にそこで懐に飛び込む。そして、下から繰り出す横パンチをクリーンヒットさせ、ギャーシャからダウンを奪う。無傷で決勝戦進出を決めたペケポン♪であった。
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ペケポン♪。Robovie-Xベースの機体で、大阪弁でよくしゃべる
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ギャーシャ。何か本調子でなかったような感じ。長丁場の闘いに不調をきたしたか?
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【動画】準決勝戦第1試合・ペケポン♪(左) vs ギャーシャ
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準決勝戦第2試合は、NeeBoMan vs 青嵐。NeeBoManは、NeeBoの12軸拡張版。しかもサーボを高トルクのものに換えてあるそうで、記者が見た限りではこの日のライトウェイトクラスで最速といっていい機動力を有していた。とにかくガチャガチャと足を動かし、まるで宙に浮いているような転倒しやすそうな動き方ながらも、気がつくと速いというスピードである。この日はザク2を1回戦で、2回戦は対戦相手が棄権で不戦勝、ベスト8はGNを下しての準決勝戦進出だ。一方の青嵐はRB2000ベースで、オリジナルの顔を外し胸部に顔を描いてある。腕部は延長され、手先もヘラのように広がっており、脚部もフレームが長くなっている。また、化粧まわしというかエプロンというか、酒屋さんや魚屋さんとかがつけているような腰巻きが特徴。それには「寂しけりゃ 甘えりゃいいさこの俺に さわってごらん つるつるだよ」とあり、さらに中央には大きく「絹厚番長」と書かれている。キャラの立った1体である。1回戦でGARO、2回戦でCenturion、ベスト8でNiKiRaを下して準決勝戦進出となった。
試合は、やはり機動力を有するNeeBoManが攻め、青嵐が防戦に回るという展開。ただし、やはりこの機動力は諸刃の剣でもあるようで、NeeBoManはスリップして先に失点してしまう。それでもNeeBoManは攻めのスタイルを崩さず、1ダウンを奪って逆転に成功する。さらにダウンを奪い、次にスリップも加わり、青嵐を追い込むNeeBoMan。ただし自身もスリップを重ね、1ダウンと1スリップ。そこで異変を感じたか、佐々機さんがタイムを申請し、残り30秒というところでダウン数は2ずつとなる。なおかつ、それで足は直っておらず、片足立ちの状態で、機動力が一気に削がれた状態に。ここで最後の逆転のチャンスと見た青嵐がラッシュを仕掛けるが無情のタイムアップ。直後にリング外に突き落とすことに成功し、あと数秒早かったら青嵐の決勝戦進出となったが、1スリップ差でNeeBoManの勝利となった。
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NeeBoMan。浮くようにして素早く動き回るのが特徴
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青嵐。どっしりと構えた闘いを見せた
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【動画】準決勝戦第2試合。NeeBoMan(左) vs 青嵐
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● ライトウェイトクラス3位決定戦&決勝戦レポート
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【動画】3位決定戦。ギャーシャ(左) vs 青嵐
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初日のバトルも、残すは2試合。ライトウェイトクラスの3位決定戦は、ギャーシャ vs 青嵐だ。どちらもRB2000ベースだが、ギャーシャはノーマルの機体にジャイロと加速度センサーを追加したのみで、フレームは変更なし。それに対して青嵐は脚部のフレームを変更しており、同じRB2000ベースながら、青嵐の方が体格で勝っている状態だ(ただし、青嵐は頭部を載せていないため、全高自体はそれほど大きく変わらない)。
接触早々、ギャーシャの攻撃がカウンター気味に決まって青嵐がダウンしたかに見えたが、攻撃が直接ではないと判断されスリップ判定。ここでもギャーシャはあまり移動せず、青嵐が寄ってくるのを待つ状態。もしかしたらバッテリに余裕がないため、省エネ作戦なのかもしれない。戦い方も完全にカウンター狙いのようで、青嵐が手を出したところをその腕を狙うという感じ。それで結果的にスリップを誘うが、直後にダウンを奪われる。しかし、それでもカウンター狙い。再び両者が絡んでスリップとなるが、青嵐が場外に落ちたためダウンを献上してしまう。この時点で、ギャーシャ1ダウン1スリップ、青嵐2ダウンとギャーシャがリード。これで余裕のなくなった青嵐は積極果敢に攻め込み、移動しないギャーシャをとらえると、横パンチで1ダウンを奪取することに成功した。これでイーブンとなる。その後、またも攻撃が交錯し、スリップし、同時に両者そろって完全に後がない2ダウン1スリップの状態に。試合再開で再び青嵐がギャーシャに迫ると、一見スリップにも見えたが、青嵐の攻撃を腕で弾いた時の衝撃で倒れたことからダウン判定となり、3位は青嵐に決定した。
インタビューで青嵐のオペレーターの末澤さんは、「危なかったですね」とギリギリだったことを語った。なお、青嵐は引き倒す系の投げ技を使うのだが、今回は全体を通してなかなかそれを投げとして認めてもらえなかったそうで、それも苦労した要因だったようだ。ギャーシャのたくやくんは、3位を逃したのが結構悔しかった様子。バッテリ切れの感じがするので、おそらく、お父さんと2人とも想定していた以上に各部門で上位に進出したために試合数が増え、充電が間に合わなくなってしまったのではないだろうか。ただ、前回見た時はまだまだ初心者という感じだったのだが、約1年で競技者として非常に成長しているので、たくやくんの今後がとても楽しみである。
いよいよライトウェイトクラス決勝戦。初日のメインイベントだ。ペケポン♪ vs NeeBoManの焦点は、NeeBoManの故障が直ったか否か。決勝戦がスタートすると、特徴のガチャガチャ高速移動が出て、まったく問題ない模様。無事修理が済んだようだ。NeeBoManのダッシュはとにかく凄まじく、普通なら迎え撃つ準備ができるような中間距離でも、意表を突く高速で一気に飛び込んでくるので、並みの選手なら反応がワンテンポ遅れてしまうはずだ。実際、ペケポン♪も高速ダッシュで懐に飛び込まれ、組み付かれてピンチに。しかし、すぐさま応戦し、逆に投げ返したのはさすが。優勝経験が豊富なmotoぶちょうさんだけはある。しかし、本日のジャッジは投げ判定に関して厳しく、両者スリップの判定。たまたま絡み合って動いた結果、投げに近い形で倒れただけとして、狙った投げではないという判断なのだろう。その後も、高速ダッシュで懐に飛び込み続けるNeeBoManに、ペケポン♪は反応こそするが、やや押され気味。ペケポン♪は組み付かれた衝撃で1スリップを誘発されて1ダウンを奪われてしまう。しかしペケポン♪にもチャンスが訪れる。あり余る機動力のため、おそらく移動先を間違えたと思われるが、NeeBoManが自らリング際に移動してしまったのだ。しかし、ここでの打ち合いではNeeBoManがしゃがんでから伸び上がってのアッパー、ボクシングでいうなら「蛙跳びアッパー」のような攻撃を連続して繰り出し、逆にペケポン♪をダウンさせることに成功する。これでペケポン♪2ダウン。その後絡んで両者スリップし、NeeBoManも1ダウンとはなるが、ペケポン♪は完全に後がない状態に追い込まれてしまう。余裕のあるNeeBoManは縦横無尽に動き回っては懐に突進し続け、遂にペケポン♪、3度目のダウン。優勝はNeeBoManに決定した。
NeeBoManの佐々機さんはインタビューで、実は優勝は初めてであることを報告。これだけ強い機体ながら不思議だが、故障が多いなど、不運に泣かされてきたようである。2日目のヘビー級にも別の機体で出場予定なので、「明日も優勝を目指してがんばります」と宣言していた。一方のmotoぶちょうさんは負けてもペケポン♪で準優勝を取れたことが本当に嬉しかった様子。ここまで来られるとは思っていなかったそうで、特にベスト8での後輩のペーターさん操るやまぴー963と当たった時は、負けを覚悟したという。「今日は運がよかったです」とした。
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【動画】決勝戦。ペケポン♪(左) vs NeeBoMan
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ライトウェイトクラスのトーナメントの結果(※は敗者復活の選手)
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なにはともあれ、この日は、自律クラス、チャレンジクラスのレベルが上がっていることを非常に実感できた。また、NeeBoManの機動力はちょっと驚きで、なぜあんなにバタバタしつつも高速で動けるのか不思議だし、懐へ飛び込む時のダッシュは、驚かされた。往年のロボット格闘技マンガ「プラレス3四郎」のような超高速バトルも実現できそうな気がしてきて、個人的に嬉しい限りである(あそこまで人間的な動きをできるロボットはまだまだだろうけど)。続けて、2日目のレポートもお楽しみに。
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自律クラス優勝のRB2000とオペレーターのzenoさん(右)。左はヴイストン代表の大和氏
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チャレンジクラス優勝のNiKiRaとオペレーターのアッキィーさん
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ライトウェイトクラス優勝のNeeBoManとオペレーター佐々機さん
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各部門の3位までのロボットとオペレーターによる集合写真
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上位入賞ロボットたちのアップ
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■URL
ロボプロステーション
http://www.vstone.co.jp/top/robo-prostation/
ヴイストン
http://www.vstone.co.jp/
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( デイビー日高 )
2009/04/08 17:40
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