2月7日(土)、福岡市早良区のロボスクエアで「AIBOパーティーinロボスクエア2009」が開催された。
これは全国のAIBOオーナーがロボスクエアに集まってパフォーマンスを披露したもので、37台のAIBOがロボスクエアに集まった。遠くは秋田県からの参加者もいた。
● ロボスクエアはAIBO最後の楽園?
言うまでもなく、AIBOはソニーが開発販売した犬型ロボットで、その愛くるしい動作から人気を呼んだ。しかし、ソニーがロボット事業から撤退すると同時に、AIBOの販売が中止されたのはご存知の通りである。
ロボスクエアでは、AIBOが生産中止になった現在でも、稼動できるAIBOを何台も所有しており、AIBOによるパフォーマンスショーが毎日行なわれている。そういう意味ではロボスクエアは「AIBO最後の楽園」と呼んでいいのかもしれない。
そのロボスクエアには全国のAIBOオーナーも興味を持ち、2008年1月13日にAIBOオーナーがロボスクエアに協力する形で開催されたものが「AIBOパーティーinロボスクエア」だ。今回の「AIBOパーティーinロボスクエア2009」は第1回に続く2回目となる。
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ロボスクエア所有のAIBOたち
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ロボスクエアでは毎日のようにAIBOによるロボットダンスショーが行なわれている
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ロボスクエアではAIBOと触れ合うこともできる
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● 37台のAIBOによるパフォーマンス
当日は全国から37台のAIBOが集まり、それにロボスクエアのAIBOも参加する形で、パフォーマンスショーが13時と15時の2回行なわれた。ショーでは、全国から集結したAIBOと、ロボスクエアのAIBOも加わった地元福岡のAIBOとに分かれてパフォーマンスを行なった。
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AIBOパーティー当日のロボスクエア
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勢ぞろいしたAIBOたち
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機種・外装ともいろいろなAIBOが集まっている
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全国から集まったAIBOは、ソニーの音楽プレイヤーRollyが出す「ピーポーパー」という音声を合図にいっせいに動作をするパフォーマンスや、音楽に合わせてダンスを披露。ロボスクエアに集まった観客を喜ばせていた。
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ソニーのRollyが発する音に合わせて、AIBOたちは動いていた
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やはりこれだけのAIBOが同時に動くと壮観だ
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AIBO独特のポーズ「フラワー」
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福岡組のAIBOは、当初はケロミン(蛙型の電子演奏楽器)に合わせてダンスをする予定だったようだが、プログラムが間に合わず、CDの音楽に合わせてソフトバンクホークスの応援ダンスなどを踊っていた。
一斉に動作を行なうプログラムは事前に各オーナーに配布されていたようだが、全員そろってのリハーサルは当日の午前中しかなく、なかなか動きを同調させることが難しいようだった。中には途中で動きを止めたり、違う動きをしたりする機体もいた。
しかし、観客からはそんなところが受けていたようで、笑いが起こったり、「可愛い」という声が上がっていた。AIBOならではの特権だろう。
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中には電源が尽きて途中で「寝て」しまう機体も……
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福岡組は別にダンスを披露
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踊る福岡組のAIBO
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AIBOは製造中止になってしまったロボットだが、今でも人気は高く、やはり安定して動ける機体だ。このAIBOパーティーのように、全国のAIBOオーナーが集まって、自分たちのパフォーマンスを披露する機会があっても面白いと思う。
■URL
ロボスクエア
http://robosquare.city.fukuoka.lg.jp/
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( 大林憲司 )
2009/02/19 15:26
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