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関経連、ロボット組み立て教室「ロボットスクール」開催


 関西経済連合会(関経連)は19日、創立60周年記念特別事業として「関経連ロボットチャレンジプログラム」を開催した。

 本事業は、関西次世代ロボット推進会議の重点分野である「教育」に取組み、将来、ロボットが身近になった社会で大人になっている小学生を対象に、ロボットの学習、製作の場を提供することにより、科学技術やものづくりへの関心を高め、次世代の人材を育成することを目標としている。

 事業構成は、ロボットの組立とプログラムを学ぶロボットスクール(全2日)、ホビーロボットユーザーが参加する「ロボットフェスタ」の2部からなっている。

 7月に関西在住の小学4~6年生と保護者を対象にロボットスクールの受講生募集を開始したところ、148組の応募があった。

 抽選で選ばれた60組が、8月19日にけいはんな学研都市(京都府相楽郡)において、始めてのロボット作りに挑戦した。参加者の中には、保護者がロボットを作りたくて子どもを誘って応募したケースも多い。中には、親子4人でロボットを組み立てている家族もいた。

 スクール開始にあたり、ATR知能ロボティクス研究所 宮下敬宏氏による講演「ロボットについてのおはなし」も行なわれた。

 同氏は、小学生向けに、これまでATRが開発したコミュニケーションロボットを、研究動画を交えて紹介し、人とロボットのコミュニケーション実現の夢を語った。

 今回、スクールの教材に使用されたロボットは、二足歩行ロボット「Robovie-i」である。Robovie-iは、3個のサーボモーターで重心を移動して歩くロボット。部品が17点(ネジを除く)と少ないため、初心者でも短時間で組み立てることができるのが大きな特徴だ。

 とはいうものの、一部、タッピングネジを使っているところなどは、ネジを回すのに力が必要なため、小学校高学年の男子でも難しいようだ。それでも、できないところは親に手伝ってもらいながら、それぞれが自分のペースで組立ていた。早い子では1時間ほどで機体が完成、全員が予定の2時間以内にロボットを組み立てることができた。

 ロボットにモーションを組み込むため「Robovie-Maker」のインストールも実施。Robovie-iを初期設定する段になるとあちこちで戸惑う様子がみられ、サポートスタッフが対応していた。

 今回は、Robovie-Makerでロボットの初期位置調整をし、サンプルモーションを再生するところまで行ない講義は終了した。

 次回のスクールでは、受講生たちはいよいよプログラミングに挑戦。そして10月29日(日)に大丸梅田店で開催される、「ロボットフェスタ」で行なわれるコンテストに出場することになる。

 ロボットフェスタは、ロボットスクールだけではなく、一般のホビーロボットユーザーが参加するコンテストや、次世代ロボットショーなども予定されている。


宮下敬宏研究員のロボット講座 Robovie-iの組立を開始する受講生達 一家4人で参加した卵津羅さん

小学生も保護者と一緒なら、2時間で組立が完了する 付属のRobovie-Makerを使い、サーボモーターの初期位置を調整する

サンプルモーションをダウンロードして、動作確認 Robovie-iは、デコレーションシールで表情をつけてオリジナルロボットになる

URL
  ロボットスクール&フェスタ
  http://infosaal.jp/robot2006/index.html


( 三月兎 )
2006/08/21 20:28

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