株式会社テムザックは3日、中越沖地震で被災した新潟県柏崎市にレスキューロボット「T-53援竜」を派遣、現地で瓦礫の撤去作業などを行なった。同社のロボットが実際の現場で支援活動に当たるのは初めて。
T-53援竜は、7月に公開されたばかりの新型レスキューロボットで、2004年3月に公開された「T-52援竜」の小型版。クローラー走行型の車体に2本の腕部を持ち、片腕で最大100kgの物体を持ち上げることができる。また、T-53はロボットとして初めて小型特殊車両として登録され、一般道路での走行が可能になったことも派遣が実現した理由の一つ。
3日には新潟県柏崎市にある文具店「小林文英堂」の倒壊した倉庫に派遣され、T-53援竜の双腕を活かしながら瓦礫の撤去作業を実施した。また、6日には支援要請があった一般家屋でも作業を実施している。
同社では8日まで支援活動を続ける予定だが、今後更に要請があれば、期限を過ぎても対応する予定という。
現在、T-53援竜の派遣要請などについては、新潟工科大学が窓口となって対応している。連絡先は下記の通り。
・新潟工科大学
Tel.0257-22-8111(代表)
|
|
|
小林文英堂倉庫にて作業中の援竜
|
2つの腕を駆使しながら作業を行なう
|
要請があれば引き続き支援活動を続けるという
|
■URL
テムザック
http://www.tmsuk.co.jp/
新潟工科大学
http://www.niit.ac.jp/
■ 関連記事
・ テムザック、小型レスキューロボット「T-53援竜」発表 ~腕部の制御に同期動作制御技術を導入(2007/07/18)
( 清宮信志 )
2007/08/06 19:02
- ページの先頭へ-
|