大阪市と大阪市の次世代ロボット産業創出拠点ロボットラボラトリーは28日、4月17日~5月11日の期間で募集した「次世代ロボット実用化プロジェクト研究開発助成事業」について、8件の応募があり、その中から2件の事業を採択したと発表した。
大阪市内の事業者を対象としたロボット関連プロジェクトに、1件あたり最大2,000万円の助成金が給付されるもの。2社以上のコンソーシアムによるプロジェクトで、2年以内に事業化の目処があることなどが条件となっている。
今回採択されたのは、ヴイストン株式会社および日本遠隔制御株式会社による、「ディスプレイ・キャラクターロボットプラットホームの実用化プロジェクト」と、八洲電業株式会社、有限会社カシヤマ、国立大学法人 徳島大学、国立大学法人 和歌山大学、有限会社バイオビジネスらによる「次世代病院用世界最軽量車椅子ロボット開発プロジェクト」の2件。
「ディスプレイ・キャラクターロボットプラットホームの実用化プロジェクト」は、企業のイメージキャラクターや、受付案内ロボットに共通する基盤技術の実用化を目指す。センシング、コミュニケーション能力を搭載して、様々な用途に応用可能なロボット技術を開発し、ブランドイメージを向上したい企業のニーズを満たしながら、ロボットの利用拡大につなげるというもの。
「次世代病院用世界最軽量車椅子ロボット開発プロジェクト」は、電動車椅子に、自律による障害物回避機能や、軽量のバッテリを搭載した病院用のロボット車椅子およびその管理システムを開発する。介助者の負担を軽減しながら、医療福祉分野でのロボット利用拡大を狙うという。
■URL
ロボットラボラトリー
http://www.robo-labo.jp/
ニュースリリース
http://www.robo-labo.jp/modules/news4/article.php?storyid=83
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( 清宮信志 )
2007/06/28 15:21
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