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フィグラ、多目的掃除ロボット「フィグラ・アイ」を2009年4月に発売
フィグラ・アイ。集塵タンクが大きくなり、カメラを露出した
12月4日、フィグラ株式会社は自律移動型多目的清掃ロボット「フィグラ・アイ」を2009年4月に発売開始すると発表した。
フィグラ・アイは、センサーで周囲を認識し壁や障害物を避けながら自律で清掃するだけではなく、進行方向にいる人に「お掃除します。道をあけてください」と話かけるなど、人とのコミュニケーションがとれるロボットだ。
1998年に開発をスタートし、昨年から実用化に向けてユニバーサル・シティウォーク大阪などで
実証実験
を行なってきた。実証実験で得たデータを元に仕様を決定し、2009年4月の販売に向けて製造を開始した。
フィグラ・アイは、走行ユニットと作業ユニットで構成されており、作業ユニットを交換することにより、カーペットの吸引集塵や床のワックスがけなど複数の作業に対応できる。集塵ユニットは、高出力の回転ブラシでカーペットに入り込んだ砂埃なども掻き上げ、サイクロン式集塵装置で回収する。事前プログラムにより、壁の凹凸や角度を認識して壁に沿って走行が可能。フロアに円柱の柱や四角い柱がある場合は、柱の形状に合わせて周回ができるという。この時、吸引ノズルが左右にスライドし、壁際回転ブラシでホコリがたまりやすい隅々まで清掃を行なう。
製品化に向けて、集塵タンクを2Lから4Lへ大型化。バッテリもニッケル水素24V、10Ahにパワーアップした。外装に関しても、これまで前面にあった操作パネルを省き、カメラは外部に露出した。こうした仕様変更は、実際にユーザーの声を聞きながら決定したものだという。
後方。ノズルを左右に動かすことで、壁際まできっちり清掃する
サイドから見たところ
【動画】
壁際まで四角い部屋を“四角く”丁寧に掃除する
【動画】
自律清掃中に人と対面すると、丁寧に話しかけて掃除を続ける
強力な回転ブラシで、絨毯の中のゴミまでしっかり掻き出し吸引する
バッテリは左右に1つずつ収納されている。2.5時間の充電で、作業内容により1~6時間稼働
PCの操作画面。清掃作業だけではなく、人とのコミュニケーションやデモモードもある
障害物回避や壁倣い直進走行などの組み合わせで、さまざまな形状の部屋に対応する
ワックス掛けをする場合は、市販のワックス缶をフィグラ・アイにそのままの乗せることができる。走行スピード、ジグザグ走行ピッチなどの情報からポンプ出力を自動調整して均一に塗布するため、必要最低量のワックスで済み、乾燥時間も短縮できる。
新たに自動充電装置も開発した。本体前面の超音波センサーで充電装置まで戻って、充電を開始する。約2.5時間の充電で、フルパワーで約1時間、省電力モードなら約2.5時間の清掃を行なう。1時間あたりに掃除できるスペースは、約1,000平方m。ちなみにワックス塗布の場合は6時間の連続稼働ができる。
オプションの無線LANとカメラを追加することにより、ネットワークを通して周囲の状況をモニタリングしながら、遠隔地からフィグラ・アイを操縦することも可能となる。自律モードと遠隔操縦の併用で、人とのコミュニケーションをより柔軟に対応できる。また、1人のオペレータが複数のフィグラ・アイを監視しながら、無人のオフィスビル清掃を行なうなど、活用の範囲が広がる。
販売価格は現在検討中。ワックスユニット、自動充電装置はオプションとして受注販売となる。
オプションのワックスユニット。市販のワックス缶をそのままセットできる
オプションの充電ステーション
【動画】
電池が残り少なくなると、自動で充電ステーションに戻り充電を開始する。これはプロトタイプのフィグラ・アイ
【動画】
オプションの無線LANとカメラにより、周囲の状況を確認しながらPC遠隔操縦も可能
今後は、遠隔操縦の警備ユニットや案内ユニットの開発を行なう。また、人目を引く屋外広告媒体としてフィグラ・アイを活用したデジタル・アドバタイジングの活用も検討していく。
同社は、現在フィグラ・アイの販売店を募集している。
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URL
フィグラ
http://www.figla.co.jp/
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( 三月兎 )
2008/12/08 17:56
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