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民間資本で月を目指す「Google Lunar X PRZIZE」のエントリー10チームが発表


 2月21日(現地時間)、民間資本での宇宙開発促進を目的として1995年に設立されたX-PRIZE財団と、Googleは、月を目指す「Google Lunar X PRZIZE」(賞金総額3,000万ドル)に公式エントリーした10チームを発表した。エントリーしたチームは、私費で2012年12月31日までに民間所有のロボット探査機を月面に着陸させて、月面を500m以上探査し、動画、画像、データを地球に送信することを目指す。

 Xプライズ財団の会長兼最高経営責任者であるDr. Peter H. Diamandisは「Google Lunar X PRIZEに登録した10チームを歓迎する。この競技を発表した後6カ月の間に、信じられないほどの反響があった。Ansari X PRIZEのときには同じ期間でわずか2チームだったが、今回は53カ国から560以上の反応があった。政府の宇宙開発計画とは違い、創造的なデザインによって、非常にエキサイティングで競争的な月へのレースを見ることになるだろう。今日の宇宙探査においてもっとも創造的な彼らの幸運を大いに祈る。我々はGoogleと一緒に賞金を勝者に支払うのを待ちきれない」とのコメントを発表した。

 Google New Business Development副社長のMegan Smith氏は「世界中からGoogle Lunar X PRIZEにチャレンジしてくれることに興奮している」と述べた。「宇宙開発レースに対するかれらの業績と科学的進出を楽しみにしている」という。

 また、X PRIZE財団はフロリダの航空宇宙産業を促進するために作られた組織「Space Florida」が新しいパートナーになると発表した。

 10チームは、以下のとおり。

・Aeronautics and Cosmonautics Romanian Association (ARCA) ルーマニアに拠点を置くチーム
・Astrobotic カーネギーメロン大学、レイセオン社そのほか。DARPAチャレンジ他でも知られるDr. William "Red" Whittakerが率いる。着陸船「アルテミス」と「赤いローバー」を用いるという
・Chandah エネルギー産業の企業家Adil Jafryが率いる。宇宙船の名前は「シェラザード(Shehrezade)」
・FREDNET 宇宙探査と研究関連の主要ソフトウェアシステムをオープンソースで開発することを目指す人々からなるチーム
・LunaTrex 米国のロケット屋たちからなるチーム
・Micro-Space 宇宙飛行システムの開発を行なう宇宙マイクロ株式会社のチーム
・Odyssey Moon 最初に登録したチーム。Dr. Robert Richardsが月探査のために設立した民間会社。
・Quantum3 米国のチーム。小型宇宙船を使って月の「静かの海」への軟着陸を目指す。宇宙船名は「ムーンダンサー(Moondancer)」
・Southern California Selene Group 南カリフォルニアセレーネグループ。エレガントでシンプルなデザインを目指す。宇宙船名はSpirit of Southern California
・Team Italia イタリアの複数の大学共同チーム。さまざまなロボットを開発中


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( 編集部 )
2008/02/27 12:45

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