三井造船株式会社は25日、水中ロボット「Mitsui RTV. N-100EX」を静岡県の浜松市消防本部へ納入した。
従来機に比べて、大幅に操縦者支援機能を強化した機種。操縦者の負荷を軽減するため、ソーナートラッキング機能、自動方位保持、自動深度保持、自動ロール角水平保持、自動トリム角保持などの自動操縦モードを搭載する。
また、小型マニピュレータ、超音波探査ソーナーも搭載。マニピュレータの先端部は水難者の衣服を掴みやすい構造で、従来型と比較して強度・把持力が強化されているという。超音波ソーナーは半径100mの走査が可能で、前述のソーナートラッキング機能と合わせて、効率的な活動ができるという。水温計も搭載する。これらの機能により、海底に沈んだ車両や水難事故の行方不明者救助に使用される。
使用可能深度は150m。本体サイズは540×1,210×540mm(幅×奥行き×高さ)、重量約45kg(空中重量)。速力は約2.7ノット(マニピュレータ搭載時(最大前進・最大潜行、静水時))。
同社はこれまで300台の小型汎用水中ロボットの製造実績があるという。
■URL
三井造船
http://www.mes.co.jp/
ニュースリリース
http://www.mes.co.jp/press/2008/20080324.html
( 清宮信志 )
2008/03/26 00:02
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