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【やじうまRobot Watch】
シリーズ完結編に待望のパワードスーツが登場!
~映画「スターシップ・トゥルーパーズ3」が世界に先駆け日本で先行公開


パワードスーツがいよいよ登場する!
 映画配給を行なうソニー・ピクチャーズ エンターテインメントは、SFアクション映画「スターシップ・トゥルーパーズ3」(原題「Starship Troopers 3 Marauder」)の日本での公開日が決定したことを発表した。7月19日(土)より新宿ジョイシネマほかで全国ロードショー。「スターシップ・トゥルーパーズ」シリーズは世界的に見て日本が最も興行収入を上げているそうで、世界に先がけて日本が最初の公開となる。そして今回最大のポイントは、原作ファン待望のパワードスーツが登場すること。超大型バグズたちと、パワードスーツ部隊の死闘が展開されるのだ。

 本作は、世界SF御三家のひとり、故ロバート・A・ハインラインが1959年に発表したミリタリーSF小説の原点「Starship Troopers」(翻訳は、早川書房SF文庫より1979年から「宇宙の戦士」として発売中)を原作にした、シリーズ第3弾にして完結編。通称バグズと呼ばれる、クレンダス星を拠点とする昆虫型生命体アラクニドと、軍事政府・地球連邦によって世界が統一された人類が繰り広げる恒星間戦争を描いたシリーズだ。

 制作陣に関しての特徴は、第1作でメガホンを取ったポール・バーホーベンが製作総指揮として復活したこと。そして監督は、『ロボコップ』からバーホーベンとコンビを組んできた、エドワード・ニューマイヤーが担当する。13歳の時に原作小説を読んで以来の大ファンというニューマイヤーは、第1作で脚本を、第2作では脚本と共同製作を務め、今回いよいよ脚本に加えて監督も担当することとなった。さらに復活といえば、第1作の主人公であるジョニー・リコ(キャスパー・ヴァン・ディーン)が、大佐として再登場するのもポイントだ。


主人公のジョニー・リコ 今回のジョニーは、指揮官として部下を率いてバグズとの戦争に立ち向かう

 冒頭でも述べたとおり、前2作には出てこなかった、原作小説の主役メカであるパワードスーツ(強化防護服)が今回はいよいよ登場。原作小説では特に名称はなかったが、映画では「マローダー」と名付けられている。これは、バーホーベンが製作総指揮を務めたフルCGアニメーションで、映画シリーズの番外編的な存在である「スターシップ・トゥルーパーズ クロニクル」(1999~2000年放映)に登場したパワードスーツの名称から取られている。ニューマイヤー監督によれば、第1作でもパワードスーツを出そうとしていたが、1997年当時のCG技術では、非常に予算が必要で不可能だったのだそうだ。

 またマローダーのサイズだが、原作小説のような「着込む」というよりはもっとサイズが大きく、「操縦する」に近い感じの模様。今回入手した映画のワンシーンでジョニー・リコが見上げているところからすると、少なくとも人の数倍はありそうである。デザインは、今回掲載したリアビューのCGや、公式サイトのトップページに見られるフロントビューからすると、やはりかなりロボットっぽい。日本でパワードスーツといえば、早川SF文庫のカバーやカラー口絵などに使用された、スタジオぬえデザインのものが有名だ。当然といえば当然かも知れないが、残念ながら映画には採用されなかったようである。

 ちなみにスタジオぬえ版は、原作に忠実な人が着込むサイズで描かれており、兵器としてリアリティあふれる、30年前のものとは思えない秀逸なデザインが特徴。当時の多くのロボット系SFファン(現在の30~50代ぐらいと思われる)をうならせただけでなく、「機動戦士ガンダム」のモビルスーツのデザインや概念などにも影響を与えたとされる。

 しかし、今回の映画版で大型化したのは、どうやら大型バグズと戦うストーリー展開にも関係がありそうだ。なお、マローダーの外観は、今回収録した公式トレーラー映像の終盤にもチラリと登場する。さらに、現在発売中の前売り券を購入すると、3色から選べる「マローダーミニフィギア」がもらえるので、それで確認することも可能だ。


 ストーリーは、バグズとの恒星間戦争が泥沼化し、10年間も続いている時代。ジョニー・リコ大佐が指揮を執る植民惑星のロク・サン防衛基地に、オマール・アノーキ将軍(スティーヴン・ホーガン)が、リコの旧知の間柄であるディックス・ハウザー将軍(ボリス・コドジョー)やローラ・ベック大尉(ジョリーン・ブラロック)らを帯同して視察に訪れる。

 しかし、リコたちが再会を喜ぶのも束の間、バグズが襲撃。基地は防御壁を突破され、ヴォリアー・バグ、爆弾バグ、スコーピオン・バグの容赦ない攻撃で惨状と化してしまう。ハウザーはアノーキとローラを宇宙戦艦ジェロニモで脱出させることに成功するも、戦艦は撃沈。アノーキとローラを含む6名の乗る救命ポッドは、バグズの潜む惑星OM-1に不時着してしまうのであった。

 一方、ロク・サン基地は壊滅し、地球に帰還したリコはその責任を取らされて絞首刑の判決を下されてしまう。しかし、ハウザーによって助けられ、アノーキらの救出のためにスペシャル・ユニットを率いることに。スペシャル・ユニットに託されたのは、新兵器マローダー。そしてOM-1でリコたちを待っていたのは、超大型バグズ「ベヘメコーティル」。バグズとの最終決戦の火ぶたが切って落とされた……!


マローダーのリアビューのCG リコが指揮するロク・サン防衛基地を舞台に死闘が展開 登場人物。左からローラ・ベック大尉、ディックス・ハウザー将軍、リンク・マニオン(リコの部下)、オマール・アノーキ総司令官、ジョニー・リコ大佐

後半は惑星OM-1での死闘が展開 【動画】公式トレーラー映像

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URL
  スターシップ・トゥルーパーズ3公式サイト
  http://starship3.jp/


( 編集部 )
2008/05/14 17:41

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