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グローバックス、名古屋にロボット専門店をオープン
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【 2009/04/20 】
研究者たちの「知りたい」気持ちが直接わかる
~理研一般公開でのロボット
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【やじうまRobot Watch】
巨大な機械の「クモ」2体が横浜市街をパレード!
~横浜開港150周年記念テーマイベント「開国博Y150」プレイベント
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【 2009/04/17 】
第15回総合福祉展「バリアフリー2009」レポート
~ロボットスーツ「HAL」や本田技研工業の歩行アシストも体験できる
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「第12回 ロボットグランプリ」レポート【大道芸コンテスト編】
~自由な発想でつくられた、楽しい大道芸ロボットが集結!
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【 2009/04/16 】
北九州市立大学が「手術用鉗子ロボット」開発
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ROBOSPOTで「第15回 KONDO CUP」が開催
~常勝・トリニティに最強のチャレンジャー現る
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【 2009/04/14 】
大盛況の「とよたこうせんCUP」レポート
~ロボカップにつながるサッカー大会が愛知県豊田市で開催
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和歌山近鉄百貨店にて「ロボットフェスタin和歌山」開催


 2008年1月2日~6日まで、和歌山近鉄百貨店において、「ロボットフェスタin和歌山」が開催された。主催はロボットフェスタin和歌山実行委員会。

 会場には、からくり人形から鉄人28号までさまざまな二足歩行ロボットの展示をはじめ、i-SOBOTやサッカーロボットの操縦体験コーナー、ロボット工作教室などが設けられていた。本稿では、初日の模様をレポートする。


「2007きのくにロボットコンテスト」のデモンストレーション

 会場に設けられた特設ステージで、和歌山県立和歌山工業高等学校が「2007きのくにロボットコンテスト高校生部門」に出場したロボットのデモ競技を披露した。

 和歌山県立和歌山工業高等学校は、2007年12月23日に開催された「2007きのくにロボットコンテスト高校生部門」に3チームが出場し、優勝、3位、5位入賞と好成績を残している。本イベントでは、3年生5人がステージに上がり、3体のロボットの特徴や機能を紹介した。

 デモンストレーションでは、木枠の中にあるペットボトルを自陣の黒いフィールドに運ぶ競技を行なった。


大会で優勝したロボット。アームでペットボトルを掴むだけではなく、本体に取り込む機能も持っている サソリをモチーフにしたロボット。大会では5位だったが、今回のデモ競技は圧勝していた 和歌山県立和歌山工業高等学校 3年生メンバー

二足歩行ロボットのデモンストレーション

ロボットフォース代表 岩気裕司氏。司会とロボット操縦に大活躍
 ロボットフォースが二足歩行ロボットでサッカー競技やバトル、また子ども達による二足歩行ロボット操縦体験を実施した。

 二足歩行ロボットのステージは子ども達に大人気だった。今回は、ロボット達はバトル競技とサッカー競技の両方に出場するため、ロボットのセッティングが厳しくいつもの実力を出せないようすだった。だが、サッカー競技ではヨゴローザ(製作者:ダウト氏)がディフェンスするロボットの頭上を越えるループパスを出すと、ファンタジスタ(製作者:まぼたん氏)がシュートを決め見事な連携プレイで観客を魅了した。子ども達はお気に入りのロボットの名前を叫び、ロボット達に熱い声援を送っていた。

 スーパーロボット操縦体験では、競技に参加した二足歩行ロボットを子ども達が操縦しリング上のバーやコーンなどの障害物を避けながらゴールにあるサイコロを崩す競技を行なった。ロボットを操縦した子ども達は「面白かった」「難しかった」と楽しそうだった。


お笑い芸人ロボット「プッシュくん」。頭にみかんを載せて正月モードで新年のご挨拶 二足歩行ロボット競技を応援する子ども達に配られたロボットカード サッカーでヨゴローザとファンタジスタが大活躍。2得点を決め圧勝した

巫女さんロボットの「アマテラス」は、おみくじを行なっていた 子どもだけでなく、大人の方々もおみくじをひいていたのが正月らしい風景 アマテラスのイラストが可愛い特製おみくじだ。筆者は、小吉だった

スーパーロボット操縦体験で二足歩行ロボットで障害物競走する子ども達 ロボット展示コーナーで、ロボファイトの活動が紹介されていた 控え室では、参加者同士がロボットカードのトレーディングをしていた

「火星探査ロボット研究室」

 子どもの理科離れをなくす会代表の北原達正氏(京都大学総合人間学部講師)は、「宇宙ロボットゼミナール」の講演を行ない、宇宙開発におけるロボットの必要性や現状を説明し、10年後に宇宙で活躍するロボットは今の子ども達が開発すると会場の子ども達に語りかけた。

 その後開催された「火星探査ロボット研究室」には大勢の親子連れが参加した。参加者達はレゴマインドストームを使い、自律動作で動くロボットを製作した。

 北原氏から基本プログラムを教わった後は、「研究室」らしく子ども達が自分で試行錯誤しながら、ロボットのプログラミングを行なっていた。

 最初にスタート地点から月面までまっすぐ進むプログラムを作った後は、方向転換するプログラムを作成。最終目標は、壁に囲まれた中でセンサーを使って動き回るプログラムと、次第に課題は難しくなっていく。誰かが課題をクリアするたびに、「合格!」という大きな声と拍手で子ども達を褒めていた。

 子どもの理科離れをなくす会は、今後、和歌山でも定期的に教室を開催していく予定だという。


子どもの理科離れをなくす会代表の北原達正氏 「火星探査ロボット研究室」に多くの親子連れが参加した ロボットを動かして、プログラムが正しく動くかどうかチェックする

ロボット操縦体験コーナー

 会場内では、ミニサッカーロボットや6軸2足歩行ロボット「ロッポ」の操縦体験も行なわれていた。i-SOBOTの操縦体験コーナーもあり、子どもだけではなく大人も初めて操縦する二足歩行ロボットを楽しんでいた。


操縦体験コーナーにはi-SOBOTも登場した じゃんけんロボット。手にはめたグローブのセンサーがグー・チョキ・パーを判断する

6軸2足歩行ロボット「ロッポ」の操縦体験。サッカーゲームを行なった ミニサッカーロボット操縦体験コーナー

URL
  和歌山近鉄百貨店
  http://www.w-kintetsu.co.jp/
  ロボットフォース
  http://www.robot-force.jp/
  子どもの理科離れをなくす会
  http://e-kagaku.com/


( 三月兎 )
2008/01/08 16:13

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