2008年4月26日~27日、二足歩行ロボットによるサッカー大会「第10回KONDO CUP」が、東京・お台場のフジテレビオフィスタワー1F特設会場にて開催された。
会場はフジテレビのGWイベント『お台場学園』の一角にある“ロボットアドベンチャー”コーナーで、椅子が設置されていなかったこともあって、観客は入れ替わり立ち代り観戦していたようだった。
試合の合間にはKHR-2HVの体験操縦ができるコーナーも開催。4名1組(2vs2)で簡単なサッカーの試合を行なっていた。お台場・フジテレビのイベント内ということもあり、番組の取材やタレントさんの体験操縦もあったようだ。
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会場となったオフィスタワー1F。試合中は観客が途絶えることもなかった
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ゴールカメラ2機がモニターに
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試合は建物の中だったので、入口には呼び込みのスタッフが常駐していた
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体験操縦は2vs2
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この秋に開催するROBO JAPANは、企画運営がフジテレビということもあって、この会場にもたくさんのポスターが。楽しみ
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フィールドの横には、今来たお客さんでも何が行われているかわかるようにカンバンが設置されていた
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● お台場学園初日を飾ったのはKHRクラス
参加機体が二足歩行ロボットキット「KHR」シリーズに限定されているKHRクラス。パワーやスピードではオープンクラスに一歩譲るが、すべての参加機体が一定の範囲までしか改造されていない、準ストック状態までと限られているぶん、ある意味イコールコンディションでのサッカーを見ることができるクラスでもある。
今回の参加チームはKONDO CUP前回のチャンピオンチーム、「ミステイクス」を筆頭に、ライバルといえる「日本工学院八王子専門学校」「四川会_ジュニア」「MERC」「道楽連合(個人参加チーム)」の5チーム。総当りのリーグ戦で、上位2チームが決勝戦を行ない、チャンピオンを決める方式が採られた。
オープニングマッチを努めたのは、ディフェンディングチャンピオンの「ミステイクス」と、この日のためにチーム3機の仕様を揃えてきた「四川会_ジュニア」。最初こそミステイクスが押し込んでいたものの、次第に四川会_ジュニアが盛り返し、後半にはあわやという場面も作る。結局スコアレスドローとなったものの、見事な熱戦で幕を開けることになった。
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【動画】キックオフからいきなり決定的なチャンスを作り出すミステイクス
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【動画】後半のキックオフでクラスを超えるレベルの強力なシュートを見せる四川会_ジュニアの“おふろ”
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一方、2戦目に登場したチャンピオン経験チーム「日本工学院八王子専門学校」は、「MERC」と対戦。見事に息の合った連係プレーを随所に見せる。セットプレーからのオウンゴールを誘ったものの、キーパー自ら起き上がりに失敗してオウンゴールするなど、ばたついた試合運びながら2-1で緒戦を勝った。
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日本工学院八王子専門学校のお家芸、キックオフでシンクロするFW2機
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【動画】セットプレーから相手の機体に当ててゴール
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【動画】起き上がりで失敗してオウンゴール
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戦前に筆者が予想していたのは、優勝経験チームであるミステイクスと日本工学院八王子専門学校の2チームが軸となって進む展開。だが、フタを開けてみると、この日台風の目となったのは四川会_ジュニアだった。
緒戦、優勝候補と思われていたミステイクスと引き分けると、勢いのままに日本工学院八王子専門学校を2-1で、MERCを1-0で降し、2勝1分けで全体のトップに躍り出る。そして予選最終戦の道楽連合戦も2-0で快勝し、3勝1分け、勝ち点10で堂々のトップ通過を果たしたのである。
原動力となったのは、“ちょこちょこ丸”のオペレーターである、あみちゃん氏の考案した、太ももとひざにKRS-4013HVを組み込む強化策。ハイパワーサーボへの交換が4つしか許されず、純正ないしイトーレイネツ、アールティ製のフレームしか使用できないという制限の中、できる限り移動速度とキック力を上げるために考えられた構造だという。同じくメンバーの森永氏の協力も得て3機を同じ構造で揃え、モーションも共通化。その結果、総合力の高いチームが出来上がったのだ。
3連覇を狙ったミステイクスは、今回ポイントゲッターである「ダース・ホリホリ」の不在(土曜開催だったので、学校があったそうです)が響いたか、1勝3分けと精彩を欠き、勝ち点1差で3位に。その結果、決勝戦は四川会_ジュニアと日本工学院八王子専門学校の顔合わせに決まった。
予選では2-1で四川会_ジュニアが勝利している組み合わせだが、このときは試合直前に日本工学院八王子専門学校の1機にサーボアームの根元の破損が判明し、前半まるまるを2機対3機で戦うという不利があってのこと。頭数が揃えばどちらに転ぶかわからない好カードである。
しかし、予選の勢いをそのまま持ち込んだ四川会_ジュニアが、開始1分もしないうちに先制。その後も前がかりで攻め続ける四川会_ジュニアに対し、日本工学院八王子専門学校は防戦一方になってしまう。前半はキーパーのナイスセーブなどもあって1-0でしのぎきったものの、後半開始直後にもふたたび失点。結局2-0で四川会_ジュニアが初優勝を果たした。
「ボールとゴールの間にきちんと入ることと、フリーの機体をマークすることという2点をしっかりやったのが勝因だったと思います」という森永氏は、個人参加も含めればKONDO_CUPに毎回参加。他の四川会_ジュニアのメンバーも何度となく参加しており、全員が満面の笑顔で待望の優勝を喜んでいた。
一定のラインでイコールコンディションが保たれているということもあり、今回のように前回優勝チームが予選敗退する可能性もあるのがKHRクラス。次回、四川会_ジュニアが連覇するのか、それとも戦国時代に突入するのか、楽しみになってきた。
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四川会_ジュニアのキーパーをつとめた“こめた”。太もも部分にKRS-4013HVを2個使用している
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【動画】決勝戦1点目。あれよあれよという間に先制
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【動画】決勝前半残り。日本工学院八王子専門学校も何とか押し返そうとするのだが……
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【動画】決勝後半
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【動画】横歩きでシュートを決めるのは、個人参加チームで輝きを放っていた“コア”(新井克己)
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柏レイソルのユニフォームを模した(というかエンブレムはそのまま)四川会_ジュニアのちょこちょこ丸
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優勝した四川会_ジュニア
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KHRクラスの参加者と参加機体たち。息のあったプレーを見せてくれる学校チームがさらに増えると楽しそうだ
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● 翌27日はパワーとスピードのオープンクラス
KONDO製サーボモーターを使用していれば自作機でも参加できるオープンクラス。今回は足裏面積を制限するルールを緩和して、ROBO-ONEでも目だった大型機が参加しやすくなった。また、前回大会ではフィールドが拡大されたものの、ゴールの大きさがKHRクラスと同じ幅(100cm)のままだった。オープンクラスはKHRに比べると大柄な機体が多くなるので、元のサイズでは立っているだけでもゴールの大部分をふさぐようになってしまう。そこで、今回から高さはそのままだが、幅を1.5倍(150cm)に拡大したゴールが導入されることになった。「これでゴールシーンが多くなり、観客もより楽しく見られるのでは」(大会関係者)という意図もあったようだ。
GW中ということもあってか、募集10チームに対して総勢12チームが締め切りまでにエントリー。通常は抽選になるのだが、今回は特別にエントリー全チームが参加OKに。12チームを3つのリーグに分け、各リーグの勝ち点トップチームと、全リーグの2位チームのうち、最も勝ち点が高かったチームがワイルドカードとして決勝トーナメントに進むという、初めてのシステムを採用することになった。
それでは、各リーグごとに戦いを予選の戦いを見ていこう。ただ、例によって筆者はRFCバンブーブリッジとしてこの日のKONDO CUPに参加していたため、半ば“体験記”になってしまうことをご容赦願いたい。
まず、「ロボット野郎Aチーム」「RFCバンブーブリッジ」「四川会_選抜チーム」「関東支部」が集まったAリーグ。KONDO CUPではおなじみの面々が集まったリーグで、その中でも、前大会でも決勝トーナメントに残っている、ロボット野郎AチームとRFCバンブーブリッジの争いに注目が集まった。
この2チームの直接対決は、この大会のオープニングマッチでもあった。筆者としてはいつもと違う雰囲気に戸惑いつつ、試合は拮抗したものに。結局前後半を戦って0-0だったのだが、いつどちらに点が入ってもおかしくないゲームだった。筆者はキーパーとして出場していたが、結果として無失点だったものの、やはりどこからシュートを打たれても入ってしまいそうで、ヒヤヒヤの10分間だった。
Aリーグのもう1組、四川会_選抜チーム対関東支部のほうは、サッカー仕様に着替えてダイエットした“トコトコ丸”もさることながら、先日のROBO-ONEではしっかり動けずに予選敗退してしまった“シャドウ”が、強烈なキック力を武器に遠めからのシュートを連発。結果、2-0で四川会_選抜チームが勝利した。
四川会_選抜チームはロボット野郎Aチームとも1-1で引き分け、最終戦のRFCバンブーブリッジ戦に勝利すれば決勝トーナメント進出というところまで迫るが、連係プレーに阻まれ、0-2で敗戦。リーグ3位で終了した。
Aリーグの1位通過は、関東支部にも5-0と圧勝したRFCバンブーブリッジが2勝1分けで3大会連続の決勝トーナメント進出を果たした。
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【動画】ロボット野郎Aチーム対RFCバンブーブリッジ
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【動画】四川会_選抜チーム対関東支部
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Bリーグは「カイザーオールスターズ」「チームZERO」「四川会_スーパーサブ」「ロボファイターズF」。近畿の2チームが同リーグになってしまったのはちょっと残念なところだ。
ROBO-ONEをはじめとする格闘大会では好成績を残しているものの、これまでのKONDO CUPでは突出した成績を残せていない「カイザーオールスターズ」だったが、この日は新型の“キングカイザーF2”2機と先日の第13回ROBO-ONEで総合優勝を果たした“グレートキングカイザー”を擁し、チームZEROに4-0、四川会_スーパーサブに2-0と順調に勝利を重ねて、2勝1分けで初の決勝トーナメント進出を決めた。
そのカイザーオールスターズに対し、がっぷり四つで組み合い、2-2で引き分けたのが、ロボットフォースの岩気氏あやつる巨大ロボ“ファイブ”を筆頭とした大阪勢が結集するロボファイターズFである。カイザーオールスターズに引けをとらないスピードと、隙を見逃さない試合運びで一時はリードを奪う場面もあったほどだ。四川会_スーパーサブに0-1で負けたことが響き、残念ながら1勝1敗1分けでリーグ3位となったが、チームパフォーマンスの高さは強い印象を残した。
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四川会_スーパーサブ対カイザーオールスターズ。1分50秒過ぎには両手両足を広げたメタリックファイターを超えるループシュートを見せる
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【動画】チームZERO対ロボファイターズF。ニアサイドを詰められて万事休すかと思いきや、壁の向こうに詰めたチームメイトにパス→シュート!
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4連覇中の「トリニティ」が入ったCリーグは、「九州+α」「ドカファイターズ」という九州勢2チームに、個人参加チームの「道楽連合」という組み合わせ。
さすがに連覇を目指すチャンピオンチームともなると試合での強さは際立ち、ラージフィールドでも自陣のペナルティマークあたりから相手ゴールを狙うシュートを放ったり、特段変わったことはやっていないように見えるのに、あれよあれよという間に相手陣内へボールを運んでいる場面が目立った。
6試合で21ゴールが生まれるという、この日一番のゴールラッシュが見られたリーグだったが、結局どのチームもトリニティを阻むことはできず、3戦全勝、勝ち点9で決勝トーナメント進出となった。
惜しくもリーグ3位となってしまったが、KONDO CUP初参戦だったドカファイターズはチームプレーを随所に見せており、高いパフォーマンスを見せていた。キック力が強い上に、スローインも飛距離があり、トリニティ戦ではそれがあだになってオウンゴールとなってしまう場面も。また、ループシュートを決められる相手と当たってしまうなど、組み合わせの面でも不運はあったかもしれない。
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トリニティ対ドカファイターズ。キックオフゴールが決まったあとも、終始攻めるトリニティのスピードと脚力はさすが王者
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【動画】九州+α対道楽連合。巨大すぎる九州+αのキーパー、“GAT”の股の下をボールが抜けて、危うくゴールしそうになる
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【動画】ドカファイターズ戦では“automo 03”がキーパーを越えるゴールを見せた
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3リーグで1位チームが決まったあと、最後の枠を争ったのが、Aリーグのロボット野郎Aチーム、Bリーグの四川会_スーパーサブ、Cリーグの九州+αという2位3チーム。ロボット野郎Aチームは1勝2分けで勝ち点が5となってしまい、ワイルドカード争いから脱落。勝ち点6同士だった2チームは、9ゴールを叩き込んで得失点差が+7だった九州+αに軍配が上がり、決勝トーナメントに進んだ。
九州+αのゴールキーパーは先日のROBO-ONEで会場にインパクトと笑いを残した“GAT”。上半身がついたことで身長80cm級になり、大きくなったゴールでも座っているだけで開口面積の半分近くをふさいでしまうという巨大ロボである。あまり動けなかったものの(というか左右へのステップはできなかったとのこと)その存在感で何本もシュートを防いでいた。
決勝トーナメントの緒戦はカイザーオールスターズ対トリニティ。イベント開催時間が押してしまった関係で、決勝トーナメントから突然前後半無しの5分一本勝負(引き分けならサドンデスのPK)に変更となった。
両チームの機体はスピードが速く、スローインの飛距離もあるので、いったん自陣に攻め込まれても、スローイン一発で一気に相手陣内へ攻め込み、自分たちに有利な局面を作ることができる。しかし、両チームがほぼ互角の能力ということもあってか、お互いにペナルティエリアまでは攻め込めても、そこからゴールラインまでが遠い。緊張感にあふれた試合は最終的に0-0で引き分け、PK戦にもつれこむ。
PK戦は1本目からサドンデスだったのだが、トリニティのエース、“クロムキッド”が先攻の一本目でいきなり成功。後攻の“グレートキングカイザー”にプレッシャーが掛かるが、後攻も決めてドロー。2本目、3本目は両チームともに防ぎ、4本目に先攻の“Cavalier”を止めたあと、自ら蹴った“グレートキングカイザー”が決勝のシュートを決め、決勝進出を決めた。
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【動画】準決勝第一試合、カイザーオールスターズ対トリニティ
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【動画】連覇を阻んだ決勝のPK。トリニティのキーパー“rsv3”が反応するも、ボールは手の先数センチのところを無常にも通り過ぎる!
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【動画】準決勝第二試合、RFCバンブーブリッジ対九州+α
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2戦目はAリーグ1位のRFCバンブーブリッジ対ワイルドカード枠の九州+α。筆者としては、以前練習試合でボロ負けしたことがあるカイザーオールスターズに公式戦でリベンジする絶好の機会と考え、準決勝のここはなんとしても勝ちあがりたいと考えていた。九州+αは強いが、キーパーがあまり動けないGATなら勝ち目はある、とも正直思っていた。
しかし、いざフィールドに出てみると、ゴールキーパーにいるのは、この日+αとしてチームに助っ人していたイガア氏の持ち込んだ予備機“ナアガ”(操縦はK氏)。「GATじゃないの!?」と動揺したまま試合に入ることになった。……それが狙いか!?
試合時間が短いうえ、PKになるとひざのサーボモーターを換装している石井さんの“fighting-γ”以外はキック力に不安がある。「いつもの通りに試合しましょう」と“宗0郎”のオペレーター、大塚さんに声をかけられたが、5分間でなんとか点を取って勝つしかないというプレッシャーもあり、全体的にかなり前がかりな戦いに。かなりいいところまで押し込んだものの、クリアミスから無情のオウンゴール。さらに“automo 03”の見事なパスから“サアガ”に2点目を決められ、万事休す。決勝行きのチケットは九州+αの手に渡った。
最後の決勝は関東で行なわれているにもかかわらず、関東勢以外同士で争われる決勝となった。
シュートとパスを蹴り分け、ドリブルやスローインでも攻め上がるカイザーオールスターズに対し、九州+αは小柄ながら抜群のスピードを誇る“サアガ”を斬り込み隊長に据えてゴールラインぎりぎりまで押し返す。
どちらのチームも見せ場は作るが、あと一歩というところでボールがゴールラインを割ることができず、決勝戦も0-0の引き分け。PKで決着をつけることになった。
PKの先攻は九州+α。サアガが細かく狙いをつけてシュートするも、足先に引っかかってしまい、ボールは枠外へ。
後攻のカイザーオールスターズは、先ほどもPKで決勝ゴールを決めた“グレートキングカイザー”。キーパーはK氏操る“ナアガ”だ。“グレートキングカイザー”がシュートの体勢に入り、カラダが左に向く。K氏も「こっち!」とばかりに反応したが、なんとボールは最初に向いた方向とは反対に。Nao氏も「狙っていた」というフェイント含みのシュートが決勝ゴールになった瞬間だった。
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【動画】決勝戦
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【動画】決勝点となったPK。体の向きと、シュートの向きが違うのがわかる。お見事!
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【動画】最後のPKを決めるキングカイザーをゴール裏から。全身で喜びを表すカイザーオールスターズのNao氏
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満面の笑みを見せる優勝チーム、カイザーオールスターズ
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オープンクラスの参加者と参加機体。12チームともなると、さすがに壮観だ
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オペレーターの3人がガンバ大阪のユニフォームで揃えてくる、もともとホンモノのサッカーも大好きというカイザーオールスターズ。それだけに今回のKONDO CUP制覇はとてもうれしいものだったようだ。
今回のKONDO CUPを見据えて、かつてカイザーオールスターズの主力機だった“キングカイザーF”をダブルサーボにするなど改修したというNao氏。「今の主流は3kg級なので、軽すぎて当たり負けしないようにというのも考えました」と教えてくれた。一方、キーパーをつとめた巨大な“グレートキングカイザー”は最初FWを考えていたものの、やはりチャージを取られやすいだろうということでキーパーになったのだという。
筆者はてっきりその大きさでゴールの開口面積を減らすためかと思ったが、勘違いだったようだ。試合後には「大きい面積でふさぐよりも、小さくて速い機体がキーパーをつとめたほうがいいのがよくわかりました。わかってても追いつけなかったシュート(ロボファイターズ戦)もありましたから」と語っていたので、今後のKONDO CUPや参加予定だという7月のROBO-ONE CUPでは別のカイザーオールスターズが見られるかもしれない。
一方、敗れた九州+αは「地元の大会(福岡・ロボスクエアのヒューマノイドカップ)はカーペットなので、つるつる滑るフィールドに苦労しました」と、環境の違いを敗因に挙げていた。確かに動画を見てみると、“automo 03”が止まり際などにバッタリ転んでしまう場面は少なくない。このあたりを調整してくれば、より怖い存在になるに違いない。
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( 梓みきお )
2008/05/15 20:14
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