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日本のロボット競技の草分け「マイクロマウス2008」、11月に開催
~「つくばチャレンジ2008」も同時開催


 財団法人ニューテクノロジー振興財団主催のロボット競技会「マイクロマウス2008(第29回全日本マイクロマウス大会)」。今年は、11月21日(金)~23日(日)の3日間に開催される。会場は、茨城県つくば市のつくば国際会議場だ。

 同競技会は1980年からスタートし、今年で29回目を迎えるロボット競技会の草分け的存在。競技種目は、マイクロマウス競技(フレッシュマンとエキスパートの2クラス)、マイクロリッパー競技、ロボトレース競技の3種類が用意されている。マイクロマウス競技は、自律型ロボットが独力で迷路を探索し、通過にかかる時間を競うというもの。マイクロリッパー競技は、迷路内に置かれた円筒を見つけて上下逆さまにし、その円筒の多さを競う。ロボトレース競技は、ラインに沿って走行し、そのスピードを競うものとなっている。

 今年はロボトレース競技に関して規定が一部変更されるのがポイント。まず「吸引機構」の搭載が禁止となった。最小曲率半径と曲率変化点の距離も変更され、15cmから10cmとなっている。これらふたつにより、コーナーマーカーとスタートマーカー、ゴールマーカーの長さも8cmから4cmに変更された。なお、吸引機構が禁止となった理由は、あまりにも強力すぎるから。ここ2年ほど吸引機構を搭載したロボトレーサが上位を独占する状態となっており、独創的なメカニズムや走行制御方式を持つ多様なロボトレーサの登場を阻害する可能性が非常に高いと判断され、禁止となった次第だ。要するに、「吸引機構なしでは勝てない」という雰囲気ができてしまったため、どのロボトレーサもそれのみ、となってしまう事態を防ぐための措置というわけである。なお、マイクロマウス競技とマイクロリッパー競技に関しては、現時点では大きなルールの変更などは発表されていない。

 なお、マイクロマウスは毎年地区大会が開催されるが、それに関してはまだ調整中の模様だ。それから、昨年は芝浦工業大学で第22回が開催された全日本学生マイクロマウス大会(第23回)に関しても、まだ正式発表はない。ただし、こちらは毎年11月3日の文化の日もしくはその前後に行なわれており、正式発表は今年の後半に入ってからと思われる。


 そしてマイクロマウス2008と同時開催として、「技術チャレンジ/つくばチャレンジ2008」もすでに発表済みだ。こちらはまだ競技という形ではなく、自律型知能ロボットによる公道での自律走行への技術的な挑戦を目的としたイベント。技術情報は極力公開し、参加者で共有、発展させていくとしている。

 スケジュールは、トライアル走行が11月20日(木)、本走行が21日(金)。マイクロマウス2008は21日は各種競技の試走会が予定されているので、どちらを観戦するか悩む心配はない。コースは、つくば市内の筑波中央公園脇の往復1kmとなっている。参加登録締切も発表されており、7月20日。1台2万円の参加登録料となっている。

 さらに「つくばチャレンジ」については、2007年と同様にふたつの関連イベントが発表されている。ひとつが、社団法人計測自動制御学会のSI(システムインテグレーション)部門講演会である「SI2008」。今回は岐阜大学で12月5日(金)から7日(日)まで3日間に渡って開催されるが、その中で「つくばチャレンジ」をテーマとするオーガナイズドセッションが昨年に引き続いて開催される予定だ。さらに、「つくばチャレンジ開催記念シンポジウム」も再び開催される。こちらは、2009年1月10日(土)に東京・品川のバンダイナムコゲームス未来研究所で開催される予定だ。


URL
  マイクロマウス
  http://www.robomedia.org/directory/jp/game/
  マイクロマウス2008開催概要
  http://www.robomedia.org/micromouse2008/
  つくばチャレンジ2008
  http://www.robomedia.org/challenge08/index.html
  ニューテクノロジー振興財団
  http://www.robomedia.org/

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( 編集部 )
2008/04/28 14:46

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