三菱重工業株式会社は7日、人型コミュニケーションロボット「wakamaru」の異業種企業との連携を拡大することを発表した。パートナーロボットの活躍の場を増やすことで需要の裾野を広げるという。10月11日(土)~13日(月)に横浜市・パシフィコ横浜で開催される「ROBO_JAPAN 2008」でその成果を発表する。
同社が今回連携を発表したのは、株式会社バンダイ、旭光電機株式会社、株式会社伸和エージェンシー、株式会社チャイルド社の4社。
バンダイは、ロボット商品の企画・製作・販売に関する将来的な協業が目的としている。wakamaruのハードウェアに限らず、さまざまなロボットビジネスの可能性を模索するという。ROBO_JAPAN 2008ではバンダイのロボットキット「ネットタンサー」とwakamaruを組み合わせたデモを実施する。
旭光電機は、マスタースレイブウェアラブルコントローラースーツ「FST(Flexible Sensor Tube)」を共同展示。来場者は実際にスーツを着用し、マスタースレイブによるwakamaruの操作体験ができる。
伸和エージェンシーは、大規模ショッピングセンター市場向けのアプリケーションを展開。チャイルド社は、幼稚園市場向けアプリケーションの実用化を進めている。いずれも会場ではパネル等で詳細が展示される。
同社は昨年からwakamaruのレンタル事業を展開しており、ダイワラクダ工業株式会社、ピープルスタッフ株式会社らと提携して企業や病院での受付・案内業務などにwakamaruを投入している。同社では今後もwakamaru本体の高機能化に努めながら、異業種連携を拡大していくとしている。
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三菱重工「wakamaru」
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旭光電機のマスタースレイブウェアラブルコントローラースーツ「FST」
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■URL
三菱重工業
http://www.mhi.co.jp/
ニュースリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/0810074750.html
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( 清宮信志 )
2008/10/07 19:46
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