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ロボスクエア、リニューアルオープン
~夏休みのイベントも目白押し


 7月20日、福岡市のロボット研究教育施設「ロボスクエア」がリニューアルオープンした。場所は福岡市早良区百道浜にあるTNC会館の2階。以前の博多リバレインで運営していた頃と比べて面積が1.4倍となり、展示してあるロボットの数も41種111台に増えた。

 20日の午前11時からオープニングセレモニーが始められた。式は福岡市長の吉田宏氏、ロボスクエア運営委員会副会長の北野宏明氏などが参加して行なわれた。またロボスクエアの近くにある百道浜小学校の生徒たちも招待され、六年生から男女1人ずつが選ばれてテープカットに参加した。

 テープカットの前に、テムザックのKIYOMORIがBGM(KIYOMORIのオリジナル曲)と共に現れてお辞儀し、「オープニングセレモニー開会を宣言します」と合成音で宣言した。

 KIYOMORIが下がると、吉田市長、北野運営委員会副会長によるロボスクエア・リニューアルオープンの挨拶。続いて奥からASIMOが歩いてきてテープカット用の鋏を市長に渡した(残念ながらKIYOMORIとASIMOのツーショットは実現せず)。

 百道浜小学校の生徒も加えてのテープカットが行なわれ、ロボスクエアが無事にリニューアルオープンした。

 続いてASIMOによるロボスクエア内のガイドが行なわれ、招待客がASIMOの後ろにくっついて新生ロボスクエアの説明を受けていた。ガイドを終えたASIMOがバックヤードに下がり、オープニングセレモニーは終了した。

 その後は百道浜小学校の生徒たちや一般客が入場し、ロボスクエアの内部は大変混雑していた。


最初に姿を見せたテムザックのKIYOMORI ちゃんとお辞儀をしていた 集まった人たちに合成音で開会を宣言

吉田宏・福岡市長と、帰っていくKIYOMORI。福岡市長はロボスクエア運営委員会名誉会長でもある 「38年前に人類が月面に立った日」と7月20日の意味を子供たちに語りかけていた北野宏明・ロボスクエア運営委員会副会長 KIYOMORIと入れ替わるようにして出てきたASIMO。手にしているのはテープカット用の鋏

ASIMOから鋏を受け取る吉田市長 百道浜小学校の生徒も参加したテープカットが無事に終了 ASIMOによるロボスクエアのガイドツアーが行なわれた

ロボスクエア内をさっそうと歩くASIMO 要所で立ち止まり、招待客に向かってロボスクエアの説明を行なっていた この日は床にマーキングがあり、それを目印にASIMOは動いていたようだ

なんとなく似てる? 吉田市長に説明する北野運営委員副会長。ASIMOの後ろにはセグウェイが見える


初のセミナー

 当日の午後1時からは、リニューアルオープンを記念して、北野宏明氏による講演会が行なわれた。内容は主に7月の初旬に行なわれたROBO-CUPアトランタ大会の報告で、ナノリーグなどの新たな試みが紹介された。中型リーグのロボットと人間のスタッフがサッカーで対決している様子が披露され、「後で見ると重要な映像になると思う」とその意義を語っていた。

 それに関して会場から「中型リーグのロボットと、人間のフットサルのチームを対決させてみてはどうか」との意見が飛び出し、北野氏も結構乗り気になっていた。近いうちに実現するかもしれない。




ASIMOショー

 リニューアルオープンを記念して、20日と21日の2日間、ASIMOショーも行なわれた。場所はTNC放送会館の1階で、数多くの親子連れが集まった。

 ASIMOは子供たちとボールをキックするゲームをしたり、階段の上り下りを披露していた。子供たちの声援も大きく、数あるロボットの中でもASIMOの知名度は別格と言っていいだろう。



話題のセグウェイ試乗体験

 ASIMOショーの会場の横には、セグウェイの試乗コーナーが出来ていた。ある意味でロボスクエア・リニューアルオープンの目玉と言ってもいいセグウェイだが、ロボスクエア賛助会員限定の試乗となっている。また1回の試乗につき500円が必要。ただし、ロボスクエア賛助会員に新たに登録すれば初回の1回だけは無料となっている。

 期間は8月31日までとなっているので、セグウェイに試乗されたい方は早めの来館をお勧めする。

 この日は小学校の一学期の終業式に当たり、オープン当日は大いに子供たちで賑わっていた。



 最後にロボスクエアの新川信一主査に話をお聞きした。「福岡の中心地から離れたことで、来館者の数に不安があったのですが、多くの子供たちに来てもらえてほっとしました。百道浜には福岡タワーや福岡ヤフードーム球場のような観光地があるので、それと連動して修学旅行生を呼び込めないかとも考えています。また百道浜はIT企業の集まっている場所でもあるのでそれらの企業と連携を取ってロボット産業の発展につながればとも思います」と語っていた。

 なお、夏休みの間、ロボスクエアでは毎日のように工作教室やイベントを企画している。九州地区で興味のある方はリニューアルされたロボスクエアを見てみてはいかがだろうか。夏休み中の主なイベントは以下の通り。

・7月30日:園田昭眞氏講演会「日本のロケットが打ち上げられるまで」
・8月11日、12日:KYOSHO MANOI DAY
・8月18日:第9回ロボスクエア・ロボチャレンジ大会
・8月24日:25日 第20回ヒューマノイドカップ・スプリント&バトル大会
・9月2日:第5回国際宇宙ロボット(火星ローバー)コンテスト

  ロボスクエア
  http://www.robosquare.org/
  TNC放送会館
  http://www.tnc-tvbldg.co.jp/
ロボスクエア、20日からリニューアルオープン
~セグウェイにも試乗可能(2007/07/19)




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