7月18日、リニューアルオープンを目前にした福岡県博多区のロボット体験スペース「ロボスクエア」が報道陣に内部を公開した。5月まで博多リバレインに入居していたロボスクエアが新しく移転した場所は、福岡市早良区百道浜にあるTNC放送会館の2階。リニューアルオープンは7月20日となる。
すぐ近くには福岡タワーがあり、福岡ヤフードーム球場もそれほど遠くはない。つまり福岡市の観光地区の1つであり、また百道浜には多くのIT企業も進出している。ある意味でロボスクエアには最も相応しい移転先だったのかもしれない。ただし、福岡都心からは遠くなった。
新しいロボスクエアはTNC放送会館のエスカレーターを上がってすぐの場所に位置する。入り口は2カ所あるが、どちらもエスカレーターの近くだ。
新しくなったロボスクエアは、以前のロボスクエアより1.4倍広くなり、展示してあるロボットの数も41種111台に増えた。
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TNC放送会館(右)と福岡タワー
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ホールのエスカレーターを上ったところにロボスクエアがある
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ロボスクエアの外側。テムザックの実験機が来館者を出迎える
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ロボスクエアをサイドから見たところ。こちらにも入り口がある
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ロボスクエアの内部。入り口を入ると、小型二足歩行ロボットの飾られたスペースがある
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上部のモニターには、二足歩行ロボットのスペースを真上から撮影した映像を流している
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今回は報道陣向けの内覧会で、地元TNC(テレビ西日本)だけではなく、多くのマスコミが取材に訪れた。
その中でも一番注目されていたのは、ロボスクエア初登場のセグウェイだろう。当日は事前に申し込みがあれば実際に乗ることができた。体験者はインストラクターの指導を受けて、最初はおっかなびっくり乗っていたが、すぐに乗りこなせるようになっていた。
ロボスクエアのオープン後もセグウェイは展示され、試乗が可能となっている。ただし、試乗可能なのはロボスクエアの賛助会員となった人だけで、しかも1回につき500円が必要になる予定。セグウェイは最高で時速20kmのスピードが出るので、安全のためにも人数を限定するのは仕方のないことかもしれない。
ロボスクエアは7月20日11時からリニューアル・オープニングイベントがあり(一般入場は11時30分から)、20日、21日にはASIMOショー、22日には第20回ヒューマノイドカップ・サッカー大会がある。
なお、第20回ヒューマノイドカップ・サッカー大会は参加チームが増えたため、決勝は4チームによる総当りリーグ戦から、8チームによるトーナメント戦に形式が変更された。
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一番目立つところに飾られていたVisiON NEXTAとオムニゼロの関西コンビ
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なぜかロボスクエアにいた京商MANOIの「マノリーヌ」
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場所は変わってもロボスクエアはAIBOの楽園だ
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新しく入ってきたRobovie-R。来館者と音声で会話をする能力がある
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あちこちに顔を出すRIDC-01だが、このロボスクエアが定位置になるらしい
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マスコミのハートをキャッチしていたROBONOVA軍団
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一番話題になっていたセグウェイ
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インストラクターに乗ってもらっての撮影
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セミナールーム。ここで工作教室や講演会などが行なわれる
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ロボスクエア所属の二足歩行ロボットをメンテナンスするヒューマノイド工房
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奥の方を見たところ。右奥にあるガラス張りの部屋は事務室
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■URL
ロボスクエア
http://www.robosquare.org/
TNC放送会館
http://www.tnc-tvbldg.co.jp/
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・ ロボカップ世界大会壮行会 ~ロボスクエア移転前の最後のロボットイベント(2007/06/04)
( 大林憲司 )
2007/07/19 14:38
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