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ガードロボ、ムラタセイサク君、マイクロロボットなど
〜「CEATEC JAPAN 2007」のロボットたち


 10月2日から6日まで5日間の日程で、千葉県の幕張メッセにてIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2007」が開催されている。主催は社団法人電子情報技術産業協会、情報通信ネットワーク産業協会、社団法人コンピュータソフトウェア協会の3団体。出展者数は895社/団体。8回目の開催となる今年のテーマは「見える、感じる、デジタルコンバージェンス最前線」。当日登録者の入場料は1,000円で、事前登録者は無料。

 「CEATEC」はデジタル家電や電子デバイス関連の展示会だが、ロボットの姿も毎回いくらか見られる。本誌では、ロボットに関連した展示をご紹介する。

 まず入り口には綜合警備保障株式会社(ALSOK)の警備ロボット「ガードロボ」の姿がある。各入り口に配置されており、主に案内業務を行なっているとのことだ。主催者側から声がかけられたそうだが、夜間警備は残念ながら行なっていないとのこと。「ガードロボD1」のほか、愛・地球博(愛知万博)に出展された「ガードロボi」も入り口に立っているので、各入り口を回ってみよう。ロボットそのものを警備している人はいないことが多かった。


ガードロボD1 ガードロボi。胸はタッチディスプレイになっている

 昨年出展され、黒山の人だかりとなった村田製作所の自転車型ロボット「ムラタセイサク君」は今年も熱い注目を浴びていた。今年のモデルは幅2cmの坂道を登れるようになり、ドラマ仕立てで村田製作所のRFIDタグ用ストラップ「マジックストラップ」や、エプソンと共同で開発中の「ワイヤレス急速充電モジュール」を宣伝している。

 なお村田ブースでは、「ムラタセイサク君」のキーホルダーを配布している。LEDライト付きだ。「ムラタセイサク君」は着実に村田製作所の顔となりつつあるようだ。


今年も人気者の「ムラタセイサク君」 ブース内には記念撮影できるように静展示されたモデルもある セイサク君に用いられている多くの技術

デバイスを置くだけで充電できるワイヤレス急速充電モジュール。開発中 【動画】幅2cmの白い坂道を登っていくムラタセイサク君 【動画】失敗してしまったときも。「お客さんが多すぎて緊張してしまった」とフォローされていた

【動画】障害物が突然出てきても超音波センサーで検知して停止 【動画】後ろのカゴに荷物を入れられてもバランスしている

「ムラタセイサク君」キーホルダーを配布中 「ムラタセイサク君」キーホルダーの箱 キーホルダー本体。黄色のボタンを押すと頭部の緑色LEDライトが点灯

 シチズングループのブースではマイクロロボットによるデモが行なわれている。シチズンが当初「Eco-drive(エコドライブ)」用に開発したハードウェアを使ったマイクロ・ロボットと、それをベースにして作成された、さらに小さい、大きさ1×2×1cmのマイクロロボットを使ったサッカーのデモンストレーションが行なわれている。

 ロボットサッカーは平面ディスプレイとその上方に設置されたカメラとを組み合わせたシステムで、カメラがロボットの位置を追跡し、ロボカップ・シミュレーションリーグで使われている3Dサーバーをベースにしたサーバーに位置を伝える。サーバーはエージェントプログラムによって決定された動作を赤外線でロボットに送る。

 また、小型モーターの展示スペースでは、日本遠隔制御株式会社のRB2000が使用例として展示されている。


「Eco-drive(エコドライブ)」技術を使ったマイクロロボット 【動画】マイクロロボットによるロボットサッカー

マイクロロボット マイクロロボットの分解図

RB2000に用いられているのは「SCR174」というコアレスモータ 各種モーターの展示

 会場内には経済産業省の「コンテンツとソフトウェア、ハードウェア等の連携による新たなコンテンツ創出等促進事業」の一環として「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」と連携した「デジタルコンテンツ コラボスクエア」が設置されている。

 そのなかでは株式会社エイチアイがブースを出展しており、ZMP社のロボット音楽プレイヤー「miuro」上で動作する3Dグラフィックス表示を行なうための「MASCOT CAPSULE nano」というグラフィックスライブラリのパネル展示を行なっている。低解像度、低スペックの環境でも動作する点が特徴だという。

 なおZMP社と共同で、miuroの遠隔操作コミュニケーションパッケージを開発したのも同社だそうだ。


デジタルコンテンツ コラボスクエア miuroと、その上で動作する「MASCOT CAPSULE nano」

 富士通フロンテックはサービスロボット「enon」を出展。商業施設等での運用をイメージしたデモを行なっている。頭部額部分につけられているカメラはオプションで、巡回中に画像を撮影したりするためのもの。腕先のグリッパーもオプションで、柔らかい素材でできている。enonはスーパーや駅などで実証実験を繰りかえしているが、それを受けて、腕部も初めに発表されたものよりも短くなり、安全性により配慮されているという。


富士通フロンテックの「enon」 額部分にはオプションのウェブカメラが取り付けられている

 パイオニアは画像認識カーナビゲーションシステムのプロトタイプを参考出品。ダッシュボードに置いたカメラが、地図データや車両情報と連携しながら、案内を行なう。たとえば単調な風景が続く道路を走っていると「海岸沿いのルートはどうですか」とアドバイスをしてくれるという。

 豊通エレクトロニクスブースでは「ETロボコン」に出場したロボットが展示されている。豊通エレクトロニクス・タイランドは、東海地区予選に初めての海外チームとして参加したのだという。

 NECブースではお馴染みのパーソナルロボット「PaPeRo」が参考出展されている。


豊通エレクトロニクスブース 「ETロボコン」出場ロボットが展示されている NECブースの「PaPeRo」

パイオニアブースの車載ロボット アプリケーション例としてカーナビ連動がデモされている

 イベントホールでは独立行政法人情報通信研究機構(NICT)がコーナーを構えている。ここの防災・減災基盤技術研究グループのブースでは、千葉工大・筑波大学・岡山大学ほかが開発し、ロボカップレスキュー世界大会で2位になった探査ロボット「Kenaf(ケナフ)」のデモが見られる。NEDO戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクトの一つ「被災建造物内移動RTシステム(特殊環境用ロボット分野)」の一つとして、研究プロジェクトの共同プラットフォームとすることを目指しているという。

 また、Robovieの姿も別のブースで見られる。センサーとロボットを連携させる研究を行なっている関連で、今回のNICTのコーナーでも出展されているとのことだ。


【動画】レスキューロボットのデモ レスキューコミュニケーター

位置情報を緊急時に的確に掴むためのBluetoothを使ったアクティブタグとの連携実験なども行なっているとのこと Robovie

客引きとして用いられていたロボットたち

 太陽誘電のブースではROBONOVAを使って、リチウムイオンキャパシタのデモ展示が行なわれている。こちらはデモだが、株式会社タカラトミーから間もなく発売される「ゾイドエヴォドライヴシリーズ」のうち、「モータータイプ」には同社のPASキャパシタが電源として採用されている。また、ブース正面では、曲に合わせてボタンを押すことで、ロボットを使ってダンサーと一緒に踊るというデモが行われている。

 また、ルネサステクノロジのブースでは、H8/Tinyマイコンを使った例として、ATR-Robotics社の小型ヒューマノイド「Robovie-M ver.3」が出展されている。ブースではラジオ体操を踊っていた。

 インターネットイニシアティブ(IIJ)のブースでは、サービスオンデマンドソリューション「SMFv2」のデモの一環として、スピーシーズのロボットが用いられていた。「サービスアダプタ」を介してロボットを含めたさまざまなデバイスをネットに繋げてサービスを行なえることを示すためのデモだ。


太陽誘電ブース。ロボットの姿が目立っている リチウムイオンキャパシタを使った急速充電のデモ 高容量高電圧が特徴で玩具ではメイン電源としても使えるという

「ゾイドエヴォドライヴシリーズ」。左が充電台 ブースでのデモはダンサーのかけ声に合わせ、指定されたコマンドボタンを押してダンスをさせるというもの 【動画】デモの様子

ルネサスブースで踊る「Robovie-M ver.3」 IIJブース SMFv2のデモの一つとしてスピーシーズのロボットが繋げられている

 このほか、10月6日(土)には、小中学生や親子連れを対象に「ジュニア&キッズ電子工作教室」、イベントホールでは「組立式ヒコーキ工作教室」「ロボットフットボール体験コーナー」「新ラジコン体験コーナー」「レスキューロボット展示とデモコーナー」などでさまざまな「ものづくり」体験ができるという。レスキューロボットの展示とデモは千葉工業大学未来ロボットセンターが行なう。


URL
  CEATEC JAPAN 2007
  http://www.ceatec.com/

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( 森山和道 )
2007/10/03 00:01

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