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「歩行アシスト」
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ホンダは歩行をサポートする「歩行アシスト」の実験機を用い、7月1日(火)より埼玉県川越市にある医療法人 真正会 霞ヶ関南病院と共同試験を開始した。この試験はおよそ1年間に渡って行なわれる予定。
今回の試験は病院内の歩行訓練者を対象に行ない、歩行訓練者、理学療法士、医師、研究者のそれぞれの立場から「歩行アシスト」の効果や課題を抽出、検証していく。この検証結果次第で、具体的な製品化などへの目処を立てていく予定だ。
試験に参加するには、霞ヶ関南病院に通院または入院している歩行訓練者というのが条件で、かつ医師や理学療法士などの判断と、患者自体が試験へ参加する意思を表明する必要がある。ホンダでは3台の「歩行アシスト」を用意しているが、必要に応じて台数を増やしていく予定だという。
この「歩行アシスト」は、歩行が困難な高齢者などをサポートする装着型歩行アシスト装置で、1999年から研究が開始されている。ホンダ独自の協調制御技術を採用し、歩行時の股関節角度センサーの情報をもとに協調制御を行ない、制御CPUの指示を受けたモーターが、最適なアシストを行なうという仕組み。これにより、非装着時と比べて歩幅を広げることで、より楽な歩行を可能としている。
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理学療法士による「歩行アシスト」の装着作業
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「歩行アシスト」を使ったリハビリの様子
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歩行器を併用したリハビリ
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■URL
ホンダ
http://www.honda.co.jp/
ニュースリリース
http://www.honda.co.jp/news/2008/c080630.html
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( 小林 隆 )
2008/07/02 16:06
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