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ディズニー、トイロボット市場に参入
~空飛ぶ妖精やプログラム可能なトイロボットを発売予定


 4月30日(米国現地時間)、Disney Consumer Productsは、Pixar Animation Studios、Thinkway Toys、WowWeeと共同で、ロボットトイを開発し市場に参入すると発表した。喋ったりダンスしたり、飛んだり、コマンドで操作したりモーショントラックができるという。

 まずはディズニーとピクサーが製作し、アメリカでは6月末、日本では12月に公開される予定のフルCG長編アニメーション映画『WALL・E/ウォーリー』に登場するロボット「WALL・E」をモチーフにしたロボットや、妖精「ティンカーベル」のロボットなどを発売する予定だ。

 ダンシングスピーカーロボットの「iDance WALL・E」は6月発売を予定している。またさらに機能を上げてプログラムできる「Ultimate WALL・E」と、リモートコントロールで操作できる空飛ぶティンカーベルは秋に発売される。

 「WALL・E」シリーズは、カナダ・トロントに拠点を置くThinkway Toys社とのコラボレーションで、カリフォルニアのSan Mateo Fairgroundsで5月3日~4日に開催されるマーケットフェアでデビューする予定だ。

 6月に登場する「iDance WALL・E」は喋ったり、目を動かすことができる。オーディオジャックを経由してiPodやMP3プレイヤーを接続できる。価格は24.99ドル。

 秋の発売を予定する「Ultimate WALL・E」は10個のモーターを持ち、アニメーションのように生き生きとした動きができるという。プログラミングは子どもでも容易にできるようにタッチプログラミングシステムが用いられる。音声駆動や人間についていくモードを持ち、たとえば部屋に人が入ってくるとそれを検知することができる。USB端子を持ち、MP3を再生できる。価格は189.99ドル。

 また優雅に空を飛ぶことができるというリモコンの「ティンカーベル」はWowWee社とのコラボレーションだ。リモコンは子どもの手に合わせて花の棒の形にデザインされている。ティンカーベルの高さやスピードを簡単にコントロールでき、自在に高く飛び上がったり、滑降したりできるという。軽量かつ壊れにくく作られている。

 WowWee社はトンボのラジコンで「TIME」誌から2007年に「今年もっとも優れた発明」賞も獲得している。ティンカーベルはそれと同様の羽根を使うことで「より若い少女たちの手に魔法をもたらす」。価格は39.99ドルを予定している。

 リリースでは、ディズニーはディズニーランドなどで見られる音楽と同期させて動く「Audio-Animatronics」という技術やエンターテイメント用途のロボット分野では1960年代からのパイオニアであると述べている。

 Disney Consumer ProductsのTechnology & Innovation部門副代表のChris Heatherly氏は、「私たちは皆さんの家庭にディズニーの技術と経験をもたらせるようになったことに興奮している。ロボティクスにはキャラクターにとてもリアルで新しいやり方で生命をもたらせるものとして大きな期待を抱いている。子ども達が私たちのキャラクターとインタラクションして学んだり遊んだりすることで家族を一人増やせるなら、私たちには本当にマジカルな何かができるということだ」と語っている。


URL
  ディズニー
  http://home.disney.co.jp
  ニュースリリース(英文)
  https://licensing.disney.com/Home/display.jsp?contentId=449658&forPrint=false&language=ja&preview=false&imageShow=0&pressRoom=US&translationOf=null®ion=0&ccPK=null


( 編集部 )
2008/05/02 14:30

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