1月13日、福岡市早良区百道浜のロボスクエアにおいて「AIBOパーティinロボスクエア」が行なわれた。これはロボスクエアがAIBOオーナーや「AIBO遊技団」に呼びかけて実現したもので、40台以上ものAIBOがロボスクエアに集まってパフォーマンスを繰り広げた。
● AIBOオーナーによる集団パフォーマンス
当日は日本全国(遠くは秋田県)からAIBOのオーナーがロボスクエアに集まった。AIBOオーナーのオフ会は、ROBO-CUP四足リーグの時に合わせて開かれることで知られているが、今回はロボスクエアのAIBOパーティに合わせて行なわれた。
ステージでは世代の違うAIBOたちが、Rollyの出す「ピープーポー」という音に合わせて同じ動きをするパフォーマンスを披露。なかなか壮観なパフォーマンスを見せてくれた。
AIBOは機種によってモーション作成の仕方が違い、また関節の可動角度が違ったりもするので、違う機種のAIBOに全く同じ動きをさせるのは難しい。AIBOのOPEN-R上で各機種の特性を考慮しながらモーションプログラムを作成したそうである。
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ロボスクエアの入っているTNC放送会館パヴェリア
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AIBOパフォーマンスのステージ。普段のロボスクエアでも、この上でAIBOがダンスをしている
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ロボスクエアAIBOプログラミング教室の受講生による発表会
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日本全国から集まったAIBOたち
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これだけいろいろなAIBOがそろうとさすがに壮観
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AIBOはRollyからの音声で同調して動く。AIBOは横から来る音しか拾えないので、横方向から音を出すためにRollyを使ったとのこと
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同調して動くAIBO
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「太宰府天満宮に参拝して鈴を振る」という設定のモーション。中にはさぼっているAIBOも(笑)
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地元・福岡のオーナーによるソフトバンクホークス・カラーのAIBO
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● AIBO遊技団のパフォーマンス
AIBO遊技団は、AIBOを使ったイベントを日本各地で行なっている団体で、ロボスクエアにもAIBOのモーションプログラムを提供している。
今回はAIBOにラジオ体操をさせたり、AIBOが見たカードを当てるゲームなどを披露した。
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AIBO遊技団のAIBOによるラジオ体操
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AIBOがカードを見て正解を伝えるパフォーマンス
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AIBO遊技団の北川喜英氏
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● AIBOおいでおいでレース
パフォーマンスの他に、一般観客も参加しての「AIBOおいでおいでレース」も実施された。AIBOをピンクボールで誘導するレースで、AIBOオーナーは自分のAIBOを、一般観客はロボスクエアのAIBOを使ってレースに参加。自律で動くAIBOだけに、なかなかうまく進まないAIBOもいて、観客の笑いを誘っていた。
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ピンクのボールでAIBOを誘導する「AIBOおいでおいでレース」
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ボールに手を出そうとするAIBO-ERS220
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中にはレース途中で寝てしまうAIBOも……
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AIBOはソニーが販売を中止してしまったが、その可愛らしさと安定した動きで、ロボスクエアでは今でも人気の高いロボットである。今回のイベントを見ると観客の反応もよかったし、またこれからも何かできそうな気がした。それだけに仕方ないとはいえ、ソニーがAIBOを初めとするロボット事業から撤退したのは惜しまれる。
■URL
ロボスクエア
http://www.robosquare.org/
( 大林憲司 )
2008/01/22 00:01
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