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「WALL・E/ウォーリー」スタッフ来日記者会見
~アンドリュー・スタントン監督に加えてリアル・ウォーリーも登場!


ウォーリーを中心にフォトセッション。ゲストはタカ&トシ
 10月8日(水)に、六本木ミッドタウンにあるザ・リッツ・カールトン東京でディズニー・ピクサーの最新作で12月5日(金)公開予定の「WALL・E/ウォーリー」のスタッフ来日記者会見が開催された。来日したのは、監督のアンドリュー・スタントン氏、プロデューサーのジム・モリス氏、サウンド・デザインのベン・バート氏の3名。また、実物大のウォーリー・ロボット(着ぐるみではなくちゃんとしたメカ)も登場し、150~200名ほど集まった取材陣に愛敬を振りまいた。


「WALL・E/ウォーリー」のストーリー

 記者会見のリポートに入る前に、まずはストーリーの紹介をしよう。物語の舞台は、29世紀の地球という遠未来。環境破壊が壊滅的なまでに進み、地上はゴミだらけと化し、人類は全員地球を捨てて脱出してしまっていた。しかも植物は死滅し、生きている生物といったら、ゴキブリぐらい。そんな薄ら寒い環境の中、たった1人(というか1機?)でゴミをかき集めては立方体状に圧縮し、それらを積み重ねて地上を整理整頓しているロボットがいた。それがウォーリーである。

 ウォーリーはWALL・Eと書くのだが、Waste Allocation Load Lifter Earth-Classの略。直訳すれば、ゴミ配置搭載運搬機・地球型で、わかりやすくいえば地球型ゴミ処理ロボットということだ。このロボットは性別があるようで、男の子となっている。ボディは変形機構を有しており、双眼鏡のような頭部、腕部、キャタピラ(自分で着脱可能)の脚部などをボディに収納して立方体状態になることが可能。休息時はその状態となる。エネルギーは太陽光発電で、身体各部のパーツはPCのように簡単に交換できるなどの特色も持つ。ウォーリーは量産型で、かつて同型ロボットが無数に製造されたが、ウォーリー以外はすでに活動を停止して久しい。各地に動かなくなった兄弟機がその姿をさらしており、ウォーリーはそれらから使えるパーツを外して、予備パーツとしている。

 ちなみに、足のキャタピラは自宅代わりにしている擱座した大型トレーラーに入る際に靴を脱ぐ感覚で外し、壁に掛けておくという礼儀正しさも持つ。また、起床時は寝ぼけるなど、かなり生物的な要素も持っているようである。技術的には製造から非常に長い時間が経っているため、起床時に電圧が安定しないといった問題があるのかも知れないが、まあ、かわいさを出すための演出ともいえるだろう。


 地球は22世紀の段階で廃星となったらしく、ウォーリーはかれこれ700年もの間、孤独に与えられた任務をひたすらこなすだけであった。しかし、製造されて700年という時間は大いなる奇跡を起こし、ただのロボットだったウォーリーに感情を芽生えさせていたのである。そんなウォーリーは、ゴミの山の中からさまざまなものを拾い出しては、宝物としてコレクションすることを趣味にしている。特にお気に入りなのは、ミュージカル映画「ハロー・ドーリー!」のビデオ。仕事から帰ると、いつも見るほど気に入っていた。しかし映画の中では、男女が手をつないでいるが、自分はほかの人とはつなげない。そのシーンを見るたびに切なさを感じてしまうウォーリー。いつか誰かと手をつなぐことを夢見ながら、代わり映えのない毎日を送っていた。

 しかしある日、大きな変化が訪れた。巨大な宇宙船がやって来たのだ。その宇宙船は、1機の非常に美しく滑らかな卵形の姿をした白いロボットを置いて去っていく。メカニカル感あふれるデザインのウォーリーに対し、美しい曲面で構成されたその白いロボットは、空中を浮遊・飛行も可能で、数百年先の技術で作られたことをうかがい知ることができた。そのロボットはイヴといい、実は人類の最先端の地球探査用ロボットで、ある物を探すために地球に派遣されたのであった。最初、イヴはウォーリーのことを障害物として腕部に装備された強力な光線銃で破壊しようとする。しかし、探し物のためには地球の事情に詳しいウォーリーに協力を得るのが必要とわかり、徐々に仲良くなっていく。しかし、この出会いがウォーリーの、そしてイヴの、さらには大勢のロボットと宇宙へ脱出した人々の運命を大きく変えていくことになる……。


700年間孤独に過ごしてきたウォーリー 左がイヴ。ウォーリーが初めて会った他者である 映画ポスター

 実は、記者は会見の数時間前に試写を見たのだが、子供が楽しめることは間違いない。緻密な作り出しは、大人が見ても色々とうならされてしまったり考えさせられてしまったりする程である。非常に完成度の高い作品なので、正直いって感動した。この日は徹夜明けに近く、2時間ぐらいしか寝ていなかったため、朝イチ(9時半から六本木のディズニー試写室で行なわれた)の試写だと確実に眠るな、と冷や汗ものの状況だった。あとは「いびきをかくのと、高いところから落ちるような夢を見て体をバタつかせるような恥ずかしいマネだけはやらないよう気をつけよう」と戦々恐々としていたのだが、ところがどっこいである。目を閉じたら1分で夢の中に直行できそうな座り心地のいい大きなゆったりとしたイスだったのだが、最後までガッチリ見させてもらった。瞬きもしなかったのではないかというぐらいで、途中画面から目を離したのは、資料を落として慌てて拾い上げたときだけ。

 新作映画は今年5本ほど記事執筆のために試写会で見させてもらっているのだが、まったくジャンルが異なるが、「ウォンテッド」とどっちが面白いか甲乙つけがたいほどだった。小さな子供でも確実に楽しめるであろうことを考えると、「WALL・E/ウォーリー」の方がもしかしたら上かもしれない。

 興行収入などの数字的なものは、米BOX OFFICE MOJOで確認してみた。全米では2008年の6月27日に公開され、オープニング週の興行収入が6,308万7,526ドル。2008年の全米公開映画の興行収入ランキング(日本時間10月9日(木)に確認)では、2億2,112万7,808ドルで、5位となっている。その上は、4位「ハンコック」、3位「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」、2位「アイアンマン」、1位「ダークナイト」(バットマン)だ。記者は「ハンコック」、「インディ・ジョーンズ」「ダークナイト」は観ていないのだが、「アイアンマン」は観た。「アイアンマン」も面白かったが、それよりもさらに上と感じた。


ウォーリーはピクサー史上最大のスケールを持つ作品

 そして記者会見。開場時刻の12:00(開始は12:30)に会場入りしたのだが、プレス受付を済ませてみると、すでにスチールの34番だった。いかにメディアの注目度が高いかがわかる。その時点で少なくとも同じ数のテレビメディアも入っていたようだし、グランドボールルームというホールで会見は行なわれたのだが、冒頭で述べたように最終的には立ち見の記者もいたし、ホール後方ではテレビカメラ用のステージに収まらず、ケンカまで起きそうなラッシュぶりである。記者は、ほぼ真っ正面の5列目ぐらいの記者席をキープ。ただし、前方に結構体格のいい人がいて、なおかつ後ろにテレビカメラがあるためあまり立てなかったので、取材陣の後頭部が映り込んでいる画像やムービーもある。その点はお許しいただきたい。

 さて、今回来日した監督のアンドリュー・スタントン氏、プロデューサーのジム・モリス氏、サウンド・デザインのベン・バート氏の3名だが、簡単にその経歴を紹介しよう。

 スタントン氏は、1990年にピクサー・アニメーション・スタジオに入社し、「トイ・ストーリー」(1995年作)の共同脚本から作品に参加。ピクサーのほとんどの作品に何らかの形で加わっており、監督を務めた「ファインディング・ニモ」(2003年作)ではアカデミー賞長編アニメーション賞を獲得した。制作総指揮を担当した2007年の「レミーのおいしいレストラン」でも、同じ賞を獲得している。

 モリス氏は、ILM(インダストリアル・ライト&マジック)に1987年に入社し、視覚効果プロデューサーおよび製作部門の役員を務め、数々の視覚効果を生み出した。代表作は「スター・ウォーズ」の新3部作の「エピソード1/ファントム・メナス」「エピソード2/クローンの攻撃」「ハリー・ポッター」シリーズの初期の3作など。2005年にピクサーに参加している。

 ベン・バート氏は、サウンド・デザイナーとしては伝説的な人物で、スター・ウォーズのR2-D2のピコピコ感あふれる音声を作り上げた。アカデミー賞には4度も輝いている。ピクサーへの参加は2005年だ。「WALL・E/ウォーリー」のロボットたちは、ほとんど会話をしない。せいぜい相手の名前を呼んだりするぐらいなのだが、その数少ないセリフで感情表現する必要があり、サウンド・デザイナーは非常に重要なポジションというわけである。


監督のアンドリュー・スタントン氏 プロデューサーのジム・モリス氏 サウンド・デザイナーのベン・バート氏

 3人がそれぞれまず来日できたことなどについての謝辞を述べた後、この作品が着想を得てから14年もの期間を要したことが披露された。スタントン氏は、14年前のピクサーのパイオニアたちとの昼食を取っている際に、アイディアを思いついたのだそうだ。それ以来、頭を離れなかったそうで、スタントン氏にとってそのアイディアは非常に大事なものだったというわけだ。作品化するのに14年間もかかったのは「どうすればいいのか理解するまでに、さまざまな作品に携わって自分が映画のクリエイターとして成長する必要があったから。成長して初めて、今回どのように語ればいいかがわかった」とコメントした。本作に対しスタントン氏は「本当にピクサーのDNAの詰まった作品になったと思います」とも語っている。

 モリス氏は途中参加という形で、作品に関わることになった。14年前の昼食の場にはいなかったそうである。「初めてアンドリューから、700年間たった1人で地球上のゴミを片付け続けるロボットという孤独なキャラクターの話を聞いた時に、すぐに飛びつきました。それ以降、監督と楽しく仕事をすることができました」とコメントしている。

 続いてバート氏。参加に関しては3年前から。本作がある程度製作が進んだ状態で初めて関わったという。バート氏は「スター・ウォーズ」の仕事を終えたばかりで、「これでもうSFやロボットの出てくる作品には関わらないだろうなと、安堵感すらありました(笑)。でも、スタントン監督からストーリーを聞いて非常に魅了されました。また、革新的で非常に個性のあるものだと感じたので、創造性を発揮できると思い参加させていただきました」と語った。


報道陣から3人への質疑応答

 続いては、報道陣から3人への質疑応答が行なわれた。ほかの記者の方々の質問だが、その中から興味深いものとそれに対する回答を掲載したい。まずスタントン氏への質問。14年前の昼食時に思いついたアイディアについてと世界観についてだ。「本作は、1行のアイディアから生まれました。もし人類が地球を去ることになったとき、誰かが最後のロボットのスイッチを切り忘れたら……というセンテンスだったんです。ものすごく孤独感があって、私はこのセンテンスが好きだったんです。そうすると、なぜ人類が地球を離れなければならないのかということになりまして、それで、地球がゴミだらけという世界観になりました。ゴミが世界中を覆っているという点は面白いと思いましたし、人類が残したそのゴミをたった1人で孤独に片付けていくという、管理人のような存在のロボットという点にはロマンチックさを感じました」とコメントした。

 また、地球がゴミであふれかえって廃星となっていることから、昨今の環境問題を意識せずにはいられないわけだが、スタントン氏へのそうした問題に対していつ頃から意識するようになったのか、という質問もあった。それに対する解答は「ファインディング・ニモで海を舞台にし、今回は地球を舞台にしました。もちろん、美しい地球が好きですし、自然を残していくことに関心はあるのですが、今回はそうした社会的なメッセージを込めて作ってはいません。それよりも、もっともっと大きなもの、人類にとって一番大事なもの、人に対する愛情、愛し合うことをしなくなってしまったらどうなるだろうということです。ですので、その中には環境などさまざまなことが含まれているわけですが、やはりそこで1番に言いたかったことは、人類が絶対に失ってはいけないもの、そしてウォーリーがそれを学んでいる、ということです」というものだった。

 次に、バート氏に対しての質問もあった。ウォーリーの声とイヴの声の違いをどのように作っていったのか、というものだった。「まず初めに監督と話をしました。どのキャラクターに何を求めているか、そこに何を置いていくのかということを話してもらって、各キャラクターに対する理解を深めていきました。また、監督がどんなことを感じて、どういったことを目的にして構想を練っているのかということも聞き、さらに視覚的な情報も私にとっては重要なので、アートワークなども見せてもらいました。参加した段階でまだアニメーションにはなっていなかったのですが、絵コンテやストーリーボードなどもいくつかありましたし、世界観もわかりましたので、そこから考えました。同様に、ウォーリーの外観がどのようなものであるか、という点も教えてもらいました。そうしたあとにスタジオに戻って色々な音を聞き始めるんですね。ライブラリーの中から未使用の音であるとか、新しい音作りとかしつつ、また実際にウォーリーがいる世界に似た環境の音を聞いて、目的の音を探していきました。その上でどんな声にするか考えていきました。ウォーリーたちは言葉をほとんどしゃべらないので、フィーリングが伝わる音を探していきましたね」


 そのバート氏に参加してもらったいきさつに関するスタントン氏への質問もあった。「常々“R2-D2ザ・ムービー”のようなものといってました。そうしたら、ある時プロデューサーがR2-D2の声をやった人を呼ぼうと言ってくれまして、それでベンに参加してもらいました。本当にセリフがなくて、それぞれのロボットたちが音を出すというのは、(字幕や吹き替え無しの)外国映画を観ているのと同じようなことです。顔の中で一番表現力が豊なのは目なので、そこにも重点を置きました。ジョン・ラセター監督(「トイ・ストーリー」の監督から「レミーのおいしいレストラン」の製作総指揮まで、ピクサーの作品のほとんどに重要なパートで関わっている人物)の「ルクソーJr.」という作品にもインスピレーションを受けました。とにかく、今回はアニメーターにとっては非常に大きなチャレンジだったのですが、セリフがないということだったので、これまでになく純粋に表現をしなくてはならないというのが重要でした」と回答した。

 さらに、バート氏とのコラボレーションで得られたものは? という質問に対してスタントン監督は「まるで主役をキャスティングできたようなもの」という。「監督とサウンド・デザイナーというスタッフ同士の関係というよりは、監督と主演俳優という関係です。作業に関しては、最初の年は言語をどうするか? ということが問題でした。私としては、30年の経験を持つ偉大な方ですから、彼の作業の邪魔にならないようにするのが1番でした。また、いろいろな声や音をそれぞれのキャラクターにつけていくという作業がありました。そして彼から色々と提示がされて、私がそれに対して反応していく。言語ができて、完成までの最後の1年半は、今度は演技=パフォーマンスについてですね。そこで色々な音を出してみて、こういうシーンにはこういうもの、ここはもう少し速くしよう、ここは笑いを入れようなどと具体的なパフォーマンスになっていって、次のテイクに移っていくという、共同作業的な非常に興味深い進め方でした」と答えている。

 同じ質問に対してバート氏は、補足するようなコメントを出した。「アンドリューに選んでもらったあと、アニメーターにサウンドを持っていって、1分間程度のデモ映像を作ってもらいました。ゴミを積み上げたり、カンをけっ飛ばしたりという、本編では使われていないものなのですが、それをまた私にフィードバックしてもらってという感じで、コミュニケーションを取って発展させていきました。そうしてアニメができてくると、視覚的に観ることで自分でも理解が深まり、そこでまたサウンドに手を加え直すという具合です。キャラクターには、すべてオーディションテイクというものが存在する形になりました」と、映像とサウンドが非常に密接に関わりつつ作り上げられていったことが語られた。


 そして現在、アカデミー賞の「長編アニメーション部門」ではなく、「作品部門」にノミネートしようとする動きが外部であるそうで、モリス氏は「大変嬉しく思っています」と回答した。「自分たちがノミネーションに関して何かできるわけではありませんが、そういう話を聞くだけで大変ありがたいですし、ワクワクしています」と話した。

 それから、ゴミの山の中に、ピクサーの過去の作品のオモチャが出てくるということに関しては、スタントン氏は「DVDが出たら、ポーズをかけて念入りにチェックしてください(笑)。ピクサーの過去の作品の色々なものが出てきます」という話だった。

 ここで、質疑応答は終わり、いよいよリアル・ウォーリーが登場。さすがに劇中で見せる人間のような動作はできないが、メカっぽい動きはかなり再現度が高く、サウンドもそのまま使っているため、かなり完成度の高いロボットである。なにはともあれ、その様子を見ていただきたい。ちなみに一緒にいるのは、ゲストとして登場した、お笑いタレントのタカ&トシの2人。ウォーリーの友達の第3号(と第4号)ということである。ちなみに日本人の友達第1号は序盤にビデオメッセージで登場した、お笑いタレントのぐっさんこと山口智充氏。以前のピクサーの作品「カーズ」で登場した「メーター」の吹き替えを担当した関係だ。第2号は、同じくお笑いタレントで「Mr.インクレディブル」の悪役シンドロームの声を担当した宮迫博之氏だそうだ。


リアル・ウォーリー リアル・ウォーリーの頭部アップ 【動画】リアル・ウォーリーの動作の様子

【動画】リアル・ウォーリーの得意技 タカ&トシとリアル・ウォーリーがフォトセッション

 最後はスタントン氏ら3名も登場し、ウォーリーを中心にフォトセッション。それで終了となった。なお、会場の外には「WALL・E/ウォーリー」グッズも紹介されており、中にはタカラトミーのロボットなどもあった。小さなお子さんがいる方には、クリスマスプレゼントにいいかもしれない。

 とにかく、思春期に入る前ぐらいのお子さんなら素直に喜んで楽しめると思うし(ティーンエイジャーだって楽しめるけど、ちょっと子供向けっぽいので見に行きづらいかも)、前述したように大人も絶対に楽しめる。親子で一緒に映画を観に行きたいということなら、ぜひともオススメしたい作品である。12月5日(金)から日比谷スカラ座ほか全国ロードショーなので、今から楽しみにしておいてほしい。


タカラトミーから発売予定の各種オモチャ。ラジコンのウォーリーもあった ティッシュボックスカバーやマグカップ、マクラ、ヌイグルミなども

会場の外には置物のウォーリーも こんなイスも。子供たちがウォーリーとツーショットを撮れる

(C) WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.


URL
  WALL・E/ウォーリー
  http://wall-e.jp/


( デイビー日高 )
2008/10/10 20:02

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