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ロボットタイル
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東京・江東区にある日本科学未来館は、1月21日(水)~5月11日(月)まで「メディアラボ第3期展示『岩田洋夫:博士の異常な創作』」を公開する。開催時間は10:00~17:00、入場料は大人500円、18歳以下200円。毎週火曜日は休館だが、3月31日と5月5日は開館。
出展者はバーチャルリアリティ技術、なかでも触覚などの身体的な感覚を活用するメディア技術の研究を行なっている岩田洋夫氏。独立行政法人 科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業(CREST)で「デバイスアートにおける表現系科学技術の創成」の研究代表者で、筑波大学大学院システム情報工学研究科教授でもある。今回の展示会では視覚や触覚、力覚、歩行・移動感覚といった身体感覚をバーチャルリアリティ技術で呈示。「ロボットタイル」「フローティングアイ」「メディアビークル」「アノマロカリス」「ハプティックユニット」「ジャイロマスター」の計6作品を展示し、先端情報技術による新しい表現領域を切り開きたいとしている。作品の内容は以下のとおり。
■ロボットタイル
全方向の移動と上下の昇降の機能を備えた床。歩行者は、位置を変えずに無限に歩き続けることができる。
■フローティングアイ
頭上に浮かぶ飛行船の視点により、自身の眼が宙を舞う体験がもたらされる。
■メディアビークル
球形ディスプレイを搭載した小型ビークル。搭乗者は、実世界とバーチャル世界を自由に動き回ることができる。
■アノマロカリス
物理的な形や硬さが与えられるスクリーンに映像を投影。古代生物アノマロカリスに触れたかのような感覚が得られる。
■ハプティックユニット
バーチャルな物体の硬さや重さを人工的に合成し呈示する、という基本動作を体験するための作品。
■ジャイロマスター
ジャイロモーメントを用いた力覚呈示装置。空中にあってもバーチャルな手応えを感じさせることができる。
■URL
日本科学未来館
http://www.miraikan.jst.go.jp/
( 小林 隆 )
2009/01/08 19:28
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