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壮行会当日のロボスクエア
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5月26日、博多リバレイン2Fにあるロボスクエアで、7月1日から6日にかけてアトランタで開催されるロボカップ世界大会に出場する、福岡地区チームの壮行会があった。
ロボスクエアは5月31日で博多リバレインでの営業を終えているので、そこでの最後のロボットイベントとなった。
● 3チームが参加した壮行会
壮行会には、ジュニアサッカーチャレンジの「サファイアウェポン」、ジュニアダンスチャレンジの「DREAMER」、四足リーグの「ASURA」の3チームが参加し、セレモニーの後、エキシビションとしてそれぞれのロボットの演技を披露した。
サファイアウェポンはジュニアサッカーチャレンジプライマリのチームで、5月に大阪で開催されたロボカップジャパンオープン2007大会で3位に入り、世界大会出場を決めた。壮行会では1対1(実際の試合では2台のロボットで1チームを結成する)の試合を提供した。
DREAMERは、ジャパンオープン大会のジュニアダンスチャレンジセカンダリ部門で優勝した個人チームだ(余談だが、ジャパンオープン大会のジュニアダンスチャレンジセカンダリ部門では、福岡地区のチームが2年続けて優勝している)。
赤外線通信を使ったロボットパフォーマンスを見せてくれた。
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壮行会セレモニー
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世界大会出場チームの記念撮影
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サファイアウェポンのエキシビジョンマッチ
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サファイアウェポンはオリジナルのTシャツを着用
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DREMERのパフォーマンス
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赤外線通信によって、ロボットが追尾していく
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● 最後の四足リーグ
ASURAは、ジャパンオープン大会で優勝した九州工業大学の「asura-kit」と、準優勝の福岡工業大学の「asura-fit」が合同でチームを作った、いわばドリームチームである。ASURAは前半10分、後半10分のエキシビションマッチを提供。ロボスクエアに来ていた一般客からも「かわいい」という声が上がっていた。
ただ、SONYがAIBOの開発中止を決めた影響で、ロボカップでAIBOを使った四足リーグは今年限りとなっている。移転前のロボスクエアのラストゲームであると同時に、AIBOがサッカーをする国内最後の試合になってしまう可能性もあるわけで、いささか悲しいものがある試合となった。
試合は、前半は赤3-0青で赤チームが優勢だったが、後半はプログラムを交換した青チームも頑張り0-0で、移転前のロボスクエアのラストゲームを終えた。
なお、今後の四足リーグについてであるが、アトランタ大会後にいくつか候補の出ている機体のコンペを行なう予定。AIBOのサッカーに関しても「公式のリーグは無理でも、エキシビションマッチとして続けていく方法」を模索しているとのことだった。
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四足リーグのサッカーコート
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ゴール前の攻防。時々、関係ない方向を向いている機体がいるのは、AIBOサッカーならではのご愛嬌
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シュート!
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オレンジ色のボールを追いかけるAIBOたち
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ロボスクエア、博多リバレインでの最終日の夜。お客のあまりいない静かなラストを迎えた
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● 7月に新装開店するロボスクエア
ロボスクエアは博多リバレインでの開館を5月31日で終了したが、福岡市早良区百道浜にあるTNC放送会館2Fに移転し、7月20日にリニューアルオープンする。
リニューアルオープンを記念してロボスクエアでは、7月20日、21日にASIMOも登場するオープニングイベント、7月22日に二足歩行ロボットによるサッカー大会「ヒューマノイドカップ・サッカー大会」が開催される予定である。
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TNC放送会館。ロボスクエアはこの2階に移転する予定
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TNC放送会館のすぐ北には、福岡市のシンボルである福岡タワーがある
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■URL
ロボスクエア
http://www.robosquare.org/
TNC放送会館
http://www.tnc-tvbldg.co.jp/
( 大林憲司 )
2007/06/04 14:07
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