3月9日、株式会社ゼットエムピー(ZMP)は、自走式ネットワーク音楽プレーヤー「miuro(ミューロ)」のオプションとして、PCからmiuroを無線LAN経由で遠隔コントロールする「PCコントローラ」をリリースした。同社のmiuro専用ホームページからダウンロード販売される。価格は4,800円(税込)。対応OSはWindows XP。
「miuro」は同社が2006年8月末に発表した2輪移動式ロボット音楽プレーヤー。第3世代以降のiPodを内蔵して音楽を再生するほか、無線LAN経由でPC内のミュージックファイルを再生することができる。接続するPCの設定はmiuroから行なう。
ジャイロ、加速度センサー、ロータリーエンコーダーなどを持ち、段差を検知したり、音楽に合わせて踊ったりすることができる。サウンドはケンウッドとの共同開発で、広がり感・臨場感のある音質を売りとしている。
今回のコントローラは、ネットワークを経由してmiuroに搭載されたカメラ画像を見ながら、操作できるというもの。フレームレートは0.3秒に1枚程度。「SnapShotボタン」で静止画を記録したり、「Speedスライドバー」を使うことで通常のリモコンでmiuroを操作する時の半分~倍程度の速度でスピードを変えることもできる。
また、あらかじめ登録しておいた音楽を移動先で再生したり、そのときにmiuro本体のディスプレイ部分にテキストメッセージを出すこともできる(全角で最大30文字まで)。
今回、記者発表が行なわれた大和ハウスのショウルーム「D-TECプラザ」では、男性から女性への誕生日プレゼントとしてハッピーバースデーを伝えるというシチュエーションのデモが行なわれた。
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PCコントローラとmiuro本体
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中にはiPodを内蔵できる
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ショウルームのリビングでも違和感ないデザインもポイント
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【動画】女性の前まで移動してきたmiuroが音楽を鳴らす。ターンしてディスプレイでメッセージを出すこともできる
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【動画】別のアングルから
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【動画】PCコントローラーで見るmiruoからの画像。最初の赤い点は認識した障害物
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【動画】段差や障害物を検知するセンサーがあるのでアイランドキッチンの上で動かしても落ちない
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【動画】リモコンで前進を命令しても段差を検知すると自動的にバックする
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PCコントローラ画面のインターフェイスは、任天堂で『ニンテンドッグス』を手がけたあと、2005年にZMPに転職した味岡嘉孝氏が担当したもの。
今後ZMPでは、あらかじめ登録したポイントにmiuroが自律でパスプランニングして移動できるようにする「自律移動パッケージ」、携帯電話から自宅のmiuroにアクセスして映像を確認したり、音楽を再生させたりする「遠隔コミュニケーションパッケージ」などの開発・販売を予定している。
そのほか、miuro本体を環境情報を取るセンサーとして使い、処理はネットワークで繋がったPCで行なうことにより、応用アプリケーションを開発していく方針だという。
現在までの販売台数は明らかにされていない。実際のユーザーでは、キッチンなど水回りの作業音で音が聞こえない場所での利用が多いそうだ。
■URL
ゼットエムピー
http://www.zmp.co.jp/
miuro
http://miuro.com/
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( 森山和道 )
2007/03/09 19:46
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