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京商、競技ロボット「MANOI AT01」を正式発表

〜「KYOSHOアスリートヒューマノイドカップ」を12月10日に開催

 8月3日、京商株式会社は、二足歩行ロボット「MANOI」によるレース「KYOSHOアスリートヒューマノイドカップ」を12月10日に開催し、競技専用のロボット「MANOI AT01」を9月下旬から発売すると発表した。


「MANOI AT01」

 今回正式に発表された「MANOI AT01」は人間の1/5スケールに相当する小型ヒューマノイドロボット・キット。身長34cm、重量1,410g。17自由度を持つ。外装ボディはポリカーボネート製。バッテリはニッケル水素バッテリ(10.8V-300mAh)。

 アクチュエーターには「MANOI」専用に近藤科学が開発した「KRS-4024S HV」を採用。メタルギヤを使うことで耐久性を増した。ブラケットは樹脂製。コントロールボードにも近藤科学製「RCB-3」を採用し、オプションとして最大24個のサーボまたは出力デバイスを制御できる。パソコンとシリアルUSBアダプタ経由で接続し、モーションを組む。ロボットの手足を持って動作を覚えさせる教示機能にも対応している。

 制御ソフトウェアはコントロールボードに「RCB-3J」を用いている近藤科学のロボットキット「KHR-2」同様、「Heart to Heart 3」が使われる。

 価格は147,000円。対象年齢は14歳以上。パーツ点数は100以上で、組み立てに要する時間は4時間程度だという。ポリカーボネートによる外装は、ユーザーが切り取って塗装する必要がある。同社のウェブサイト、表参道ヒルズ店のほか、九十九電機のロボット専門ショップ「ロボット王国」で販売される。初期出荷台数は3,000台。


「MANOI AT01」。身長34 cm、重量1,410g 外装のポリカーボネートはユーザーが塗装する 2体の「MANOI AT01」

 アドバイザーとして、二足歩行ロボットによる格闘大会「ROBO-ONE」の上位常連メンバーの2人が協力している。ダイナマイザー製作者である「杉浦ファミリー」と、ヨコヅナグレート不知火製作者である「Dr.GIY(萩原佳明氏)」の二組だ。会場では、二組による競争デモンストレーションが行なわれた。

 なお、ロボットクリエイター高橋智隆氏がデザインした、パフォーマンスを中心とするモデル「MANOI PF01」の発売は、11月下旬に予定されている。PFのプロトタイプのデモも行なわれた。


2組の操縦による競争デモが行なわれた 近藤科学株式会社 代表取締役社長 近藤博俊氏。競技ではラジコン競技に用いられている近藤科学のトランスポンダをロボットの両足に仕込んでタイムを計測 競技とは無関係にボールを蹴るデモも

MANOI PF01のカラーバリエーションも紹介された。PF01は外装も塗装済みで出荷される予定。右はロボットクリエイターの高橋智隆氏 「MANOI AT01」(左)と「MANOI PF01」(右) 背面。PF01はプロトタイプのため、デザインもまだ変更になる可能性がある

【動画】レースの様子。ステージの水平が不十分だったこととトリム調整不足でバタバタと倒れながらもゴールへ向かう2体のMANOI 【動画】「杉浦ファミリー」によるMANOI AT01の歩行の様子 【動画】「Dr.GIY(萩原佳明氏)」によるMANOI AT01デモ。ボールを蹴る

【動画】手を振るMANOI AT01 【動画】「僕の勝ちですね」と音声を出力するMANOI AT01。音声出力ユニットはオプションになる予定 【動画】MANOI PF01プロトタイプ。歩行の様子

【動画】MANOI PF01プロトタイプによるパフォーマンス・デモ 【動画】2体によるパフォーマンス・デモも行なわれた

KYOSHOアスリートヒューマノイドカップ

 「KYOSHOアスリートヒューマノイドカップ」は5m走行タイムトライアル。出場できるロボットはMANOI AT01のみのワンメイクレース(同一種によるレース)となる。種目は2種類。自律制御と遠隔操作によるタイムトライアルのアスリート種目と、2分間のフリーデモンストレーションのパフォーマンス種目によって構成されている。

 第一回開催日時は12月10日(日)。場所は東京原宿・表参道ヒルズの多目的スペース「スペースO」を予定。上位入賞者は記念メダルと記念品が授与され、ホームページに写真と記録が掲載される。参加資格はホビーロボットを趣味とする社会人および学生であれば、チーム/個人を問わない。複数クラスへのエントリーも認められる。参加費は2,000円(学生1,000円)。

 なお、ワンメイクレースではあるが、改造は規定の範囲で許されている。開催内容・レギュレーションは、京商のウェブサイトで随時更新される予定。


KYOSHOアスリートヒューマノイドカップ・イメージ
 現時点では第2回ほかの詳細は未定だが、京商株式会社 代表取締役社長の鈴木正之氏は、「『KYOSHOアスリートヒューマノイドカップ』は夢がつまったイベント。年間を通じて継続開催し、二足歩行ロボットの奥深さをアピールしていきたい」と語った。

 京商株式会社 代表取締役会長の鈴木明久氏は、「6月に予定していたMANOI PF01の発売が遅れて申し訳ない」と述べたあとに、「今回、人間に近い美しい動きを目指しているロボットと、できるだけ速く動けることを目指しているロボット、2体別々の個性を持ったロボットを紹介できることを嬉しく思っている」と語った。


京商株式会社 代表取締役社長 鈴木正之氏 京商株式会社 代表取締役会長 鈴木明久氏

 アスリートカップの趣旨については、以下のように述べた。

 「MANOIはまだ生まれたばかりで人間でいえば0歳に相当する。購入したユーザーは、ユーザーの思いをこめて育てあげていける商品だ。育て上げるためには方向性を定めないといけない。我々は陸上競技に近いアスリートカップと、体操競技に近いパフォーマンス競技の二種類を考えた。1/5なので将来は人間でいえば100mに相当する、20mを走行する競技を確立したいと考えている。さらに近い将来にはフルマラソンに相当する8kmの大会を実施したい。現在のMANOIでは夢のようなことだと思われるかもしれないが、来年、1歳になったMANOIを見ていただければ、早い時期に1/5のレースができるのではないかと思って頂けると考えている」

 そしてMANOI全体については「京商は製品を出して出しっぱなしの会社ではない。車の模型の世界ではレース競技を作り出してきた」とこれまでのラジコンモデルカーでの経験を踏まえ、「今回も『京商らしさ』をMANOIに吹き込んでいくために競技を考えた。現在は日本国内での展開だが、後々は、世界でワールドカップもできるように考えていきたい」と語った。

 「いまここで見せられる品物が全てではない。ユーザーがどんどんいろいろなことをインプットしていくことができる。また、イベントあるいはウェブ上でのユーザー同士による情報交換によって、性能が飛躍的に伸びていく。末永く見守ってもらいたい」と、MANOIが発展し続けていく商品であることを強調した。

 そのほかホビーロボットの市場規模についてどう考えているかという質問もぶつけられたが、鈴木氏は「全然わからない。大きくなってくれればと考えている」と答えた。「まだホビーとしてはハードルが高いのでそれほど大きくはないと考えているが、将来、組み立てキットではなく、買って電池を入れてスイッチを入れたら動く状態になれば大きくなると考えている」と述べた。

 なお京商は8月7日〜11日を「マノイウィーク」と銘打って、表参道ヒルズ内にある京商ショップ「KYOSHO OMOTESANDO」にてMANOI AT01を展示する。


URL
  京商
  http://www.kyosho.com/
  MANOIシリーズ特設サイト
  http://www.kyosho.co.jp/web/products/manoi/index.html
  【2005年9月22日】京商、人型ロボットキット「MANOI」(PC)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0922/kyosho.htm

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京商、MANOI AT01の外観写真を初公開(2006/07/20)


( 森山和道 )
2006/08/04 00:37

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