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会場のクラフトハウス天神
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12月9日、福岡市天神にあるクラフトハウス天神で「第2回YOKAロボまつり」が開催された。これは九州ロボット練習会とクラフトハウス天神の主催による二足歩行ロボットイベントで、「WAKUWAKU enjoyロボットイベント」から名前を変えて2回目となる。
YOKAロボまつりは、ハイトルクのサーボモーターを使わない(基本的には市販機)スタンダートクラスと、制限のないアスリートクラスの2つに分けて参加者を募集。今回はスタンダートクラスに8台、アスリートクラスには3台のロボットがエントリーした。
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クラフトハウスに飾ってあったクリスマス仕様のマノイ。ケープはクラフトハウス製
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YOKAロボまつり会場。普段はクラフトハウスの教室に使われている部屋
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大会前には、アスリートクラスの参加者から指導をする姿も見られた
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スタンダートクラスに参加した8台は、いずれも近藤科学のKHRシリーズ(他の市販ロボットでも構わない)。この8台でバトル大会を開催したのだが、「できるだけ試合経験を積んでほしい」との主催側の意向で「8台のロホットによる総当りリーグ戦」が行なわれた。結果として1台あたり7試合、総試合数28試合のバトル大会となった。試合数が多いので、機体の調整やバッテリの管理なども必要となり、参加者はそれなりに大変だったようだ。
試合自体は、1試合3分で3ダウン獲得すれば勝利となる極めてシンプルなルール。また初心者向けを考慮してスリップによるダウンはカウントされない。リーグ戦は、勝ちが1点、引き分けと負けは勝ち点0。勝ち点の総合で順位が決まる。
スタンダートクラスは基本的にノーマルなKHR機体同士の戦いなので、スピードやパワーの面ではアスリートクラスの機体には劣るが、以前のロボットバトル大会で見られた「転倒の連続で試合にならない」こともなく、うまく機体の位置取りをして相手を倒すモーションを出す試合運びができていて、なかなか白熱した試合となった。
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とりあえず開会式
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スタンダードクラスの対戦表。全部で28試合ある
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バトルの様子。リングはクラフトハウス所有のものだが大きいため、かなり狭く感じる
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ダイナスター3(左) VS かおなしA
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ムーンからダウンを奪ったとら吉α
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リーグ戦の結果
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ダイナスター3(左) VS KHR-Xの3位決定戦。KHR-Xが勝利して3位に
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優勝決定戦のとら吉α VS ダイナスター2
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とら吉αの攻撃を、バンブー横歩きで逃げるダイナスター2。試合は1-0でとら吉αの優勝
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全試合を終えて、とら吉αとダイナスター2が勝ち点4で同点首位となり、優勝決定戦を行なった。その結果、とら吉αが勝利して優勝した。
アスリートクラスには、九州ロボット練習会から成龍、ハウザー、AutomoSandanの3台が参加し、こちらも総当りリーグ戦を繰り広げた。結果はAutomoSandanが2連勝して優勝を決めた。
順位は以下の通り。
・スタンダートクラス
優勝 とら吉α
2位 ダイナスター2
3位 KHR-X
・アスリートクラス
優勝 AutomoSandan
2位 ハウザー
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スタンダードクラスの上位入賞者。左から3位のKHR-X、優勝のとら吉α、2位のダイナスター2
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アスリートクラスのハウザー VS AutomoSandan。両者とも激しく動く
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AutomoSandanは成龍にも勝って、ニ連勝でアスリートクラス優勝
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優勝したAutomoSandanのholypong氏
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YOKAロボまつりはこれからも継続する予定で、次回からスタンダートクラスは「ハイトルクのサーボモーターを5個まで使用可能」とロボファイトSRC部門と同じ規定になることが発表された。
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参加したロボット。右端のスーパーディガーJrはエキシビジョンのみの参加
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ロボットと参加者たち
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■URL
クラフトハウス天神
http://www.crafthouse.jp/
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( 大林憲司 )
2007/12/13 19:47
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