1月18日、日本SGI株式会社は新型セグウェイのオフロードモデル、ゴルフモデルの販売を開始したと発表。恵比寿の同社本社内に設立したセグウェイのショールーム「Segway Station(セグウェイ・ステーション)」にて記者会見を行なった。セグウェイ単体だけではなく、「Segway Station」そのものも販売していくことでセグウェイのブランドを確立・普及することを狙う。
日本SGIは2006年10月に、日本国内における正規販売代理店として立ち乗り電動2輪車セグウェイ「Segway PT i2」を法人向けに販売すると発表した。発表後、企業、工場、倉庫、建設会社から購入希望の問い合わせを受け、既に数百台を代理店に販売したという。また、「ほぼ毎日、セグウェイの試乗イベントなどの問い合わせを企業や地方自治体から受けている」と日本SGI戦略事業推進本部長 執行役員の大塚寛氏は述べた。
2006年末から今年始め(2006年12月9日~2007年1月3日)にかけてフジテレビ主催で開催されたイベント「HOT FANTASY ODAIBA 2006-2007」では、セグウェイを体験試乗できるアトラクション「セグウェイパーク」が開催された。このイベントでは期間中約5,000名の来場者があり、セグウェイを体験したという。
今回、新規に国内で販売するモデルは、舗装されていない山間部や海辺でも走行できるようにオフロード用のタイヤに変更した「Segway PT x2」、そして低圧のタイヤを使うことで芝生を傷つけずに走ることのできるゴルフモデル「Segway PT x2 Golf」。
「x2」モデルの最高速度は20km、車重54.4kg、走行距離14km~19km(バッテリフル充電時)。充電電源はAC 100V。価格は999,000円(税込み、別途保険料67,500円が必要)。
「x2 Golf」モデルはゴルフバッグ固定パーツをつけてタイヤを変えたモデルで、価格は110万円(税込み、別途保険料67,500円が必要)。通常のゴルフカートよりコンパクトで小回りが利くことからゴルフ場での採用が期待されるという。また、観光地やテーマパークなどでのガイドツアーなどへ採用されることも期待されている。
「セグウェイ・ステーション」は、セグウェイ展示台やアクセサリ展示用パネル、ロゴサインや照明機器からなるセット。セグウェイの販売・リース拠点としての機能を中心に、セグウェイを用いた観光ガイドツアー「セグウェイツアー」の企画・運営・拠点と受付窓口として使われることを想定し、セグウェイを体験試乗できるアトラクション「セグウェイパーク」の企画・運営といったビジネスの立ち上げを迅速かつ容易にする支援ツールとして、同社が提供するもの。
セグウェイの展示スペースを中心として、商談コーナーやセグウェイ関連グッズのショップなどからなり、およそ2日で設営できることから、セグウェイを使ったビジネスへの参入がより簡単に行なえるようになるという。必要面積は約35平方メートルで、基本構成販売価格は500万円から。参考月額リース料は167,000円/月(税抜き、リース期間 36カ月)。
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ゴルフモデル「Segway PT x2 Golf」
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オフロードモデル「Segway PT x2」
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ショールーム「セグウェイ・ステーション」
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セグウェイ・ステーションを導入することでセグウェイ関連ビジネスを素早く立ち上げられるという
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海外で行なわれているセグウェイ・ツアーの例
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記者会見のあとは屋外で試乗会が行なわれた。ゴルフモデル「Segway PT x2 Golf」は、スタンダードタイプである「Segway PT i2」に比べると、加速減速がゆったりしている印象を受けた。ゴルフ用途に限定されており、なおかつ急にストップするとゴルフバッグの中のクラブがバラバラと飛び出してしまったりすることを避けるためだという。
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PT i2(左右)とオフロードモデル「x2」(中央)の比較
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【動画】ゴルフモデルの走行の様子
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クラブを握るときには、そのままスタンドさせることができる
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■URL
SEGWAY
http://segway-japan.net/
ニュースリリース
http://www.sgi.co.jp/newsroom/press_releases/2007/jan/segway.html
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・ 日本SGI、国内初の新型セグウェイ正規総販売代理店に(2006/10/20)
( 森山和道 )
2007/01/19 01:03
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