10月19日(日)、福岡県福岡市にある福岡工業大学付属城東高等学校内のFITアリーナにおいて「第20回全日本ロボット相撲九州大会」が実施された。全日本ロボット相撲大会の地方予選としては最後の大会で、全日本の部・高校の部合わせて190台の相撲ロボットが参加した。
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会場となった福岡工業大学付属城東高校学校のFITアリーナ
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九州大会のポスター
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会場内部
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開会式の様子
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会場である城東高等学校の応援団からのエールもあった
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選手宣誓
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● 高校の部と全日本の部でそれぞれ2部門ずつの戦い
ロボット相撲は、円形の鉄板の土俵の上で2台のロボットが土俵から落としあうという、正に「相撲」の競技大会だ。試合は3本勝負で行なわれ、2本取った方が勝ちとなる。強力な磁石を使った電磁吸着で鉄製のリングに張り付き、ロボットが高速でぶつかりあう。ロボットコンテストの中で最も強力なロボットだと言ってもいいかもしれない。
ロボット相撲九州大会は、九州地区の高校生だけが参加できる高校の部、その制限のない全日本の部に別れて実施された。それぞれの部門で、ロボット自らが周りの状況を判断して戦う自立型部門と、無線で操縦するラジコン型部門の競技が行なわれた。
高校の部は、それぞれの上位4チームが2008年11月に大阪で開催される第16回高校生ロボット相撲大会、全日本の部はそれぞれの上位7チームが2008年12月に東京・両国で開催される第20回全日本ロボット相撲全国大会に出場できる。
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会場では5つの土俵に別れて試合が行なわれた
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勝負が瞬時に決まってしまうこともあるため、位置取りは慎重に行なわれる
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試合を上から見たところ
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高速でぶつかりあうため、機体が場外に跳ね飛ばされることもある
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試合の予定はモニターに映し出されていた
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● 健闘した日本最南端の高校
沖縄県石垣市にある八重山商工高等学校といえば、甲子園に出場したこともある日本最南端の高校として知られている。2007年に第15回高校生ロボット相撲全国大会が沖縄県で開催されたこともあり、最近は沖縄地区の高校のレベルアップが目覚しい。八重山商工高等学校は高校の部・自立型部門で「チョコ朝太郎」が3位、同部門で「島次郎」が4位に入り、全国大会行きを決めた。
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高校の部・自立型部門3位決定戦は、チョコ朝太郎(左)と島次郎の沖縄県立八重山商工高等学校同士で争われた
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同門対決はチョコ朝太郎の勝利
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【動画】高校の部・自立型部門3位決定戦の動画
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● 3部門を制した大分県立国東高等学校
今大会では大分県立国東高等学校の強さが目立った。国東高等学校は、ロボット相撲の強豪校として知られていた国東農工高等学校、それに国東高等学校と双国高等学校が2008年4月に統合した新設高等学校だ。国東農工高等学校からの伝統を引継ぎ、高校の部・自立型部門で「黒津崎I」が、高校の部・ラジコン部門で「大器晩成」が、全日本の部・自立型部門で「黒津崎II」がそれぞれの部門で優勝し、地元九州でその強さを見せ付けた。なお、全日本の部・ラジコン型部門は、チーム瀬戸水軍の「岩風2」が優勝した。
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高校の部・自立型部門の決勝は、黒津崎零(左)と黒津崎Iの大分県立国東高等学校同士の戦いとなった
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高校の部・自立型部門で優勝を決めた黒津崎I
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【動画】高校の部・自立型部門の決勝戦の動画
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試合前の調整をする大器晩成(高校の部・ラジコン型部門)
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高校の部・ラジコン型部門に参加した城東高等学校のチームは、長いアームを装備しているロボットが多かった
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高校の部・ラジコン型部門、魔法の剣R2(福岡工業大学付属城東高等学校、左)vs大器晩成(大分県立国東高等学校)
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【動画】高校の部・ラジコン型部門の決勝戦の動画
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高校の部・ラジコン型部門、Shin(大分県立鶴崎工業高等学校)vsウエクラ2号(沖縄県立八重山商工高等学校)。Shinはこの試合に勝って全国行きを決めた
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全日本の部・自立型部門で行なわれた黒津崎II(大分県立国東高等学校、左)vs天王山(チーム両国)。黒津崎IIは2本のアームが特徴
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【動画】全日本の部・自立型部門の決勝戦の動画
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全日本の部・ラジコン型で行なわれた紀北疾風迅雷(紀北工業高等学校生産技術部)vs岩風2(瀬戸水軍)。この勝負は岩風2が制した
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【動画】全日本の部・ラジコン型部門の決勝戦の動画
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全日本の部では、四国チームの活躍が目立った(写真は愛媛県立東予高等学校機械部の石鎚2)
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表彰式
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強さが目立った大分県立国東高等学校チーム
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全国大会行きを決めた機体と順位は次の通り。
■高校の部・自立型部門
優勝 黒津崎I(大分県立国東高等学校)
2位 黒津崎零(大分県立国東高等学校)
3位 チョコ朝太郎(沖縄県立八重山商工高等学校)
4位 島次郎(沖縄県立八重山商工高等学校)
■高校の部・ラジコン型部門
優勝 大器晩成(大分県立国東高等学校)
2位 魔法の剣R2(福岡工業大学付属城東高等学校)
3位 百鬼夜行(大分県立国東高等学校)
4位 Shin(大分県立鶴崎工業高等学校)
■全日本の部・自立型部門
優勝 黒津崎II(大分県立国東高等学校)
2位 天王山(チーム両国)
3位 MITSU丸(香川県立三豊工業高等学校)
4位 瀬戸の漣(愛媛県立今治工業高等学校)
5位 覇道(香川県立三豊工業高等学校)
6位 STIKK(NAKAOKA-Family)
7位 六次元K(チーム両国)
■全日本の部・ラジコン型部門
優勝 岩風2(瀬戸水軍)
2位 紀北疾風迅雷(紀北工業高等学校生産技術部)
3位 石鎚2(愛媛県立東予高等学校機械部)
4位 雷鬼(香川県立高松工芸高等学校)
5位 魔法の剣R6(福岡工業大学付属城東高等学校)
6位 紀北牙突零式(紀北工業高等学校生産技術部)
7位 我昇夢越(愛媛県立今治工業高等学校)
■URL
全日本ロボット相撲大会
http://www.fsi.co.jp/sumo/
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( 大林憲司 )
2008/10/31 21:26
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