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松下、新アルカリ電池「EVOLTA」を発表
〜長持ちをアピールする「化身」ロボットも開発予定


 1月15日、松下電器産業株式会社は新・乾電池「EVOLTA(エボルタ)」を4月26日に発売すると記者発表を行なった。「EVOLTA」は単1形〜単4形のアルカリ乾電池で、業界最長となる10年間の長期保存が可能な電池。なかでも単3形は同社によれば「世界NO.1長もち」を実現したという。

 価格はオープンプライスで、予想実勢価格は単1形2本が570円前後、単2形2本パックが420円前後、単3形4本パックが590円前後、単4形4本パックが590円前後と予想されている。

 正極材料として純度の高い新二酸化マンガンを採用し、反応性を高めた。新開発のオキシ水酸化チタンを添加することにより、二酸化マンガンの内部にまで反応を促進させることが可能になり、二酸化マンガンの能力を最大限引き出すことが可能になったという。負極材料には亜鉛の粒を小さくして微粉粒子を増やすことで表面積を増し、反応性をアップさせた。亜鉛粉末の腐食を防止する添加剤も新規に開発したインヒビターを採用した。

 また新ナイロン樹脂材料で薄くても強度を保てる新形状のガスケットの開発と、強度の上がった新封止技術により、使用推奨期限も業界最長の10年を実現した。

 「EVOLTA」というネーミングは進化を意味する「evolution」と、電圧、そして満ち溢れようとする力を意味する「voltage」に由来する。

 松下電池工業株式会社一次電池社社長の黒河満氏は、電池産業と同社の動向について述べた。アルカリ乾電池は年8%の成長、日本は85%がアルカリ乾電池となっているが、欧州やアジアを見ると、世界的にはまだまだ成長の余地がある。松下電池工業では機器動向を先取りした電池の開発を基本の考え方としているという。

 現在はデジタル機器も省電力化が進み、乾電池へのシフトが起こっており、また乾電池には長持ちし、使いたいときにいつでも使えることが望まれているという。


松下電池工業株式会社一次電池社社長 黒河満氏 電池の適用領域の変化 これまでの電池よりも「EVOLTA」は長持ちする

ギネスに認定された 価格はこれまでの電池よりも少し高め

広報用の新型ロボット「EVOLTA」製作も発表

 発表会では、「EVOLTA」は単3形で世界ナンバー1長持ちを実現した乾電池として、ギネスワールドレコーズジャパン社長のフランク・フォーリー氏から認定書が送られた。

 これまで松下ではオキシライド乾電池の発表以来、有人飛行機そのほかにオキシライド乾電池を適用するコマーシャルを打つことで、大いに知名度を上げてきた。今回、EVOLTAの新チャレンジの一つとして、ロボットデザイナーの高橋智隆氏がデザイン・設計を行なう小型の人型ロボットを製作することが発表された。電源にEVOLTAを採用する。

 高橋智隆氏のところにロボット製作の話が持ちかけられたのは昨年秋頃だったとのこと。高橋氏は「ロボット開発においては電源は重要。あたらしい電池ができたときいて興味を持ちました。いままではリチウムポリマーを主に使ってきたが、今回あたらしい電池が生まれて、特徴を最大限引き出せるような設計・デザインを手がけていきたいと考えた。ロボットがどこまで進化できるのかも楽しみにしている」と語った。

 乾電池は、電池を必要とする機器がないとパフォーマンスを発揮することができない。「EVOLTA」のパワーとねばり強さをアピールするために多くの候補が今回も検討されたという。

 松下電器産業株式会社コミュニケーショングループ・広報チームチームリーダーの図師和彦氏と同宣伝企画チーム主事の森田全紀氏によれば、最終的にロボットが選ばれた理由は以下の2つ。まず1つ目は、これまでにない新しい電池であることをアピールしたかったということ。もう1つは、電池を使って何かをする、いわば「EVOLTA」の「化身」的存在として、長持ちさを活かして何かに挑戦する様子をアピールしたいと考えたからだという。

 今後、「EVOLTAクン」は世界の名所で活躍する予定だ。なお現在はモックアップの段階で、詳しいスペックは未定。夏前には完成披露されるそうだ。


これまでのオキシライド電池でのアピール EVOLTAクンをアピールする高橋智隆氏 背面には電池を搭載

実際のロボットは、これより大きくなる予定 電池の「化身」という設定

EVOLTAのプロフィール設定 世界各地でさまざまな挑戦を行なうという

 「EVOLTA」のデモンストレーションにはJRのロボットキット「RB2000」も登場し、スクワット運動の耐久力でEVOLTAがねばり強い電池であることをアピールしていた。アルカリ電池だとおよそ380回程度、オキシライド電池で500回程度しか保たないところ、EVOLTAでは650回程度保つという。

 電池がなくなるに従って、実際の人間のようにだんだん足がぷるぷるしてくるRB2000の様子に、報道陣たちも「おおっ」とか「頑張れ」と声を上げながら見入っていた。


電池を使った「RB2000」によるスクワット競争 【動画】実際に電池が切れるまでデモを行なった。EVOLTAを使ったロボットが倒れる瞬間

URL
  松下電器
  http://panasonic.co.jp/
  新アルカリ電池「EVOLTA」
  http://evolta.jp/
  ニュースリリース
  http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080115-1/jn080115-1.html?ref=news


( 森山和道 )
2008/01/16 00:01

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