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「関経連ロボットフェスタ」レポート |
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～子供たちが2カ月越しで完成させた60台のロボットが登場
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10月29日(日)関西経済連合会(関経連)は、創立60周年記念特別事業として「関経連ロボットフェスタ」を大丸梅田店(大阪市北区)にて開催した。 関西次世代ロボット推進会議の重点分野である「教育」に取組み、小学生がロボットの学習、製作、プログラミングを体験することにより、科学技術やものづくりへの関心を高め、次世代の人材を育成することを目指した。 7月に関西在住の小学4～6年生と保護者を対象にロボットスクールの受講生募集を行ない、60組が抽選で選ばれた。参加者は、8月にロボット組立教室、9月にプログラミング教室の講習を受け、ロボットフェスタ当日を迎えた。
ロボットを力士に見立てて45cmの土俵で相撲を取るトコトコ相撲大会は、4つの予選リーグに別れ、トーナメント戦を行なった。ベースになるロボットは全員同じで、改造も禁止されている。組立をていねいに行なうことと、モーションの作り込みでロボットの安定性が変わる。そしてやはり操縦技術が勝敗を分ける。 優勝した松室君(大阪府・小学5年生)は、「モーションを作る時に、ロボットが思ったようにちゃんと歩かないので、何度もやり直しをした」という。優勝の決め技になったのは、頭突きだった。
他にも、100cm走やモーションコンテスト、ペーパープレゼンなどが行なわれた。 滋賀県の藪君は、100cm走で優勝、モーションコンテストも入賞するなど大活躍だった。モーションコンテストでは、3軸ロボットで見事に逆立ちをしてみせた。ロボットスクールで、逆立ちのモーションを見て、「どうやったらできるんだろう」とロボットをいじりながら考えていたら、偶然できたという。
単にロボットを組み立てて動かすだけではなく、2カ月に渡り保護者と一緒にロボットを作り込み、大会に参加したのは、子ども達にとってとても楽しい経験だったようだ。 「おとうさんとロボットを作るのが楽しかった」、「おじいちゃんと、モーションの作り方でけんかみたいに一生懸命に相談した」という参加者の声が多かった。 また会場では、株式会社ココロが先日発表した「アクトロイド」の新型「アクトロイド-DER2」や、ロボカップ世界大会で3連覇を果たしたTeam OSAKAのVisiON TRYZなど、次世代ロボット21種類の展示とデモンストレーションも行なわれた。
■URL 関経連ロボットフェスタ http://infosaal.jp/robot2006/index.php ■ 関連記事 ・ 関経連、ロボット組み立て教室「ロボットスクール(2)」レポート（2006/09/12） ・ 関経連、ロボット組み立て教室「ロボットスクール」開催（2006/08/21） ・ 阪急百貨店「夏休み! ロボットフェスタ」開催中（2006/08/10）
（ 三月兎 ）
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