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アールティ、ハーフサイズマイクロマウス「Pi:Co」を発売開始 |
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「Pi:Co」は、2009年から開始予定の1/2サイズ迷路用としてS.T.L.JAPAN、財団法人ニューテクノロジー振興財団の協力でアールティが開発した。 マイクロマウス競技は、1977年にIEEE(米国電気電子学会)が提唱し、日本では1980年から毎年秋に開催されている歴史あるロボットコンテストである。競技内容は自律型知能ロボット(このロボットをマイクロマウスと呼ぶ)が、迷路のスタート地点からゴールまでの経路を独力で探索して走破する、タイムアタック競技。 マイクロマウス委員会は、第1回大会以来ロボットのレギュレーションを変更してこなかった。だが、第1回大会当時と比較すると、あらゆる電子部品が小さくなり入手も容易になったため、競技会の技術アップをはかるためにロボットや迷路の規格をこれまでの1/2にすることを告知していた。 それをうけ、「Pi:Co」はこれからマイクロマウスを始める初心者には入門機として、またマイクロマウスの経験者には小型化により難易度の上がった新競技に移行するためのキットとして開発された。 「Pi:Co」は各ユニットをコネクタで接続するピース換装方式を採用し、独自に製作したボード類をつないで自由に拡張できる。そのため、教材や研究用途としてPi:Coを独自開発基板のテストベッドとしても使える。また、赤外線センサやエンコーダを使ったDCモータの制御実習、付属の開発環境とサンプルソースを利用し、組込みプログラミングの発展学習や研究用途などの学習教材としても使える。 キットには組み立て調整済み本体、miniUSBケーブル、保護回路付リチウムイオン充電池、専用充電器、マニュアル、開発環境HEW評価版(ルネサステクノロジ社提供)、サンプルソースがセットになっている。 別途、ハーフサイズマイクロマウス競技用のNTF公認迷路パーツ(柱、壁、ベース)も各種用意される。公式迷路(16×16)は受注生産で31,500円。テスト用の迷路は3,675円(4×4)～16,800円(9×16)。 ■URL アールティ http://www.rt-net.jp/index.php Pi:Co特設ページ http://www.rt-biz.jp/product/pico/index.html ニューテクノロジー振興財団 http://www.robomedia.org/ ■ 関連記事 ・ 「第28回全日本マイクロマウス大会」レポート ～1/2サイズマウスがエキスパートクラスに登場（2007/11/27）
（ 編集部 ）
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