11月23日(日)、福岡市早良区百道浜にあるロボスクエアにおいて、ディズニー・ピクサーの映画「WALL・E/ウォーリー」のタイアップイベントが行なわれた。イベントには実物大のウォーリーロボットが登場し、集まった子供たちを喜ばせていた。
● 福岡の学生たちが製作した実物大ウォーリー
今回イベントに登場したウォーリーロボットは、福岡県の学生たちが製作したものだ。発端は福岡工業大学の学生が映画「WALL・E/ウォーリー」のポスターを見て「こんなロボットを作ってみたい」とディズニー側に申し入れ、ディズニー側が了承し(ディズニー側から働きかけたわけではない)、ウォーリーロボットの製作が始まったとのこと。
具体的には、福岡工業大学モノづくりセンターのプロジェクトの1つとして製作が進められ、内部の機構を福岡工業大学、外装をヒューマンアカデミー福岡校と福岡ビューティーアート専門学校の学生が担当した。ウォーリーロボットの製作期間は1カ月ほどで、特にイベント直前の1週間で集中的に作られたそうだ。また、福岡県内の学生が製作に携わったということで、福岡市内にあるロボットの施設「ロボスクエア」でイベントをやろうということになり、今回のタイアップイベントが実現した。
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ロボスクエアの入居しているTNC放送会館
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ロボスクエア内ではクリスマスの飾り付けがされていた
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イベントの前には映画「ウォーリー」の予告編も上映されていた
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イベントの司会も製作に参加した学生が担当
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ウォーリーロボットの高さは1mほどで、映画に登場するウォーリーと同じ大きさとのこと。シールドバッテリによるモーター駆動のクローラーを可動させて移動し、喋ることもできる(音声は少し聞こえにくかった)。実はオモチャのウォーリーロボットを参考にして、今回のウォーリーロボットを製作したそうである。
イベントでは、子供たちの前にクローラー走行によって登場し、首を動かしたり、合成音声で「ウォーリー」と自分の名前を話したりしていた。最後に子供たちとの握手と撮影会を行なってイベントは終了となった。さすがにディズニーのキャラクターだけあって、会場には多くの子供たちが集まり、ウォーリーロボットと触れ合って楽しんでいた。
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自分で走行してステージに向かうウォーリーロボット。ただし、自律ではなくラジコンによる操縦で動いていた
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ステージに登場したウォーリーロボット
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【動画】ウォーリーロボット登場
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ウォーリーロボットを正面から。外装の製作について「錆の表現が難しかった」そうだ
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【動画】合成音声で喋るウォーリーロボット
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【動画】頭も動くウォーリーロボット
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製作に参加した学生たち
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正面から
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子供たちがたくさん集まっていた
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ウォーリーロボットとの握手会も実施された
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無線操縦で動くオモチャのウォーリーの体験操縦も行なわれた
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ディズニーの九州地区宣伝担当者によると、「今のところ予定はありませんが、もしかすると他のイベントにも登場するかもしれません」と答えていたので、この福岡県産ウォーリーロボットもどこかで見られるかもしれない。
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■URL
WALL・E/ウォーリー
http://wall-e.jp/
ロボスクエア
http://robosquare.city.fukuoka.lg.jp/
福岡工業大学学術支援機構モノづくりセンター
http://mono.fit.ac.jp/
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( 大林憲司 )
2008/11/28 13:46
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