東京工業大学スーパーメカノシステム創造開発センターは、財団法人理工学振興会の協力を得て、企業エンジニアや若手研究者を対象としたセミナー「ロボット創造塾」を開講する。
東工大機械系の21世紀COE「先端ロボット開発を核とした創造技術の革新」では、極限環境で活躍する実用的ロボットの開発を目指しており、人道的地雷探査ロボット「GRYPHON-V」、水陸両用ヘビ型ロボット「ACM-R5」、全重量7トンの法面作業用四足歩行ロボット「トTIATAN-XI」などを開発してきた。
今回のセミナーは、こうしたロボットの開発事例を元に開発のノウハウと創造的発想法を学習していくものとなっている。
第1講「ロボット設計基礎」は10月8日(水)、9日(木)の2日間開催。時間は1日目が13:00~20:00、2日目が9:00~15:00。参加費は60,000円。
東工大で開発してきたロボットの実物を用い、そのロボットの発想、機構設計、駆動系設計、制御設計について、学術論文では得られない実務上必要な情報・ノウハウを含めて具体的に解説していく。
講師は東京工業大学大学院理工学研究科 広瀬茂男教授、東京工業大学大学院理工学研究科 福島E.文彦准教授、東京工業大学大学院理工学研究科 遠藤玄助教、東京工業大学スーパーメカノシステム創造開発センター 山田浩也特任助教、株式会社ハイボット代表取締役(東工大特別研究員) 滝田謙介博士(工学)。
会場は東京工業大学大岡山キャンパス 石川台3 号館3F 304 会議室。定員30名。
第2講「ロボットの創造設計と創造的思考法」は10月24日(金)に開催。時間は13:00~20:00。参加費は80,000円。
実世界に働きかける機能を持つ知能化システムであるロボットは、目的を明確化し、それを実現する合理的な機構、先進的な制御の統合があって初めて機能する。この講座では実社会を実際に変えていくことができる実用ロボットを開発するうえで不可欠なロボット機構の原理設計、創造的思考法を解説していく。講師は東京工業大学大学院理工学研究科 広瀬茂男教授。
会場は東京工業大学大岡山キャンパス 石川台5 号館3F 中央セミナー室。定員20名。
■URL
東京工業大学
http://www.titech.ac.jp/
受講申し込み(PDF)
http://www.titech-tlo.or.jp/robot/mousikomi.pdf
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( 清宮信志 )
2008/09/25 15:11
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