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国際標準化団体OMGがロボット用ミドルウェアに日本原案を採択

~ロボット開発のコスト削減と活性化へ期待

 10月6日、NEDO技術開発機構、産業技術総合研究所、日本ロボット工業会は、米国アナハイムで開催されたオブジェクト指向技術の標準化をすすめる国際標準化団体「OMG(Object Management Group)」の技術会議において、日本の提案をベースにしたロボット用ミドルウェア(RTミドルウェア)が採択されたと発表した。

 RTミドルウェアとは、ロボットシステムの機能要素(センサ、サーボ、モータ等)の通信インターフェースを標準化して、ユーザーの幅広いニーズに合わせた新しいロボットシステムを容易に構築するための基盤技術。

 約2年半にわたる各国技術者間の議論を通じて標準化された。仕様案は今後約一年間かけて文書化され、2007年秋にはOMGのホームページで正式な標準仕様文書として公開される予定だ。

 標準化によってインターフェイス仕様の枠組みが統一され、ロボット用モジュールとしての相互運用性が高まり、将来的には異なるベンダが開発したモジュールを組み合わせてロボットシステムを構築できるようになるという。今後は音声認識モジュール、画像認識モジュール、ロボットの位置認識モジュールなど、さまざまな機能モジュールの標準インターフェイス仕様の策定が進められる。

 産総研は今回の採択を「わが国のロボット技術の国際標準化活動の第一歩とも言うべき大きな成果」とし、「将来、ロボット技術の標準化が進むことで膨大な費用が必要であったロボット開発のコストが削減され、日常生活で使われる多種多様なロボットが手の届く価格で商品化されることが期待される」としている。

 また「中小・ベンチャー、異業種を含む多様な企業、研究開発機関等におけるロボット開発を活性化し、製造現場以外におけるロボットの活用の拡大につながること」も同時に期待されている。


URL
  NEDO技術開発機構
  http://www.nedo.go.jp/
  産業技術総合研究所
  http://www.aist.go.jp/
  ニュースリリース
  http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2006/pr20061006_2/pr20061006_2.html

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( 編集部 )
2006/10/13 16:06

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